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狼中年

「それ ・・・」

「はっ?」

「あんたの ・・・ それ ・・・」

「どうかされましたか?」

「あんたの それが ・・・
 うぅっ ・・・ はぁ ・・・」

「えっ ・・・?」

『さとみ 主婦 27歳』 妻の告白

「これ? 携帯ですか??」

「そぉ ・・・ はぁ はぁ ・・・」

「どうしよ ・・・
 駅員さん 呼びましょうか?」

「いや この駅出たら
 すぐに俺の家が ・・・
  ちょっと肩を ・・・ はぁ」


私に助けを求めてきた彼は
田原充 当時27歳

現実に起こりうる可能性と
こんなこと本当にあるの?と思う
非現実的な狭間に落下したら
彼がいた ・・・
そんな奇妙な出会いでした ・・・

電車の中で携帯を見ていたら
あんたのそれが原因で
しんどくなってきたと言われ
駅員さんを呼ばず 近くの自宅まで
運んで欲しいと ・・・

私の脳裏に浮かんだのは
訴えられる ・・・
裁判 ・・・
捕まってしまう? などなど
とりあえず助けないといけない


当時、19歳の私
毎日、短大へ通うため
いつも同じ電車に5駅ほど乗ります

そして 私が乗った駅の
次の駅で乗り込んでくるのが
彼でした。 毎日だったし
顔は知っていた ・・・

背が高くて ハンサムな人
まさか こんな若いイケメンが
心臓にペースメーカーを
入れていたなんて ・・・

いらぬ先入観と
車内でのマナー違反を
猛省しました ・・・

「ここ ・・・」

駅から5分ほど歩いたところ
2階建てのアパートの1階の端部屋

肩を貸したのは玄関まで
そして 部屋に招かれました

あとのことを考えると
無視して帰るわけにも行かず
様子見 ・・・ カラダに
どれくらいの支障を
きたしてしまったのか
それを聞いておかないと安心できない

「大丈夫ですか?
 本当にすみませんでした」

「いえいえ 家に戻ると
 落ち着くから もう大丈夫」


どこに住んでるの?とか
学生さん? とか
それほど突っ込んではないけど
ほどほどにライトな会話を
数十分ほどしてから 部屋を出て
いつも通りに学校へ行きました。

それから 毎日電車の中でも
話すようになり たまに
部屋に招かれて お茶をご馳走に
なったり するようになったんです。

私には彼氏がいました ・・・
のちに私の主人となる人
島田亮一 27歳
同じ高校で 3年生の時から
交際を始めた彼氏です。

当時、主人にも電車の中で起きた
出来事や田原さんの話しも
していました。 でも ・・・

お宅に招かれていることは
一切話していません ・・・

初めて肩を貸してあげたあの日から
1ヶ月が経ったころ ・・・
田原さんのお宅で
男女の関係になったんです ・・・

と 言っても 愛撫のみ ・・・

「さとみちゃん 彼氏がいるんやろ?
 安心して ・・・ 俺 激しい運動が
  出来ないし 最後までは
   無理やから ・・・」

これが口説き文句なのかどうか
それは私にはわかりません
でも 彼氏とは違う 年上男性の
優しさに つい ・・・

キスをして 体に舌を這わせて
最後にはアソコ ・・・
おま○こやクリトリスを舐めてくれます
それも たっぷりと時間をかけて

おま○こを舐めるのが好きだと
田原さんは言うんです ・・・

最初は
彼氏では味わえないその舌技に
身悶えていました。 でも
徐々に慣れてくると ポテチを食べて
テレビを観ながらでも 快感を
貪れる状況にまでなり ・・・
それも田原さんがすすめたこと

