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Kiss Me ~あなたへと繋がる道~

「ユリかな?」

「あ~ みっちゃん 帰ってきたんか?」

「うん^^ いつもの ・・・
 綺麗な花やね おばちゃん」

「ひかるがカナダに行く前やし
 もう三年も生きてる ・・・
  リリーっていうユリの仲間らしい」

「あっそうなんや ・・・
 ひかる君が居ないと寂しくない?」

「まあまだ体が動くさかいな
 暇つぶしはいくらでも出来る^^」

「五年近く会ってないような気がするわ」

「ひかるとか?
 そうそう この前連絡があったとき
  みっちゃんのこと話してたよ?
   似たような人を見たとかなんとか」

「へぇ~ 久しぶりに会いたいな~^^」

ひかる君とは
ある出来事を私と共有している人
そして ・・・
いくつになっても
私をお姉ちゃんと呼んでくれる男の子

『道(みち) 主婦 53歳』 妻の告白


ここは京都にある私の実家
と言っても 住みだしたのは高校からで
15歳までは東京で暮らしていました。

両親の離婚を機に母の故郷である京都へ
弟たちと私と母とで引っ越して来たんですが
すぐに住む所がなくて
ここは 母の叔母から借りていた家
その叔母も亡くなってしまい 今現在は
親族を代表して私が管理をしています。

大工をしている主人(岸本あつし 56歳)が
「たまに行って風を通して来い」
と言うもんですから こうして
月に二度ほど足を運んでいます。

そして
今、私と話していたのが
隣にお住まいの小坂さんのおばちゃん
こちらもうちと同じく母子家庭でした。
ひかる君という息子さんがいるんですけど
今は海外の日本語学校で
臨時教師として働いておられます。

そのひかる君を上手く利用していたのが
私の弟たち 悪がき三人トリオ ・・・

自分の部屋が欲しくて
短大へ入学したと同時に
近所のアパートで一人暮らしを始めた私
毎日、ドーナツ屋さんでアルバイトをして
お金を稼いでいたんですけど
それを知ってる弟たちが
一番年下のひかる君を使って 私から
お小遣いをせびっていました ・・・

「どうしたの? ひかる君 今日はなに?」

ひかる
「欲しいラジコンがあって ・・・」

「ラジコン?ひかる君が欲しいの?」

「うん ・・・」

「嘘でしょ~^^?
 ま~た 弟たちに頼まれたのね~?」

「うん ・・・^^」

「正直でよろしい^^」

こんな感じだった
今思い出しても笑えてきます^^

そして
ある出来事が起きたのは
それから数年も経ってからのこと
私が29歳 ひかる君がハタチの時だった

24歳あたりから
結婚を前提としたお付き合いを
色んな男性と経験していましたが
どの方とも上手くいかず 
もうこれが最後かも ・・・
と決め込んでいた三十路前の大恋愛
しかしそれも
婚約破棄という形で終わってしまいます
その理由は家柄 ・・・

そんなの交際中に分かる事でしょ~?!
と 声を荒げるのも心の中だけ
人生で一番ドン底にいたそのとき
私が住むアパートへ
ひかる君が来たんです ・・・

「なにそれ? 本?」

ひかる
「えっ? あっ うん ・・・」

本ではなく地図でした

ひかる
「お姉ちゃん 凄いこと発見したよ
 これ見て ・・・
  京都のそこの国道から まっすぐ
   東京へ行くと お姉ちゃん達が住んでた
    戸越ってとこに辿り着くで~?」

「どれ~? あっ ほんとだね ・・・」

「道って凄いな 何処でも行ける
 お姉ちゃんの名前やんか~^^?」

「あんまり気に入ってないけどね^^
 それはそうと ・・・
  また なにか頼まれたの~^^?」

「今日はそうじゃない ・・・」

「もしかして ・・・
 弟から私のこと なにか聞いてきた?」

「・・・・・ ・・・・・」

長男は私の婚約破棄のことを
知っていたと思います。 だから ・・・

「励ましに来てくれたのかな~^^?」

「お姉ちゃん ・・・
 道って無限に繋がってるんや
  また絶対 いい人に巡り合えるよ」

「ひかる君 ・・・」

経過を簡単に母親に告げただけで
すぐアパートへこもってしまった私
泣くのも悔しくて
必死に堪えていた最中だったから 思わず
九歳も年下のひかる君に抱きついて

「キスして ・・・」
と 彼の顔を見上げました

ひかる
「キスだけでいいの?」

「うん ・・・」

約5分間、彼の舌を追い掛ける様に
男性の愛情を貪った私 それでも
嫌がる顔ひとつせず
私の髪をなでながら応えてくれた彼
このキスが ・・・
どこの誰よりも 私の魂を揺さぶった
最高の思い出の口づけとなりました


