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社長とわたし ~夫を忘れた500日~

「まほ君?なんとかなるからね?
 気を落とさず頑張ってやっていこう」

「すみません ・・・」

「役所のほうはまだかな?」

「はぁ~ 今度行ってみようと思います」

「母子家庭だと認定さえされれば ・・・
 僕の同級生が役所にいるから聞いといてあげるよ」

「助かります~
 本当に何から何までお世話になって ・・・」

「まほ君はうちのお店のマドンナだから
 いてもらわないと困るのはこっちなんだ!」

「あぁ~ 社長~ ・・・」

「淋しいだろ?」

「明日のシフトは ・・・」

「明日のシフトなんかどうだっていい
 4ヶ月も音沙汰ナシだと心が壊れそうになってないか?」

「はぁ~ ・・・」

「時々、お宅にお邪魔しても構わないかな?」

「ええ、よろしくお願いします ・・・」


【真鳳 パート 32歳】 妻の告白


2年前、
出産まじかの私をおいて蒸発した夫、谷村将喜(35歳)
家を出た原因は社内での確執です
高校を卒業後すぐに水産加工会社へ就職した夫
社長は夫の実父
当然のように次期社長のポストを睨みながら
部長という役職を懸命に励んでいましたが
義父の妾の息子さんが突如現れ、状況が一変します

なんと義父は夫ではなく、
東京の大学を出た妾の子供を
社長にしてしまいました

あとで知ったことなんですけど
妾の長男さんのほうが7歳年上なので
夫が40歳になるまでの
身内への配慮による人事だったそうです

しかし、
そのことを聞かされてなかった夫は ・・・



「うわっ、お店で出すより豪勢な中華料理!」

「真似ただけです 社長のお口に合うかどうか ・・・」


夫の失踪後、半年が過ぎたころから
我が家へよく訪問されるようになったこちらの男性
大橋哲也さん 46歳 既婚
私がパート勤めしている高級中華料理店のオーナーです

最初は夫のこと、パートのこと、子供のことなど
相談事を会話するのみでしたが、そのうち
夕食をご一緒するようになり
お酒を飲んだり、ドラマを観たり、ついには ・・・

「まほ君、今日もお風呂よばれて帰るわ」

「あっ、もう沸いてると思います」

入浴まで ・・・

家庭を持っておられる方ですが
元々、お店での残業が多く
仮眠室で寝泊りされていたことも知っていた私は
うちで体が休まるならどうぞ、という気持ちだった
それは ・・・
心底頼れる人がこの人しかいなかったから ・・・

「まほ君、風呂で考えたんだけど
 ご主人に似た人を見かけたという情報 千葉だよね?」

「ええ、会社に入ってすぐ 修行という名目で
 叔父様がやっておられた千葉県の会社へ二年ほど」

「僕と一緒に行ってみるか?」

「いいです ・・・
 社長の気持ちは凄く嬉しいんですが
  もうあの人は帰ってこない気がしてるんです」

「そっか、それなら うん ・・・
 でもまほ君?今日はひとりにさせたくないな~」

「淋しそうですか?」

「支える側の僕がいつも、まほ君に支えてもらってる
 君の気持ちを聞いた以上、ほっておけないよ」

「半年経ちましたもんね ・・・
 一部屋空けますから仮眠室代わりに使ってください」

「泊ってもいいんだね?」

「でも、襲うのはナシですよ?(笑)」

笑顔で社長に話したその先には
襲われても仕方がないという女心が半分
だって、私への好意は
痛いほど突き刺さっていましたから ・・・


「あぁん~ 社長~ ・・・」

「こっちも痛いほど突き刺さってるか?!」

「全然痛くない!気持ちいい~~ ・・・」

「好意はバレるものなんだね」

「でないとあんなに親切にしてくれないでしょ ・・・」

「うん!入店当時から狙ってたよ?!綺麗な美人妻を!」

「ああん!当たるぅ~ はぁ~ 気持ちいい~~!!」


頼れる人がこの人しか ・・・ 
と言いましたが、そうなんです
夫の家族や会社の人たちは
失踪直後に数回来られただけで
警察へ捜索願を届けたあとは知らんぷりでした
それは多分、人望問題
単にあのひとが好かれていなかったためだと
妻の私はそう考えています
勝気な夫がそんなところへ戻ってくるはずがない

しかし、この読みが
ものの見事にハズれてしまいます ・・・


「屋根裏?!この家の屋根裏ってこと??」

主人
「当たり前やろ?
 他人の屋根裏に潜んでたら泥棒やないか」

「いつから?」

「なんか顔が真っ青になってきたぞ?
 俺に屋根裏から見られてヤバいことでもしてたんか?」

「いつからよ ・・・」

「4ヶ月ほど経った時、気が変わって ・・・」

戻って来ていたんです 主人が ・・・
しかも、我が家の屋根裏に住んでいたんです!

