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口に入るものの重要さ

「工場長が言ってたね ・・・
 口に入るものの重要さを ・・・」

「っん~ ・・・」

「知佳ちゃんの口に入ってるものは重要?」

「重要になってくるかも知れない ・・・」

「あんなに俺のこと嫌ってたのに?」

「嫌ってはないけどぉ~ ・・・」

「顔に自信はないが
 それだけは俺の自慢でもある
  旦那さんと比べてみて どぉ~?」

「それは入れてみてから ・・・」

「そりゃそうや ・・・
 デカいから気持ちいいとは限らんしな」

「木戸さん入れて~? 凄い大きくなった」

『知佳 パート 30歳』 妻の告白


あることが原因で
急速に仲良くなった上司と関係を持った私
でも、絶対にこんな人とはありえない!
と思える男性だった ・・・


主人
「老いても花 ・・・」

「老いてはいいひんけど ・・・」

「職場の同僚となんてようあることや」

「そやけど ・・・」

「ショック受けてんのか?」

「お父さんがいるんやし ・・・」

「お前とこの親って
 俺らが付き合い始めた頃から
  もう不仲になってたやないか~」

「違うねん。 私はてっきり ・・・」

「社長やと思ってた?
 前から言うてたもんな?」

「そぉ~ ・・・
 まさかあんな人と ・・・」

「男と女ってそんなもんやろ~
 俺とお前もはたから見れば
  なんであの二人が?って
   思われてるかもしれん」

「あの瞬間 ・・・
 思い出すと気持ち悪い。 吐きそう ・・・」


半年前、職場の定期健診で
「要再検査」となった母に病が見つかり
二週間入院をしました。

母の病気じたいは軽いものですが
私の気持ちがどっしりと重くなったのは
お見舞いに来られたある男性と母が
撫で回すような握手を交わしていたこと

「お母さんの ・・・
 てっきり社長さんやと ・・・」


「私がお父さん以外の人と? ないわ^^」

「じゃあなんであの人が一番に来るの?」

「家がこの病院から近いしやろ?」

恋仲であることを示すように
手を握っていたことは追求しなかった私。


娘の私から見ても父はカッコいい男性
そこに母が惚れたと何度も聞いてきました。
それなのに ・・・


「知佳ちゃん 今日どうかな?」

「名前で呼ばないでください?
 里村って苗字でお願いします」

「わかった。 今日はどうかな?」

「今日はって ・・・
 前に何かあったような言い方も!」

「ごめんw日本語がよろしくないな^^」

日本語どころか
風貌もなにもかもが滅茶苦茶 ・・・

二年前から勤めているケーキ工場
ここに木戸裕太さんという社員がいます
肩書きは工場長補佐

私を面接した人で
最初は快く感じていたんですけど
勤務して2ヶ月が過ぎた頃から
お誘いを受けるようになり
こちらの態度が一変したようです ・・・


木戸
「そんなしかめっ面してたら~
 まわりの人が変に思うよ~^^?」

「別にお客様が来るわけじゃないし」

「仕事は笑顔でせんと~^^」

「じゃあ笑顔でさせてください ・・・」

「俺^^?! 俺に問題があるの~?」

「ここの人たち みんな!知ってるんです
 私が既婚者だということ。 なのに ・・・」

「誘う頻度の問題か ・・・ 
 毎日、声を掛けるのは良くないな^^」

全然的外れ。 
あなたが気持ち悪いなんて言えません
でもいい ・・・
私にさえ近寄って来なければ
他の従業員から怪しまれずに済む

母の一件で嫌悪感を抱いたのは
この方とダブっていたからなんです
私と木戸さんがお付き合いするなんて
考えただけでも(うっぷ ・・・


工場長
「どこのラインやッ?!」

木戸
「はいッ 今調べて ・・・」

工場長
「飾り付けってのは判ってるんやろ?!」

木戸
「いえッ それもまだ~ ・・・」

工場長
「老舗のケーキ屋が食中毒なんか出したら
