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感化され美の凄く淫らな事件簿 ~bad romance~(1)

このお話しは3部構成になっています

感化され美の凄く淫らな事件簿 ~bad romance~(1)
感化され美の凄く淫らな事件簿 ~bad romance~(2)
感化され美の凄く淫らな事件簿 ~bad romance~(3)

※全て別窓で開きます。





「親父は?」

「外で食べるって電話があった」

「そか じゃあ いただきます」

「どうぞ~ 私もいただきま~す^^」

「うっぷ! まずぅ~~ ・・・
 警部?! 大事件ですよ~?」

「なんだ? どうした神田君 ・・・」

「豆腐の上にヨーグルトがかかってます」

「ヨーグルト?!
 誰がかけたのかすぐ調べてくれ!」

「お前やって~^^ 犯人は~~
 なんで豆腐にかけるんや~?」

「お昼の番組でやってた^^ 体にいいよ?」

「出たw 頼むから! 別で食わしてくれ?
 明日から北海道へ行って
  美味いもんたらふく食えんのに~
   その前に腹壊してしまうわ~><」

「夫の栄養管理は!!
 妻の役目でございますのよ~?」

「誰かお客さん来たわ ・・・?」

「私が喋ってるの^^?! もぉ~」

「どうせそれも昼ドラかなにかやろ~^^?
 どこまで感化され美やねん~」

「いいえ!!
 神田さと美でございますのよ~^^?」

『さと美 主婦 29歳』 妻の告白


「もうええ、食う気なくした
 明日の用意手伝ってや~?」

「あらら ごみ~ん ・・・
 夏でも寒いん? 北海道って?」

「北海道は ・・・」
「でっかいどう~~! アハハ^^」

「楽しそうやな~^^? 毎日 ・・・」

「明るいのが私のとりえやから^^」


そぉ~ とりえでした ・・・
小さいころから人懐っこい子供で
誰にでも可愛がられたし
両親にも愛情いっぱいで育ててもらった
そんな私が今、暗黒の世界を漂っているよう

主人(神田弘斗 26歳)の前では極力
明るいさまを自然に振る舞っているけど
つい先日「体どっか悪いんか?」
と深刻な顔で言われてしまいました。

どこも悪くない
なんなら以前より健康になったほど
もし悪い箇所があるならば
それは体ではなく
人に流されやすい私の人間性 ・・・

※※※

「こんにちは ・・・
 こんにちは~~?
  こんにちは~~~?!」

「おう^^ さとみちゃんか
 あやかは今、用意してるから^^」

「あっ^^ お父さん こんにちは
 はい^^ 待ってます~」

昨年の夏、主人の出張に合わせ
友達の彩花と町へ出かける約束をし
正午、彼女の自宅までお迎えに行きました。

あやか
「あっ~ ごめん 今日やったね
 上がって? お茶入れるし
  ちょっとだけ待ってて欲しい ・・・」

「あやか? 今 ・・・」

「質問はなし。 説教もやめてや?」

「説教って ・・・
 もしかして早く来過ぎたのかな~?」

「ううん~ 12時にって言うてたやろ?
 こっちが少し長引いただけ ・・・」

「なんか機嫌が悪いね?」

「さとみは気にせんといて?
 逝く寸前やっただけやし。 用意するわ?」

「いく? 私、帰ろか?」

「やめとく~?
 なんか気分が乗らへんしな~
  延期にしよ? 私も続きが出来るし」

「あやか~? 友達とお茶するより
 旦那のお父さんと ・・・」
「大事やねん!
 さとみもそのうちわかる ・・・」

「わからへんわ! 気持ち悪い~ ・・・」

「ちょっと?! 聞こえるやろ?
 私も最初はそう思ってた。 でも
  20代のセックスとは全然違うねん!」

「はぁ~?! 
 今、自分が何言ってるかわかってる?!」

「さとみのせいやんか?!
 悩みがあるって何度も声掛けたのに?」

「二か月くらい前の~?」

「そうや? あのときお茶して
 相談に乗ってもらってたら
  エッチの手前で止まったかもしれん!」

「そんなこと言われても ・・・」

「知らんふりしてるだけやろ?」

「なにが?」

「さと美とこのお義父さんは
 うちよりも若いしな ・・・」

「はぁ~?!」

「ひとつ言うといてあげるわ?
 外では義理の娘とか息子の嫁なんて
  言うてるけど下半身では
   一人の女として見たはるから?」

「私には関係のない話やわ ごめん
 あやか? 今日は帰るわな ・・・」


ただならぬ状況を説明する前に
私たちの人物アラカルトを少し ・・・

私とあやかは幼馴染で同級生
私の主人とあやかのご主人も友達
主人の父とあやかの義父も幼馴染

元々は今、私達が住む地域に
あやかのご主人家族も住んでおられました
少し離れた所に引っ越されたのは最近

そして主人と私が知り合ったのは合コン。
その席にあやかもご主人もいました。
三つも年下でひとり弁護士がいるからと
飛びついたイベントでしたが
弁護士ではなく裁判所に勤める
職員の方でした。それがあやかの旦那。
うちのひとは食品会社のサラリーマン
当然、家族ぐるみの付き合いをしてます。

だから彼女の家も何度か訪れていますし
ご主人のお父さんも知ってる間柄


私が玄関で「こんにちは~」
と大声で叫んでも誰も出て来なかった
やっと現れたのがお父さんで
廊下の突き当りの部屋から顔を出され
そのままトイレに ・・・

あやかの部屋は二階なので
階段を覗き込んでいると
お父さんと同じ部屋から出てきた彼女
驚いた私が「あやか? 今 ・・・」
ボソっと呟くと「説教はやめてや?」

シルクのナイトウェアは少し肌け
髪も乱れがちだったあやかを見て
何があったかを瞬時に察しましたが
次元が違い過ぎて見るものが歪みました
鳥肌が立つほど気持ちが悪かった ・・・

私に見つかったのが恥ずかしかったのか
凄い剣幕で捲し立てた親友のあやか

※※※

「ただいま~ ・・・」

義父
「なんや?
 あやかちゃんと出掛けたんとちゃうのか?」

「中止です ・・・」

「ほな、さと美 悪いけど飯作ってくれ?」

「自分で作ってください ・・・」

「えっ^^?! どうしたんや~?
 あやかちゃんとケンカでもしたか~?」

「いいえ 別に ・・・」

「先輩は元気にしてたけ?」

「元気 元気 あっちも元気みたいですよ?」

「あっち?」

「お義父さん?
 あやかが変な方向に走ってます
  向こうのお父さんに忠告してください?」

「なにがあったんや?
 何を喋ってんのか全然わからへんわ」


心のキャパが狭いのか
一人で抱え込むことが出来ませんでした
誰かに助けて欲しいけど主人は無理
あやかの旦那と友達だから ・・・

「チャーハン作りましたよ~」

義父
「おお~すまん 頂くわ」

「食べながらでいいんで
 ちょっとお話聞いてもらえますか?」

「うん~ なにがあったんや?」

「実は ・・・」

あやかのご主人は現在
静岡の裁判所に勤める転勤組
関西から遠く離れたところ
あの二人のなれそめは知らないけど
とにかく夫(息子)の留守をいいことに
禁断の関係になっていると伝えました
そして出来るならばそれを止めて欲しいと。


続く ・・・

感化され美の凄く淫らな事件簿 ~bad romance~(2)


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