空想クラブ ~俺のマリア~ (1)
このお話しは2部構成になっています
空想クラブ ~俺のマリア~ (1)
空想クラブ ~俺のマリア~ (2)
※全て別窓で開きます。
「なんぼ出すねん?」
「なんぼって ・・・?」
「いくら払うんや? この仕掛けに」
「嫁さんを口説いてもらうのに
こっちがお金を出さなあかんのか?」
「お前 ・・・
きょうびタダで人が動くとおもてんのか?
相手はヤクザみたいな男やぞ?」
「えっ?! どういうこと?
笠井君がやってくれるんと違うの?」
「アホか^^ 俺は振られたんやぞ?
そんな男が口説いたところで
マリアの心は動かへんわ~」
「じゃあ だれ ・・・?
ヤクザみたいな男って ・・・」
「君島やんけ?」
「君島さん ・・・
あの人がどう関係あるの ・・・?」
「君島に振られた腹いせで
マリアは俺んとこにきよったんや?
知らんのか? お前 ・・・」
「知ってるけど ・・・
俺が聞いてたのとは逆 ・・・
君島さんを振ったあと
笠井君のところにって ・・・」
「女の脳みそは神様でも覗けへん
わけのわからん生き物やしな^^」
「いくら払えばいい?」
「君島と俺とで10万。それで手 打つわ」
「わかった 用意する ・・・」
『花村徹 会社員 28歳』 旦那の告白
嘘をつき通すには勇気がいる
もしこの嘘がバレたとき ・・・
どんな仕打ちが俺を待っているのか
そう思うと勢いがあった頃の勇ましさは消え
臆病な自分に戻っていた
あの頃は本当に
自分でも驚くほど勇気があった
この女を自分のものに出来るかどうか
一世一代の賭けに挑んでいたから
※※※
「笠井君たち 元気にしてるかな?」
「なんや~? 元彼が心配か?」
「元彼って ・・・^^
二ヶ月付き合っただけよ?」
「それでも一応は元彼やろ
あっ? 笠井で思い出したわ ・・・
あいつに貸した金
まだ返してもらってへんな~」
「大金なの?」
「いや~ ほんのちょびっと
次みんなで会う機会があったら
倍の金 せしめたるわ^^」
今から4年前 俺、24歳のとき
同じ自動車組み立て工場に勤務していた
「都マリア(現在の妻)」と再会しました。
笠井という男は二人の同僚、年も同じ
妻とは数ヶ月交際したことのある元彼
お金を貸したと言ったけどそんなのは大嘘で
彼がマージャンで負けたツケを
肩代わりさせられたんです
金ズルではないがそれに近い存在
後で返すと言われると断れない
弱い弱い性格の男でした。そんな俺が
工場時代から好きだった妻と再会し
交際に発展するようなチャンスを頂いた
強い男と付き合う女性だから
俺も強くならないとダメだ!と思い
目一杯大きく見せました。その結果!!
二年前にマリアと籍を入れ晴れて夫婦に!
工場機械の製造会社へ転職していた俺と
専業主婦マリアの幸せな生活がスタート
何事もなく二年が経ったように思っていたけど
何かが引っかかる ・・・
半年前のあの夜の
俺の一言が原因で
俺に騙されていた?と ・・・
俺に失望しているんじゃないか?と ・・・
思わずにいられない妻の反応
少し冷たくなったような気がするし
日中、自宅にいない日が増えた
妻
「そうそう いつも目が会ってたわ
水口君や森沢君と ・・・」
「俺とは?」
「あなたは ・・・
どうだったかな~?」
「俺とも目が合ってるハズやで?」
「なんで?」
「食堂のあの席は ・・・」
【マリアを眺める特等席】
同期で入社した俺の友達(同僚)に
水口と森沢という俺に似たおとなしい
声を出してないと
どこにいるのかも気づいてもらえない
そんな仲間がいました。
その三人が三人ともマリアのことが大好き
高嶺の花だった。うちの妻は ・・・
色が白くて美人で
女性の割には背も高くスタイル抜群!
そんなマリアをずっと見続けることが可能な
工場の食堂の とある座席。ひとつだけ。
俺らは三人で
「空想クラブ 俺のマリア」という
誰も知らないクラブを発足させ
毎日交代でそこに座っていたんです
唯一、妻の顔を真正面で ・・・
「見られる場所やったんや~^^」
妻
「へぇ~ ・・・」
「おもしろいやろ^^?
