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二重の涙

「あれっ?!
 テーブルの上に
  お団子あったでしょ??」


「りゅうがさっき
 『おっ 美味いっ!』 って
  言うてたで ・・・」

「えっ?! もう食べられたの?
 りゅう~~ 下りてきなさい~!」

買い物から帰ってきて
2階で着替えている間に
私のために買ったお団子が
もうなくなっている ・・・

小学生が和菓子なんか
食うなよ~ 他のお菓子もあるのに
と 泣きたかった ・・・

『順 パート 41歳』 妻の告白

うちには 中学2年生になる
娘のみうを筆頭に
小学生の息子が3人
計4人の子供と あと1人 ・・・

子供以上に子供な大人の
わがままな主人がいます。

河西郁人 44歳

子供のお菓子の取り合いに
時々、参戦したり
ホント 子供っぽい人です。

お菓子の取り合いなら まだいい 

欲しがるくせに
他人には与えない人です。

もう15年以上の付き合いなんで
今更な話しなんですけど

知り合ってから 1度も
誕生日 結婚記念日
バレンタイン クリスマス 等々
祝ってもらったことがありません


去年の暮れ
主人が友達と競馬場に
行きました。
普段は一切ギャンブルを
しない人なんですが
友達に一緒に来てくれと頼まれて

そして ・・・
何て言うんでしょ ・・・ あれ
そうそう ビギナーズラックです

40万円の配当金が当たったのに
家族にはチャリンとも言わさず
自分のものばかり買っていました。

なので、私が
「子供に何か買ってあげたら?」
と 言って やっと
それも 渋々 ・・・
本屋さんに子供を連れて行きました

それでも たかが本です ・・・

しつこく言っても
いつも同じ答えが返ってきます

「子供のためには
 ちゃんとお金を渡している」

そうです
ちゃんと生活費はもらっています
でも、自分のために
使いすぎているのも事実
貯金もしないといけないし ・・・

だから
下の息子が小学校にあがったとき
近くのファミリーレストランで
私も働くことにしました
それが 今から2年前のこと

久しぶりに働いて 気持ち良かった
汗をかくって こんな清清しい気分に
なれるんだと若い頃を思い出しました

働き始めて2ヶ月目のお給料で
主人に少し上等な髭剃りを
買ってあげたんです ・・・ っで

その3ヵ月後が
私の誕生日だったんですけど
何もなかった ・・・

今年の主人の誕生日には
洋服を一式 プレゼントしました。

もし今年も 何もしてくれなかったら
私も主人のために
お金を使うのは一切やめて
貯金にまわそうと思ったんです

すると 主人が

「一応 聞いておくわ
 何が欲しい?」 と ・・・

ああっ 明日 槍が降ってくるわ^^
なんて思いながらも
その気持ちが嬉しかった ・・・

「期待はするなよ」
と 釘を刺されましたけど 一応

「指輪が欲しい」 と言いました。

でも 今年は
主人以外に もうひとり ・・・


「河西さん 考えてくれました?」

「えっ?」

「誕生日プレゼント ・・・
 何がいいのか
  決まったかなと思って」

ここの店長です ・・・

私たちとは違い
本社の正社員の方

粟田慎之介さん 31歳

私より10歳も年下のこの彼に
今年の春ごろから
言い寄られています ・・・


私はこのお店の仕事が楽しくて