 業界の笑いもんになってしまうぞ?!」

木戸
「はいッ きっちり調べます!」

考えただけでも吐き気をもよおす様な
私と木戸さんの距離が急速に縮まったのは
この食中毒事件が発端

飾り付けのラインを担当する私の持ち場から
菌が検出されそれが原因で品質に不備が


「今、母が入院していて それで ・・・」

木戸
「そんなのは関係ない
 衛生面では万全の体制を整えてる
  機械の問題やと思う」

「でも ・・・
 飾り付けのラインって結果も出てるし」

「機械の問題や 心配せんでもいい」

ケーキはイベントもの
会社の創業を称える出し物で
従業員の家族に配ったものでした。
味がおかしいと指摘があり
一週間、ラインを止めての検査だった。

結局は大事に至らなかったものの
100人の従業員が揃った面前で ・・・

工場長
「責任感のない奴がおるんか?!
 人の口に入るものを作ってるんやぞ?」

木戸
「はいッ!!」

工場長
「結果は飾り付けのラインって出たけど!」
木戸
「飾り付けのコンベアです! はいッ」

工場長
「コンベアなんて関係ないやろッ?!
 台座に乗ったまま飾るだけなんやし?!」

「いえッ!コンベアでした! ゴムかな?
 これからは今まで以上に身を引き締めて!
  みんな? やっていきましょうね?!」

ラインを担当していた私や
他のパートの方にも一切のお咎めはなし
全部、木戸さんが背負ってくれました


「補佐 すみませんでした ・・・」

木戸
「菌が知佳ちゃんから出たわけじゃない
 機械もオールクリアにしたし
  また一から頑張っていこう^^」

※※※

「って言われた ・・・」

主人
「お母さんの入院と重なったし
 誰でも自分かな?って思うわな」

「一瞬、辞めて責任取ろうとしたけど」

「給料がええから^^」

「そうやねん ・・・
 辞めてしまうのはもったいない
  でも良かった ・・・」

「ここ一週間沈んでたし どう? 知佳」

「エッチ? さっきから触ってるけど
 硬くなってこないよ ・・・」

「ちょっと咥えてみて?」

「っん~ 大きくならないね ・・・」

「もっと奥まで咥えて ・・・」

「やってるけど ・・・」

「じゃあいいわ 俺が疲れてるのかも^^」

「ごめん~ ・・・」


※※※


工場長
「昨日も話したけど
 人様の口に入るものを作ってる!
  それを自覚して作業に取り組んでくれッ」

従業員・木戸
「はいっ!!」

///////////////

木戸
「なあ知佳ちゃん~?
 山本君の送別会するんやけど?」

「えっ いつですか?」

「今日の夕方、仕事終わってからね」

「あぁ~ じゃあ行きます」

私と同時期に入ったアルバイトの男の子
その送別会の帰り道に主人から ・・・

主人
『明日休みやし
 友達のところで麻雀して帰るわ』

『帰りはいつになるの?』

『知佳も送別会で遅いやろ?
 徹マンのつもりでいるけど ・・・』

『もしかして昨日のこと怒ってる?』

『あ~ 関係ないよ^^
 気にせんと知佳も楽しんでおいで』

『うん わかった ・・・』


木戸
「ご主人から?」

「ええ~ 送別会に行ってると思ってて
 徹夜でマージャンするそうです ・・・」

「送別会やったけど
 本人が不在なんやし^^ どうしようもない」

「補佐はどうされます?」

「みんな帰ってしもたしな~
 でもせっかく知佳ちゃんと二人きり。
  この前の重責を果たした祝いでもどう?」

「あぁ~ そうですね ・・・
 補佐に全部背負わせたから
  今日だけはお付き合いしようかな^^」

「だけっていうのが余計やけどw
 よしッ!知り合いがやってるバーへ行こう」

主役の山本君が体調を崩し
家庭を持った主婦組は早々に帰宅
男性陣はどこぞ怪しいお店へ ・・・
残ったのが私と木戸さんの二人
知り合いがやってる
というバーへ連れて頂いたのですが
このお店が二人の運命を変えてしまいます