「テレビでも観ながら
 くつろいだ状態で
  感じてくれたらいいよ」 と ・・・

でも これが結果的には
病み付きになってしまうんです ・・・


彼氏とするエッチは挿入がメイン
愛撫はほとんどありません ・・・

でも、私は挿入も欲しい ・・・
愛撫だけでは嫌 ・・・
だから 彼氏と田原さんを上手く
使い分けていたんでしょうか ・・・

彼氏に硬い棒で散々に突いてもらった
次の日は必ず田原さんちにお邪魔して
1時間以上かけて たっぷりと
おま○こやクリトリスを舐めてもらう

これが就職してからも
ずっと 続きました ・・・

会社へ行くのも同じ路線
ほぼ 学生の頃と同じ時間帯の
電車に乗っていました

でも ある日 ・・・

田原さんが 知らぬ女性に
肩を担がれて 電車を降りていく光景を
目撃します ・・・

彼はコンビニなので販売される
食品を真夜中に作る作業を
していました。 なので
昼間はほとんど家にいる人

社会人になってから
私が昼間に覗く回数が減ったので
よその女性へ気が移ってしまったのか

と いうよりもっ! あれは作戦?!
ペースメーカー云々は嘘だったの?
女性をナンパする目的で
しんどい演技をして肩を貸してくれと
言っているのでしょうか ・・・

真相を知るために休みの日
田原さんちに行きました そして
問い詰めると ・・・

「ペースメーカーを
 入れているのは本当 ・・・
  でも しんどくなったのは嘘」
   ごめん さとみちゃん」

もう何年も
彼氏と二股をかけている男性です
今さら 本当のことを聞いても
それほど傷つきはしませんけど

「他の女性のアソコを舐めた舌で
 私を愛撫するなんて イヤッ
  今の状況を続けるなら
   私はもう2度と来ません」
と 言いました すると ・・・

「約束する さとみちゃん以外の
 女性には手を出さないよ ・・・」

二股をかけておいて
よくもこんなことが言えたな~
と 自分自身に感心していましたが
手口が不純過ぎるし ある意味詐欺
それも 止めたかった ・・・
騙される女性は私だけでいい。

でも そんな生活にも
ピリオドを打つ時がやってきました
本命彼氏との結婚です ・・・

今の職場に不満を持っていた私は
早めの結婚を前々から
彼に打診していました。 そして
24歳の秋に式を挙げて入籍
同時に退社しました。


ハネムーンから帰ってきて
3日後くらいに 田原さんちに行き

もう関係をやめたいと言います ・・・

「俺はええけど さとみちゃん
 やめられるか? 俺の愛撫が
 なくなっても 平気 ・・・?」
と 何度も念を押されて ・・・

「最後にやって欲しい」 
と お願いをしてしまいました ・・・

気持ちよかった ・・・
この時は久しぶりだったんです
新婚旅行で挿入だけの毎日
少々 うんざりしていたんです。

結局 ・・・
この日が最後にはならなかった
やっぱり 私が田原さんを
切れませんでした ・・・

でも 結婚して 新居に移って
しかも 退社もしたので あの
路線の電車に乗ることはほとんどなく
田原さんちも 遠くなり
どんどん お宅に伺う回数が
減っていったのは事実 ・・・

それでも 月に1度は田原さんちに
お邪魔して いつものように
愛撫生活を続けていましたが

どうも ・・・
私以外の女性が来ている雰囲気

落ちている髪の毛 部屋の匂い
忘れていったのか 女性モノのピアス
などなど ・・・
もう 私も既婚者
独身男性を問い詰めることはしません

月1が月3になり 半年になり 

今年の春でした ・・・
お宅へ伺うと 鍵がかかっていて不在
たまたま出てこられた 隣の住人に
尋ねてみると 
もう2ヶ月ほど 姿を見ませんけど
と ・・・

私は
田原さんが下りる
最寄りの駅に行き 
駅員さんにも聞いてみました
すると ・・・

「あの人ね ・・・
 車内でナンパしてた人でしょ?」

「あぁ ・・・ 多分 ・・・」

「3ヶ月前に車内で具合が悪くなって
 助けを求めてたらしいけど
  誰も相手にしなくて ・・・
   そこの ホームのトイレで
    倒れていたんですよ」

「っで? どうなったんですか?」

「救急車で運ばれましたけど
 そのあとのことは知りません
  もうそれ以来 顔を見ませんね」

「そうですか ・・・」


これ以上 調べる術もないし
調べる必要も 私にはない ・・・
どこかで元気にしていてくれたら
それでいいと思う。

ただ ・・・
私のカラダが片時も忘れない
あの 田原さんの舌技は
いつか どこかのタイミングで
必要になってくると思う ・・・

もうすでに主人のセックスには
飽きがきている。 ただ ・・・

エッチをしたい男性を探すのは
簡単だけど 愛撫が超絶に上手い
人を見つけるのは難しいでしょう

やっぱり
田原さんを見つけるほうが
早いのかな なんて
思ったりもする
人肌 ・・・ いえ
舌技が恋しくなる秋の夕暮れでした


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