花の、水の、森の ・・・
都三人トリオで都を追いかけてたw」
「あっ そうなんや ・・・」
「なんや? どうした?」
「笠井君たちとは
グループが違ったんやね?」
「あぁ~ 笠井君は ・・・
いやっ あの 笠井やらは
こっちとはつるんでへんかったな~」
思い当たるのはこれしかない ・・・
今冷静に考えると
なんでそんな話をしたんだろ~?
三人で交代して毎日見ていたとか
後で聞けば余計に気持ち悪くなる話を
なぜ自慢げに話してしまったのか
それが俺に足りなかった勇気 ・・・
強い男であり続ける重圧に
負けてしまった瞬間です
そして先日 ・・・
妻
「前に私たちが再会したとき
笠井くんにお金を貸した話 ・・・」
「おおっ おお~ そうや^^
アイツに貸した金 ・・・」
「返してもらった?」
「今度会った時にって言うてたやろ?」
「今度会うよ?」
「えっ? なんで?」
「この前、友達から電話があって
工場時代のみんなで会おうって言ってたし
二人で行くって返事したけど ・・・」
「あっ そうか ・・・^^
ほなっ その時に返してもらったらええな」
やっぱりバレてる ・・・
俺と笠井君の関係性を知ってて
妻は話しているように思えた
計画実行まであと三日 ・・・
笠井
「もう一度確認するけど
お前に実行する勇気があるんか?」
「勇気は~ ・・・」
「もう君島はやる気まんまんや?
アイツが本気で口説いたら
マリアは寝取られるぞ?!」
「わかってる ・・・」
「あとひとつ ・・・
自宅を開放しろな?」
「俺の家?」
「でないとどうやって浮気を探る~?
ホテルに入ってしもたら
二人が出てくるまでなんもわからんぞ?」
「しゃあないな ・・・」
「しゃあないな~?
こっちも骨折ってるんやぞ?
嫌いな君島に頭下げてやったのに?」
「ごめん ・・・
自宅は使ってくれたらいい
その日に合わせて空出張でもするよ」
その日というのは例の飲み会
工場時代のみんなで会おうというイベント
俺は知らなかったけど
すでに笠井くんが仕掛けたものでした。
妻には行くと言いましたが
浮気心を探る実行日なので
俺は空出張で神奈川へ行くことに。
当日の朝 ・・・
妻
「残念~ 二人で行きたかった ・・・」
「積もる話もあるやろうし ・・・^^」
「誰と?」
「笠井も来るんやろ~?」
「あぁ~ 笠井君も ・・・」
「もっ?」
「君島さんも来るって
友達が言ってた ・・・」
「マリアの元彼が二人もか^^?」
「もう関係ないし ・・・」
「あんまり飲み過ぎんようにな?
じゃあ 行ってくるわ~」
「っん~ 気をつけてね 行ってらっしゃい」
うちの夫婦にはまだ子供がいません
なので俺が居ない時は妻ひとり
家の中には何も
仕掛けてなかったんですが~ ・・・
「撮るの?」
笠井
「万が一、嫁の浮気が原因で
二人が離婚するようなことになれば
この証拠が生きてくるぞ~^^?」
「どっかに売ったりせんといてや?」
「わかってるわいッ!
ビデオ預かったとけ? 俺はちょこっと
飲み会に顔を出すわ。またあとでな?」
計画の再確認のため
お昼に笠井君と会いビデオを預りました
離婚する気なんてないし
こんなのやめて欲しいんですが
それを言える立場でもないし言う根性もない
そもそも、こんなことする必要があるのか?
あるんです ・・・
信頼していた俺に不信感を持ち始めた妻
女が行動を起こすのはそういう時
それはネットで調査済み
浮気が二回以上続くとクセになる
止めるなら早いうちがいい
それもネットで調べたこと
だから一度の浮気は諦めています
その妻の罪と俺の嘘を交換する!
それが最大の理由 ・・・
※※※
「どんな感じ?」
笠井
「君島にはここへ来るように言うた
あとはお前の嫁しだいや ・・・」
「そっか~ ・・・」
「あっ? タクシーが止まったわ
二人が帰ってきよったんちゃうけ?」
「ちょっと見てくる ・・・」
「アホか?! どんだけ時間かけて
今日までこぎつけたと思ってんねん?
バレたらおしまいや!隠れとけ?!」
「でもこの部屋に二人が来たら ・・・」
「ここにこんと意味がないやろ~?
君島にはリビングでしろって言うたッ
目の前で嫁の浮気を目撃せえや?!」
「しろって ・・・」
「それもお前の嫁しだいやけど^^?
変な雰囲気になってから
追い返すことも可能やしな?」
「あッ きた?!