最初の4ヶ月はやはり千葉県にいたそうで
目撃情報は事実でした
しかし気変わりした主人が自宅まで戻ってきた
そのとき ・・・

「家の前でお前が電話してるのを聞いた
 相手はおそらく社長、お待ちしていますと言うたし
  屋根裏に潜んで俺もお待ちしてたんや」

「じゃあ、全部 ・・・」

「戻ってからやし、一年半くらいか?全部見てた
 あの初日だけやったな貞操を守ってたんは」

「どうすれば良かったの?!
 どんな気持ちであなたを待ってたと思うの?」

「気持ちは社長に向いてたやろ?俺のことなんか忘れて」

「はぁ?!出産の時も母が忙しく
 私ひとりやったんやで?!」

「そのことは申し訳ないとホンマに思ってる
 でも俺がちゃんと!我が子の様子を見てやってた!」

「何を?!見てやったとか
 わけのわからないことを言ってるの?!」

「3ヶ月ほど前かな~ 寝室で泣いてたときや」

「それのなにをどうしたん??」

「社長はまだ良識のある人やないか?
 子供が泣いてるのにかまへんのかってお前に聞いたけど
  当のお前は大丈夫と言いながら
   社長のチンポに跨ったまま腰を振り続けてたわ」

「はぁ~ ・・・ ・・・」

「ビックリした ・・・
 まほ?お前、あんなにイクんやな?!」

「そういう話しはまた別のときに ・・・」

「社長がここに泊まり始めて2ヶ月は数えてた
 今日は一回、二回やった、三回もイキよったって
  でもそのうち数えきれんほどイキ出してヤメたんや」

「家を出たのも私を見張るための自演だと思ってしまう
 この家を平屋に建てたことも全て ・・・」

「自演で一年半も屋根裏に住めんぞ?
 お前の行動言動が楽しくて降りる機会を逃しただけ」

「っで?どうするの?裁判でもする?
 あなたの一方的な蒸発と私の不貞行為で親権を争う?」

「いや、千葉に戻るわ 離婚届は後で郵送する」

「女性でもいるの?」

「お前の太ももに手を置いて 淋しいだろ?って
 社長が寄り添ったとき、その手をハネて
  頑張りますとかなんか、言って欲しかった」

「あの時は受け入れてなかったわ」
 
「社長の次の、お宅にお邪魔しても構わないか?
 これも手をよけず、お願いしますなんて吐いたら
  男は誰でも!OKサインと取るやろう?!」

「うん、私もごめん
 でも、何を話しても平行線やわ 離婚届待ってます」



これがつい、ひと月ほど前のこと

夫のことは義父にだけ話しました
でも会社に戻る気がないならあとは夫婦の問題だと言われ
他の人には一切公言していません
つまり、この方にも ・・・

「ケーキ??今日はなにかあったっけ?」

「今日は特別な日です 社長と私が ・・・」

「抱き合った日から500日?チョコに500と書いてある」

「正解wさすが社長 勘が良い」


夫からは何も届いてません
千葉に帰ったのかもわからない もしかすると!
また屋根裏に潜んだのかも知れないと思い
私が留守の間に降りてきて、お腹を満たせるよう
いつも冷蔵庫にあの人の好きなハムやソーセージ
チンするだけで食べられるものを備蓄
私も食べているのでいちいち気にはしてませんが
減ってるように思うから
夫への愛情は伝わっていると信じたい ・・・


「ああん~ 社長~ ・・・」

「ケーキより美味しい乳首ってあるんだね?!」

「はぁ~ もっと吸ってぇ~ ・・・」

「おまんこは?!記念日を謳歌してるかなッ?!」

「ああぁ~~ ヤバい!主人より硬いわ!!」

「じゃあもっと ・・・」

【ドンっ!!】

「なんの音や?!まほ君?」

「はぁ~ なんでしょ~ ・・・」

「二階に誰かいるのか??」

「うちは平屋ですよ?二階なんてありません」

「でも凄い音がした ・・・」

「大きなネズミかも知れませんね それより社長?
 そこぉ~ 入り口の浅いところ ・・・」

「好きだよね ここを当てるとすぐにイっちゃう!」


すぐにイっちゃうところを
主人に見せつけてやりたい気持ちでした
その天井の向こうに!あなたがいると思うから
最高で特別な
500日記念セックスになりましたと ・・・


「ああん~ ダメ ヤバい~ ・・・」

「亀頭が擦れて痛くない?」

「大丈夫!気持ちいい~ もっとやってぇ~?!」

「ご主人より硬いと言った瞬間に音がしたね?」

「もう鳴りませんよ ・・・」 きっと ・・・

クライマックスだから主人も集中して覗いてるでしょう

「ああぁ~ 社長~ 気持ちいい~~ ・・・」

「僕も気持ちいいよ?!まほっ?!」

「はぁ~ ダメ!ホントに逝きそう ・・・」

「ご主人もここを擦ってイかせてくれたの?!」

「主人で逝ったことはないわ!!」

「じゃあ!まほを本気で愛してるのは?!」

「社長だけ!!私も愛してる!大好きっ!!」

「まほッ?!」

「ああんダメ!!主人の100倍気持ちいい~~!!
 もっと!!社長?!イヤ!逝っちゃう!!」

「まほッ?!愛してるよ?!」

「あっ!逝く!!好き!社長!!大好き!!!!
 イヤ!逝く!!ああっ~~ 気持ちいい~~~!!!」



///// ///// ///// ///// /////



「まほっ おはよう(チュっ!)」

「おはようございます 朝ご飯はどうされます?」

「あー ケーキが半分余ってたよね それでいいよ?」

「お仕事するのにケーキでいいんですか?」

「お腹の足しにはなる」

「わかりました ・・・ あっ、でも ・・・」

「どうした?」

「冷蔵庫に入れてたケーキが ・・・」


無くなっていました ・・・


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