「おばちゃん ・・・
 ひかる君はいつ帰って来るのかな~?」

「次は秋って言うてたわ
 あの子も会いたがってたし
  みっちゃんに連絡してあげよか?」

「うん~ して欲しい^^」

これが今年の夏のこと そして
彼が帰国したのは十一月の初旬

小坂のおばちゃんから連絡があり
その日に向かったんですが ・・・

「ごめん みっちゃん
 三日遅れるってことなんやわ~」

「そぉ~^^ じゃあまた来ます~」

三日後は土曜日
時間にゆとりはあるんですけど ・・・

主人
「この前行ったとこやろ~?」

「里美がこっちに帰って来てて
 どうしても私と二人で話したいって言うし」

「あの家で話すのか?
 寒いぞ~^^? 大丈夫け~」

「大丈夫^^ 遅くなりそうだったら
 ちゃんと連絡入れますから」

「日曜日に達也が
 彼女を連れてくるらしいし
  ちゃんと帰って来いよ?
   俺一人では対応出来ひんぞ~?」

「泊りにはならないわよ~^^」

達也とは大学生の息子のこと
彼女を私たちに合わせるとか
最近の若者では珍しい部類の子です
その息子と
あの時のひかる君が同じ年

友人の名前まで出して
彼に会いに行ったのはやはり
やましい気持ちがあったんでしょうか?

そうです。 ありました いえ
あったかもしれない ・・・

これは清いお話ではありません
愛する夫を裏切った一人の妻の
ノスタルジックストーリー

※※※

「おばちゃんと話してるときに
 ひかる君の話題が出て~^^」

ひかる
「俺もあっちで
 お姉ちゃんにソックリな人を見てな~
  思わず おかんに報告したで^^」

「日本の人?」

「いや ・・・
 多分、現地の白人やわ
  ほらっ お姉ちゃんも色が白くて
   パっと見 外人に見えるやん?」

「そうかな~^^」

この人が小坂ひかる 44歳
海外での仕事が多いため
独身のほうが気楽だと
昔に聞いたことがありましたけど ・・・

「結婚はまだ ・・・?」

ひかる
「まだやな~ 一人のほうが楽やし^^」

最初はどこにでもある
近況報告のようなものでした でも
二時間ほど経つと
二人の話題が昔話へ移行します
地元話や弟たちのこと

そして ・・・

「そうよ~ あの日 ・・・
 彼氏に振られた直後やったしな~^^」

ひかる
「部屋に入った時は
 泣いてるような素振りはなかったけど」

「我慢してたのよ ・・・^^
 でも、まさかひかる君が来るとは
  思ってなくて ・・・」

私たち二人きりだから話せる内容
今で24年も共有している秘密事です。

ひかる
「なつかしいな ・・・^^」

「助けてもらったわ ひかる君に ・・・」

「俺が地図を見せたんやったな~?」

「そぉ~ 東京と京都が繋がってる
 道って凄いな ・・・
  お姉ちゃんの名前やんか~って^^」

「そうや んでそのあと しんみりなったし
 お姉ちゃんが
  弟から何か聞いてきたの?って」

「でも、ひかる君が黙ってたから
 励ましに来てくれたの~^^?
  って 私が言ったんだよね~?」

ひかる
「励ましに行ったつもりはなかった ただ
 お兄ちゃんたちが話してるのを聞いて
  誰かが行ってやらんと って思ったんや」

「そぉ~^^ 嬉しかったよ
 またいい人に巡り合えるよって
  言ってくれたもんね^^?」

「そのあと ・・・
 お姉ちゃんが一瞬うるっとして
  俺に抱きついた ・・・」

「恥ずかしい~^^」

「お姉ちゃん ・・・
 そのあと なんて言うたんやったっけ?」

「なんて言ったかな~^^?」

実家の居間になります
カーペット敷きに小さなコタツだけを置き
そこで彼と話していましたが
そのコタツを少しずらして
私のそばまで近寄ったひかる君 ・・・

ひかる
「お姉ちゃん ・・・
 笑ってごまかさんと なんて言った~?」

「物凄くそばにいるし
 言ったあとが怖いんですけど~^^」

「海外で仕事してる俺がお姉ちゃんと
 こんなに話せる機会 もうないで?
  俺に抱きついて あのとき
   なんて言うたんや? お姉ちゃん」

「うふっ ・・・ ・・・・・」

「なんて言うたか もう一度
 俺の目を見て言うてみいな ・・・」

彼が私の肩を抱き寄せた そのとき

「ひかる君 ・・・
 キスして はぁ~~ ・・・」

二度目です
肩を抱かれた時、キスは覚悟したけど

「お姉ちゃんとのキスの味が
 忘れられへんから 苦しんだで ・・・
  こんなキス お姉ちゃんとしか出来ひん」

「あぁ~ ひかる君~ そこはダメ~」

「あのとき見たかったのに
 お姉ちゃんに止められたしな ・・・」

「ひかる君 それはダメよ はぁ~ はぁ~」

「やっぱり ・・・
 真っ白なおっぱいやんか お姉ちゃん」

「今はフリーじゃないのよ ひかる君~」

「あのときフリーやったけど
 キスだけで終わったやん ・・・
  これは不倫でも浮気でもない
   あの日の続きや お姉ちゃん~」

「あぁ~ はぁ~~」

「唇で挟んで グリグリしたろ ・・・」

「あっ ひかる君
 乳首弱いから ダメだわ はぁん~~」

「ちょっと色は黒いけどな ・・・^^」

「あっ~ そんなこと言うなら しまうよ~?」

「しまいたいんか~?
 こんな事されてんのに~?!」

「あぁ~ 気持ちいい~~」

「お姉ちゃんのおっぱい 美味いわ~」

「はぁん~ こっちも吸って ひかる君~」

淡くて濃厚なキスと
乳首への愛撫だけで落ちちゃいました
でもこれで良かった
彼も言ってたけど 私も
あの時以上のキスに巡り合ってなかったから
懐かしさにどっぷりと浸りたかったんです