うわッ~ 目の前やで ・・・」
「顔を出すな?! ひっこんどけ?!」
空想クラブ ~俺のマリア~ (2)
空想クラブ ~俺のマリア~ (1)
空想クラブ ~俺のマリア~ (2)
※全て別窓で開きます。
「なんぼ出すねん?」
「なんぼって ・・・?」
「いくら払うんや? この仕掛けに」
「嫁さんを口説いてもらうのに
こっちがお金を出さなあかんのか?」
「お前 ・・・
きょうびタダで人が動くとおもてんのか?
相手はヤクザみたいな男やぞ?」
「えっ?! どういうこと?
笠井君がやってくれるんと違うの?」
「アホか^^ 俺は振られたんやぞ?
そんな男が口説いたところで
マリアの心は動かへんわ~」
「じゃあ だれ ・・・?
ヤクザみたいな男って ・・・」
「君島やんけ?」
「君島さん ・・・
あの人がどう関係あるの ・・・?」
「君島に振られた腹いせで
マリアは俺んとこにきよったんや?
知らんのか? お前 ・・・」
「知ってるけど ・・・
俺が聞いてたのとは逆 ・・・
君島さんを振ったあと
笠井君のところにって ・・・」
「女の脳みそは神様でも覗けへん
わけのわからん生き物やしな^^」
「いくら払えばいい?」
「君島と俺とで10万。それで手 打つわ」
「わかった 用意する ・・・」
『花村徹 会社員 28歳』 旦那の告白
嘘をつき通すには勇気がいる
もしこの嘘がバレたとき ・・・
どんな仕打ちが俺を待っているのか
そう思うと勢いがあった頃の勇ましさは消え
臆病な自分に戻っていた
あの頃は本当に
自分でも驚くほど勇気があった
この女を自分のものに出来るかどうか
一世一代の賭けに挑んでいたから
※※※
「笠井君たち 元気にしてるかな?」
「なんや~? 元彼が心配か?」
「元彼って ・・・^^
二ヶ月付き合っただけよ?」
「それでも一応は元彼やろ
あっ? 笠井で思い出したわ ・・・
あいつに貸した金
まだ返してもらってへんな~」
「大金なの?」
「いや~ ほんのちょびっと
次みんなで会う機会があったら
倍の金 せしめたるわ^^」
今から4年前 俺、24歳のとき
同じ自動車組み立て工場に勤務していた
「都マリア(現在の妻)」と再会しました。
笠井という男は二人の同僚、年も同じ
妻とは数ヶ月交際したことのある元彼
お金を貸したと言ったけどそんなのは大嘘で
彼がマージャンで負けたツケを
肩代わりさせられたんです
金ズルではないがそれに近い存在
後で返すと言われると断れない
弱い弱い性格の男でした。そんな俺が
工場時代から好きだった妻と再会し
交際に発展するようなチャンスを頂いた
強い男と付き合う女性だから
俺も強くならないとダメだ!と思い
目一杯大きく見せました。その結果!!
二年前にマリアと籍を入れ晴れて夫婦に!
工場機械の製造会社へ転職していた俺と
専業主婦マリアの幸せな生活がスタート
何事もなく二年が経ったように思っていたけど
何かが引っかかる ・・・
半年前のあの夜の
俺の一言が原因で
俺に騙されていた?と ・・・
俺に失望しているんじゃないか?と ・・・
思わずにいられない妻の反応
少し冷たくなったような気がするし
日中、自宅にいない日が増えた
妻
「そうそう いつも目が会ってたわ
水口君や森沢君と ・・・」
「俺とは?」
「あなたは ・・・
どうだったかな~?」
「俺とも目が合ってるハズやで?」
「なんで?」
「食堂のあの席は ・・・」
【マリアを眺める特等席】
同期で入社した俺の友達(同僚)に
水口と森沢という俺に似たおとなしい
声を出してないと
どこにいるのかも気づいてもらえない
そんな仲間がいました。
その三人が三人ともマリアのことが大好き
高嶺の花だった。うちの妻は ・・・
色が白くて美人で
女性の割には背も高くスタイル抜群!
そんなマリアをずっと見続けることが可能な
工場の食堂の とある座席。ひとつだけ。
俺らは三人で
「空想クラブ 俺のマリア」という
誰も知らないクラブを発足させ
毎日交代でそこに座っていたんです
唯一、妻の顔を真正面で ・・・
「見られる場所やったんや~^^」
妻
「へぇ~ ・・・」
「おもしろいやろ^^?
花の、水の、森の ・・・
都三人トリオで都を追いかけてたw」
「あっ そうなんや ・・・」
「なんや? どうした?」
「笠井君たちとは
グループが違ったんやね?」
「あぁ~ 笠井君は ・・・
いやっ あの 笠井やらは
こっちとはつるんでへんかったな~」
思い当たるのはこれしかない ・・・
今冷静に考えると
なんでそんな話をしたんだろ~?
