濃密な関係
「中井さん いはるか~」
「おう 森口のおばちゃん どした」
「足立さんのおじいさんが亡くなられてな」
「えっ いつやな」
『中井勝 会社員 42歳』 旦那の告白
「昨日の晩らしいわ~」
「ほんで 今晩よとぎかいな」
「そうやねん」
「ほな用意するわ みんな知ってるんけ 町内の人間」
「ちゃうねん 勝さん」
「何がちゃうの? おばちゃんも行くんやろ?」
「うん~ 身内だけでやらはるみたいでな」
「あっ そうなん ・・・」
「んで~ 弓子さん いやはるんか?」
「今、買いもん行ってるわ」
「ちょうどよかった ・・・」
「何がちょうどええの?」
「いや~ 足立さんとこ 弓子さんだけ 来て欲しいって ・・・」
「弓子だけ? あ~ 息子と同級生やしか」
「いや ちゃうやん ・・・ その ・・・」
「何やな 何が言いたいんやな」
「ほら~ 昔 ・・・」
町内の森口のおばちゃん ご意見番みたいな人です
ほら 昔 ・・・ って 言いながら
人差し指と 人差し指の先を くっつけて チョンチョンと ・・・
「なんやな チョンチョン って ・・・ はっきり言いな~」
「どこまで 喋ったらええ?」
「どこまでも喋ったりーな 線路のように」
「若いとき 付き合ってたやろ あの2人 ・・・」
「ええっ まじかいな? 初耳やわ」
「やっぱり ・・・」
「付き合ってたし 弓子だけ 呼ぶってことか?」
「付き合いが長かったしやろうな」
「どれくらい?」
「確か 15歳から27歳くらいまでかな~」
「それは 俺に言えんはずや ・・・」
「まあ そういうことやし 弓子さんには行くように言うたげて」
「おおきに わざわざすんません」
俺が妻 弓子 と知り合ったのは俺が29歳の忘年会の日
幹事を任されて居酒屋の店の前で
出席をとっていた時だった ・・・
俺より2つ年下やし ・・・ 当時27歳の妻が
俺に近寄って来て
「今からあそこの店でクリスマスパーティーがあるんですけど
一緒に参加してもらえませんか?」
と 声を掛けてきた。
「今から? そら無理やわ 今から俺らも忘年会やし
何?人集めなんか?」
「いえ みんなカップルで参加するパーティーなんです ・・・」
冗談で言ってると思いました ・・・
弓子は しょうもないその辺の女優なんかに
負けへんくらいの美人やったし ・・・
「あんた ・・・ 彼氏はおらんのか?」
「はい ・・・」
あっ 別れた直後なんやと思ってた
でも これも何かの縁 ・・・ 忘年会を途中で抜けて
参加する約束をしたんです。
そして そのクリスマスパーティーに
弓子の彼氏という名目で出席したんですわ ・・・
そこから俺と弓子の付き合いが始まって
翌年の俺が30歳の時に籍を入れたんです。
そして2年後に娘が生まれて今は小学5年生
今、住んでいる家は弓子の実家
弓子は父子家庭で一人娘でした。
このお父ちゃんが 酒飲みのチンピラみたいな
オッサンやった。俺が弓子をもらいに来た時も
玄関の所で何十発とどつかれて ・・・
鼻の骨が折れたんですわ。
腹が立って 次の日、病院で治療したあとに
もう1回行ってみたら お前は根性がありそうや
弓子をやる って 言うてくれて ・・・
そのあくる年に肝臓を壊して弓子のお父ちゃんは
亡くなりました。で ・・・ そのまま俺たち家族が
住まわせてもらっています。
弓子の話しによると
例のクリスマスパーティーの直前に別れた彼氏がいて
その人とは2年付き合ったと ・・・
でも、弓子のお父ちゃんが無茶苦茶な人やし
相手の親に反対されて結婚寸前の話しが
破談になったと聞いてました。
だいたい ハタチくらいから
2年 2年 2年で
付き合ってきた男性は3、4人いたとか ・・・
でも 森口のおばちゃんの話しがほんまなら
俺と知り合う直前まで12年も足立とこの息子と
付き合ってたことになる。
足立恵介 ・・・
近所の仏壇屋の息子です。
おじいさんが亡くなったし もう社長か ・・・
この地域で一番有名な仏壇屋です。
もしかしたら おじいさんには可愛がってもらってたんなら
仏壇屋のおばあさんに反対されたんかな?