「どうや~ お姉ちゃん」

「カリがすごい立派 ・・・」

「ベロベロ舐めて いかついカリにしてくれよ」

「もう~なってるよ ああぁ~~
 ひかる君 気持ちいい それぇ~~」

「デカいクリやし チュウチュウ吸えるで~」

幼い頃から知った仲ですが
恥ずかしさはあまり感じなかった
お互いが求め合っていて
最高の形で再会出来たんだと思います

「あぁ~ 逝きそう ・・・」

「俺のチ○ポはどうやな お姉ちゃん
 もう準備は整ってるんか~?!」

「すっごい硬い ・・・
 美味しいわ~ ひかる君~」

「じゃっ 逝こか ・・・
 (ジュルジュルっ~!!)
  なっ お姉ちゃん これやろ?!」

「あぁ~! 痺れるッ
 気持ちいい~ あっ!ダメ!
  逝くぅ~~~! うわはぁぁ~~!」

シックスナインで簡単に果てるなんて
相性が良過ぎる ・・・

ひかる
「お姉ちゃんと俺といえば キスや
 跨ってキスしながら
  存分にこのチ○ポ 味わい~なッ?」

「はぁ~ 凄い気持ち良かった ・・・
 はぁ~ あっ ・・・
  カリが大きいから ・・・
   ああ~~入った! ひかる君~~」

「乳も吸いたいけど まずキスや ・・・」

「ひかる君が何処にいても
 忘れられないようなキスをして欲しい」

「こんな感じか ・・・」

「そぉ~ あぁ~~」

「二人とも 下が気持ち良過ぎて
 集中出来てへんのちゃうけ~^^?!」

「奥まで刺さってるから
 おかしくなりそう~ うはぁ~~」

「大人のもっとヘビーなキスを ・・・
 お姉ちゃん 舌を巻きつけようやッ」

「あぁ~ ダメ ホントに気持ちいい~~」

「乳首でスッポンしたら
 逝ってしまいそうな顔してるぞ~」

「興奮し過ぎて ダメだわ ・・・」

「腰動かしといてくれよ~
 舌も絡めて乳首も遊んでやるから~」

「あぁ~ ひかる君~
 もっとして欲しいけど それはヤバい」

「お姉ちゃん 春にまた帰ってくるしな」

「あぁ~ 無理 ・・・
 二重に興奮してしまうわ ・・・
  あぁ~ 気持ちいい~~~
   乳首もっと引っ張ってぇ~~~」

「くあっ~~!
 ま○この壁にクウック~と擦れてる!
  最高の振り方やな お姉ちゃん~~」

「あっ これ逝ってしまう ・・・」

「お姉ちゃん キスや ・・・」

「うん~ ・・・
 あっ~ ダメ 気持ち良過ぎる ・・・
  ひかる君 はぁ~ 大好きよ!
   凄い逝ってしまう あっ!
    はぁぁ~ 逝くぅ~~~~~!!」



のぼせました ・・・
上手く逝けなかったら
失神してしまいそうなほど興奮していました

前戯と後戯を入れて
約一時間半のセックス

「ありがとう^^ ひかる君
 十時やし おばちゃん寝てるかな?」

「挨拶か? 今度でええやん
 俺とは春にまた会えるんやろ~?」

「んん~ ・・・^^」

「わかった 深追いはやめとくわ^^
 なんてたって人妻やしね ・・・
  よっしゃ もっかい服脱げや」

「えっ? もう化粧もしたのに~^^」

「今回限りってわかってたら
 もう一発してたわいな~^^」

「じゃあ~
 またいっぱいキスしてくれる~^^?」

「おお~ (チュッ) いっぱいするがな^^」


これ つい先日の話なんです

※※※

その翌日 ・・・

主人
「おいお前らッ 彼女も見たって
 テレビこれ こいつらのお母ちゃんが
  生まれたとこらへんや な~?みち?」

「えっ?テレビ ・・・?
 あ~ うん そう~ 今、写ってる
  その国道沿いにあったマンションに
   15歳まで住んでたのよ~^^」



いくつかの道を歩んだ末に
今の主人と出会い
かわいい子供たちにも恵まれました

でも ・・・
まっすぐ京都へ伸びたこの国道だけは
ひかる君に繋がる道だったかもしれない

そしてこれからも
誰かとキスをしたとき
私は必ず あなたを思い出す ・・・





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