三人で交代して毎日見ていたとか
後で聞けば余計に気持ち悪くなる話を
なぜ自慢げに話してしまったのか
それが俺に足りなかった勇気 ・・・
強い男であり続ける重圧に
負けてしまった瞬間です
そして先日 ・・・
妻
「前に私たちが再会したとき
笠井くんにお金を貸した話 ・・・」
「おおっ おお~ そうや^^
アイツに貸した金 ・・・」
「返してもらった?」
「今度会った時にって言うてたやろ?」
「今度会うよ?」
「えっ? なんで?」
「この前、友達から電話があって
工場時代のみんなで会おうって言ってたし
二人で行くって返事したけど ・・・」
「あっ そうか ・・・^^
ほなっ その時に返してもらったらええな」
やっぱりバレてる ・・・
俺と笠井君の関係性を知ってて
妻は話しているように思えた
計画実行まであと三日 ・・・
笠井
「もう一度確認するけど
お前に実行する勇気があるんか?」
「勇気は~ ・・・」
「もう君島はやる気まんまんや?
アイツが本気で口説いたら
マリアは寝取られるぞ?!」
「わかってる ・・・」
「あとひとつ ・・・
自宅を開放しろな?」
「俺の家?」
「でないとどうやって浮気を探る~?
ホテルに入ってしもたら
二人が出てくるまでなんもわからんぞ?」
「しゃあないな ・・・」
「しゃあないな~?
こっちも骨折ってるんやぞ?
嫌いな君島に頭下げてやったのに?」
「ごめん ・・・
自宅は使ってくれたらいい
その日に合わせて空出張でもするよ」
その日というのは例の飲み会
工場時代のみんなで会おうというイベント
俺は知らなかったけど
すでに笠井くんが仕掛けたものでした。
妻には行くと言いましたが
浮気心を探る実行日なので
俺は空出張で神奈川へ行くことに。
当日の朝 ・・・
妻
「残念~ 二人で行きたかった ・・・」
「積もる話もあるやろうし ・・・^^」
「誰と?」
「笠井も来るんやろ~?」
「あぁ~ 笠井君も ・・・」
「もっ?」
「君島さんも来るって
友達が言ってた ・・・」
「マリアの元彼が二人もか^^?」
「もう関係ないし ・・・」
「あんまり飲み過ぎんようにな?
じゃあ 行ってくるわ~」
「っん~ 気をつけてね 行ってらっしゃい」
うちの夫婦にはまだ子供がいません
なので俺が居ない時は妻ひとり
家の中には何も
仕掛けてなかったんですが~ ・・・
「撮るの?」
笠井
「万が一、嫁の浮気が原因で
二人が離婚するようなことになれば
この証拠が生きてくるぞ~^^?」
「どっかに売ったりせんといてや?」
「わかってるわいッ!
ビデオ預かったとけ? 俺はちょこっと
飲み会に顔を出すわ。またあとでな?」
計画の再確認のため
お昼に笠井君と会いビデオを預りました
離婚する気なんてないし
こんなのやめて欲しいんですが
それを言える立場でもないし言う根性もない
そもそも、こんなことする必要があるのか?
あるんです ・・・
信頼していた俺に不信感を持ち始めた妻
女が行動を起こすのはそういう時
それはネットで調査済み
浮気が二回以上続くとクセになる
止めるなら早いうちがいい
それもネットで調べたこと
だから一度の浮気は諦めています
その妻の罪と俺の嘘を交換する!
それが最大の理由 ・・・
※※※
「どんな感じ?」
笠井
「君島にはここへ来るように言うた
あとはお前の嫁しだいや ・・・」
「そっか~ ・・・」
「あっ? タクシーが止まったわ
二人が帰ってきよったんちゃうけ?」
「ちょっと見てくる ・・・」
「アホか?! どんだけ時間かけて
今日までこぎつけたと思ってんねん?
バレたらおしまいや!隠れとけ?!」
「でもこの部屋に二人が来たら ・・・」
「ここにこんと意味がないやろ~?
君島にはリビングでしろって言うたッ
目の前で嫁の浮気を目撃せえや?!」
「しろって ・・・」
「それもお前の嫁しだいやけど^^?
変な雰囲気になってから
追い返すことも可能やしな?」
「あッ きた?!
うわッ~ 目の前やで ・・・」
「顔を出すな?! ひっこんどけ?!」
空想クラブ ~俺のマリア~ (2)
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