仕方がない ・・・ それは

仕事に没頭している間
家庭のことが頭から離れるから

頭の中でこだまする子供の声も
お店では聞こえません ・・・

忙しいお店なのでしんどいですが
やりがいをもって勤めています。

なので ・・・
出来れば店長や 他の従業員の
人たちとも 上手くやっていきたい

この若い店長の誘いを断ったら
どうなるんだろかと不安なんです

もちろん 
プレゼントをもうらうことも
全く考えていません でも ・・・

「お茶でもいいです
 1度、デートしてください ・・・
  河西さんは
   俺の好みの女性なんですっ!」

と ・・・
結構 しつこいめ なんです ・・・


ここは出入りの激しいお店
お客さんだけじゃなく
従業員も ・・・

パートに来ても
やる気がないと長続きしません
それほど 厳しい労働環境なんです

でも 時給がいい 
給料が他店よりもいいんです。
それが魅力

彼の誘いを断って
無視されるようなことが起こっても
それなら耐えられる 
お店を辞めなきゃならないような
いじわるだけは 避けたい
それしか考えていませんでした

そして
私の誕生日がまじかに迫った
9月の初め ・・・

「プレゼントがダメなら
 食事にでも行って
  河西さんの誕生日を
   一緒に祝いたいんですけど
    考えてもらえませんか?」

「誕生日にですか?」

「ええっ そうです」

なぜ彼が
4人も子供がいる人妻を
誕生日の日に食事に誘うのか
これは 私の責任 ・・・

主人に今まで
祝ってもらったことがない とか
そういう類の話しを
何度かしたことがあるんです。

だから 勘違いをされています

主人に全く相手にされない
主婦なんだと ・・・

主人がお金にせこいだけで
別に夫婦関係が悪いわけでは
ありません

私も少し 下心があったんです
可愛がってもらえれば
時給を上げてもらえるとか
他のパートさんよりも
待遇が良くなるんじゃないかと
そう思った ・・・


「誕生日の日はちょっと ・・・」

「分かりました ・・・
 じゃあ~ その次の日は?
  誕生日の次の日ですっ!
   それもお昼にです」

「次の日のお昼ですか ・・・」

「平日やし お店に出勤
 ということにしてもらえれば
  あとはこちらで何とかします
   2人の代わりは 
    俺が用意しておきます
     食事にいきましょう」

お昼 ・・・
というのが味噌でした
お昼ならいいかな と思ったんです。

食事だけ という固い約束を
交わしました。 でないと この方
もう私のことを 抱きたい
とまで 言ってる男性ですから ・・・
    
 
そして 私の誕生日の夜 ・・・


「あなた ・・・^^」

「なんや」

「買ってくれたのかなって^^」

「ないぞ」

「ええっ?」

「期待するなって言うたやろっ」

「だって~」

「ないもんは ないんやっ!」

と 逆切れして
部屋に入ってしまいました ・・・

なんか ・・・ 寂しい ・・・

この時に少しだけ
ホントに極微量の
浮気の匂いが鼻を通り抜けたような
気がしました ・・・

この状態で明日のお昼
あの彼と会うんですから ・・・

※※※

「いいお店ですね」

「イタリアンとか
 俺も久しぶりですよ
  河西さん 綺麗やし
   今まで たくさんの彼氏と
    色んなお店に行ってるだろと
     思って ここにしました」