「マスター? チキチキって作れますか?
 学生の頃、横浜で飲んだんですけど~」

マスター
「最上級のカクテルですね~^^
 同じものは高額になってしまう。でも
  バッタもんなら作れますよ~」

横浜の大学に在籍中
その当時付き合っていた彼と良く通ったお店
そこで飲んだホントに美味しいカクテル

マスター
「はいっ チキチキのバッタものw」

これが ・・・

「うわっ~ 凄い!
 味がソックリ! 美味しい~~~^^
  マスター もう一杯ください~」

お店を出る頃には少しハイになっていた私
お酒は強いけど高揚感がマックスになるほど
楽しかった思い出を蘇らせてくれたカクテル

「補佐^^! ここはバーですか^^?」

木戸
「ちょっと休んで行こう お酒もあるし」

「休むだけですよ~^^?」

カクテルだけのせいではなく
学生時代の思い出話を
気持ち良く語らせてくれた木戸さんに
軍配が上がったようです ・・・

木戸
「お酒を飲むんじゃないのか^^?」

「ううん~ さきこっち ・・・」

「俺のズボンを脱がす知佳ちゃんなんて
 想像もできひんかったわ ・・・」

「私も^^ うわっ~ 大きい~~」

「うっ! いきなり咥えるか~^^」

「とりあえず味見 ・・・^^」

「工場長が言ってたね ・・・
 口に入るものの重要さを
  今、口に入ってるものは重要かな?」

「重要になってくるかも知れない ・・・」

「あんなに俺のこと嫌ってたのに?」

「嫌ってはないけどぉ~^^」

「顔に自信はないが
 それだけは俺の自慢でもある
  旦那さんと比べてみて どぉ~?」

「それは入れてみてから ・・・」

「そりゃそうや ・・・
 デカいから気持ちいいとは限らんしな」

「木戸さん入れて~? 凄い硬くなった」

父を裏切ってるだけじゃない
見た目も良くない男性と関係を持つ母を
軽蔑していた私が同じことをしてる。

もしかすると母も私と同じ理由で ・・・

「あぁ~~ 凄い大っきいっ~~」

木戸
「なんべんも言わんでも
 さっき咥えてたんやし分かってるやろ~」

「上と下では感じ方が違う~
 はぁ~ 補佐ッ 凄い良い~~」

「やってる時は補佐ってやめてw」

「っん~ わかった^^ 木戸さん ・・・」

「さあ答え聞こうか?
 今、下の口に入ってるものは
  知佳ちゃんにとって重要か?」

「重要~ 必要だわ ・・・」

「旦那とどっちが良い?」

「こっち~! むちゃくちゃ気持ちいい~~」

「工場で俺が近寄ったとき
 しかめっ面するのやめてくれる^^?」

「っん~ やめる~^^ ごめんなさい ・・・」

天と地がひっくり返った瞬間とも言えます
あんなに嫌悪感を抱いてた人が
とても愛おしく感じた幸せな時間 ・・・

木戸
「奥のほうが凄いうねってるな~?」

「はぁ~ カリが擦れてるのがわかるぅ~」

「旦那では ・・・」

「こんなに感じたことはないっ!」

「エロいな~ 知佳ちゃん
 乳首もメッチャ立ってきたで~?」

「はぁ~ 乳首もこっちも ・・・」

「そんなやっていつも
 クリトリスさわりながらやってんのか~」

「そうだけど ・・・
 いつも以上に気持ちいい~~
  木戸さん? 乳首も吸って?!」

「待ってました。 言うてくれんと
 知佳ちゃんに嫌われてた男やしな~」

「ううん~ 好きよ~ 木戸さん」

「えらい変わりようやな~^^
 下の口に入ってるもんがそんなええか?」

「いい~~!! 気持ち良過ぎるっ
 木戸さんの口に入ってるものは?!」

「っん? これは~
 もっと噛んだりして味見せんとわからんな」

「あっ~! そんなことしたら
 頭がおかしくなるぅぅぅ~~~~」

「クリもいじっときや ・・・」

「木戸さん ・・・」

「こっちも味見を ・・・」

「はぁ~ そっちのほうが感じる!!
 ダメっ! いやッ! 木戸さん!!!」

「知佳ちゃん~ 下の口が熱いわ?
 なんか出てるんと違うか~?!」

「っん~ もう逝く ・・・
 クリかどっちかわからへんけど
  凄い感じる 気持ちいい~ いやん~~」

「今、乳首が一段とッ! デカなった!!」

「あぁ~~! もっと擦って? そこッ!!
 逝く~~ 木戸さん 逝くよ?!
  ああああっ!! 気持ちいい~~~~
   逝く!! はぁん~ ああぁ~~~~」


※※※


工場長
「そこ? 何をペチャクチャ喋ってるんや?」

木戸
「あッ すいません ・・・
 次の工程のことで ・・・」

工場長
「俺らはお客様の!」
木戸
「口に入るものを作っています!」

工場長
「おッ おう ・・・
 ミスのないように頼むで?」

///////////////

「怒られたね^^」

木戸
「今日 帰りどぉ~?」

「私の口に何が入るのかな^^?」

「この前と同じものではあかんか^^?」

「同じものがいい~^^」


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