「いえいえ 私は ・・・」

主人以外の男性を知らない
とは言いませんが ・・・
デートの上手な人や
おしゃれな人はいませんでした
なので
こういうお店にも縁がなかった


「河西さん
 御飯で満腹になる前に ・・・」

「ええっ なんです ・・・?」

「指輪はちょっと
 おこがましいと思って
  ネックレスにしました」

「えええっ~~
 そんな ・・・ 
  私にですか~?」

「ええっ 絶対に
 似合うと思いますよ
  付けてみてください
   鏡も持ってきてます ほらっ」

名の通ったブランド品でした
ケース代で今、私がつけている
ネックレスが買えそうです ・・・

雰囲気のいい
イタリアンレストランでの食事
高級なネックレス ・・・ 

少し ドライブに行きたいと
仰って 色の良い返事をしました

30分ほど走らせて
景色のいい渓流のそばに
車を止められました そこで ・・・

キスをしました ・・・

胸を揉まれるまでは
我慢出来ましたが
服を捲り上げようとしたので

「ここではいイヤ ・・・」
と 言ったんです すると ・・・

地元方面に車を走らせて
1軒目に見つけた
ラブホテルに入りました ・・・

家族のことはすっかり
頭にはなかった その代わりに
私の頭を支配していた思いは

彼とセックスをしてみたい 
でした ・・・


そして ベッドの上で
頭がバカになってしまうほどの
念入りな愛撫をされて
夢中で彼のペニスを咥えました

主人が30代の頃でも
ここまで硬くなかったわと
思えるほどの勃起力と
ペニスの表面に浮かぶ太い血管に
ただただ興奮するばかり ・・・

挿入されたときは
ハッキリとした意識はなく
クリトリスとおま○こと
アナルを刺激された余韻に
浸っている最中でした ・・・

そして 挿入しながらも
クリやアナル
乳首への愛撫は継続して ・・・

「粟田さん ・・・
 あっ~ そんな何ヶ所も
  いっぺんに攻められたら ・・・」

「イヤですか?」

「はぁ~ イヤじゃないけど ・・・」

「じゃ いいんでしょ?」

「でも ・・・ はぁっ~
 気持ちいいっ ・・・ いやっ~!」

おま○こが物凄く熱いんです ・・・

クリの豆をぐりぐりに転がして
私が逝きそうになると 止めるんです

キスをしながら
乳首への愛撫に切り替わる

ねっとりと
舌同士が纏わりつくようなキスに
集中して 酔っていると
さっきよりも強く乳首を摘んできて

それも 先っちょや根元、中間
まんべんなく
乳首全体を愛撫してくれるから
感度が頂点まで上がり
頭がのぼせそうになります

ああっ~ もっとやって欲しい ・・・

もっとして欲しいんだけど 今度は

乳首を温かい口の中に
吸い込まれて ・・・
私の口には指が入ってきました
舌を触ってきたので
必死に追いかけていると

乳首を強く吸いながら
ペニスの角度を変えて
奥の上 ・・・
一番感じるところを
強く擦り始めたんです ・・・

ああっ~ そこはダメ ・・・

「俺のカリがすっごい
 擦れてますよ~ ここほらっ」
と 言いながら 粟田さん

私の唾液で濡れた指を
吸われている もう片方の乳首へ
移動させると ここで ・・・

オーガズムの波が ・・・

気持ち良過ぎて
興奮し過ぎて
耳が一瞬 キーンっとなり
足のつまさきから
上がって来たんです

おへそを超えた辺りが限界でした

「あっ~ もうダメ 逝く ・・・」

すると 粟田さん
素早く体を起こして
私の股を豪快に割ると
腰を振るスピードを上げて
クリトリスの豆を
親指の腹で回したんです。 すると

おへそに来ていた波が頭まで
一気に突き上がって来て

「ああっ! ダメっ~~~
 いやっ! 逝くぅぅぅ~~~!!」



この日のタイムリミットは3時でした
セックスが終わると
粟田さんに家の近くまで
送ってもらい また最後に
お別れのキスを ・・・

そして その日の夜のこと

「これっ」

「何これ?」

主人が私に
小さな箱を渡しました

誕生日プレゼントの
代用品かなんかでしょうか ・・・

では なかった ・・・

れっきとした
私への誕生日プレゼント

指輪が入っていました。 そして

3枚の便箋にびっしりと書かれた
私への手紙を読んで
涙が溢れて
止まりませんでした ・・・

今までの事を謝罪しています
一人っ子の自分の生い立ち
女性経験が少なかったこと
私に対する配慮や思いやりが
欠けていたと ・・・ そして

指輪のことが ・・・

誕生日の昨日
注文していた百貨店に
受け取りに行ったそうです でも
あちらの手違いで
品物が他とすり替わっていたらしく

本店から取り寄せて
愛知のお店で加工するから
明日になると言われた主人が

今日のお昼
車で愛知まで走って
加工が終わるのを待っていたそうです

往復で300kmの道のり ・・・


私が流す涙には
2つの理由がありました

1日でも早く
私に渡したいという
主人の気持ちに対する涙
もう ひとつは 
主人を裏切ってしまった涙です

何百キロも離れた所まで
車を走らせていたとき 私は ・・・

他の男性のペニスを咥えてました
硬いペニスだと悦んでいました
乳首も摘まれて
泣いて よがっていたんです
その硬いペニスで
何度も逝かされて 
帰り際には
家の近くでキスまでしていました


昨日にそのことを知っていれば
ドライブまで行くことはなかった
というのは誤り ・・・
多分、行ったと思います ただ、

セックスまでしたかどうかは

分かりません ・・・


今は彼と続ける気持ちが
消滅しました

こんなに重い涙はもう

流したくないから ・・・


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