でも 12年は長い ・・・
一人の男性と12年っていうのは女性としては言いにくいかもな
弓子が帰ってきました
「仏壇屋のおじいさんが亡くなって よとぎに来て欲しいって」
「あっ そうなの ・・・ 」
「お前だけな」
「えっ? なんでだろ ・・・ じゃ 用意して行ってきますね」
何がなんでだろ~ やねん ・・・ しらこいな
12年も足立のチ〇ポを 上と下の口で咥えまくって来たくせに~~
こういうことですわ ・・・
ええ ちょっと口は悪いですけどね~
男ってすぐ そっち方面に持って行きたがるんです。
そやし 12年という長い交際期間は
女性としては言いにくいやろうな~ って ことですわ。
俺はヤキモチ焼きではないんでね
逆に ・・・ 色んなことしてきたんやと考えると興奮するし
楽しめるタイプなんですわ
進行形の浮気はあきませんよ? 昔の話し限定ね。
「勝さん いるか~」
「ああ 弓子なら 今行きよったで」
「うん おうたおうた」
「ほな なんやな」
「うん ・・・ あの2人 まだ続いてるんちゃうか~おもてな」
「アハハ ないない ・・・ それはないわ」
「だって今 2人で蔵のほうへ行きよったで?」
「蔵に行って何すんねん?」
「蔵の奥に離れがあるんやがな~ そこに行ったんとちゃうか~」
「まじか? おばちゃん見てきてくれや」
「うん~」
「なんやな はよ 見てきてーや」
「うん ・・・ うちの家 雨漏りしよんねんわ ・・・」
「分かった 今度見にいったるわ」
「ネズミも出よるし ・・・」
「おっけ ねずみも捕まえるし はよ 行って見てきて!」
「ほな 戻るわ」
足立は妻と同じ 40歳で いまだ独身や
結婚は親に反対されてできひんかったけど
妻のことをまだ好きってことか ・・・??
離れに行って何をするんや ・・・
おちゃのむ
おちちのむ 一文字違いで大違いやで ・・・
それか 別れたのは事実やけど 最近になって復活したとか??
「勝さん~ 行ってきたで」
「何か見たんか?」
「うん 見た」
「ちょっと待って 内容言う前に 白か黒で言うてくれ」
「限りなく黒に近い黒やな」
「黒やがな」
「うん 真っ黒や いや 真っ暗や」
「なんやな それ」
「声は聴こえたけど 中が暗くて 見えんかった」
「声って 普通の会話の声やろ?」
「うん そういうのもあった ・・・」
「なんえ おばちゃん びびらすなや」
「でも ちょっと違う感じのも あったで ・・・」
「そんなもん よとぎの最中で なんもできんで おばちゃん」
「あほな みんなもう帰ってるがな 身内が数人来ただけやのに」
まだ何人かは残ってるけど 離れには誰もいかんわな」
「完全に2人きりってことか」
「ほな 雨漏り見にきてや~ 帰るわ~」
とりあえず待つしかないけど
少しでもええ加減なことを言いよったら問い詰める
これでええわ ・・・
「ただいま~」
「おお~ おかえり~」
「親戚の人がたくさん来てて ちょっと手伝ってきた」
ああ ・・・ もう嘘つきよった ・・・
「森口のおばちゃんが 人もまばらで お前と足立が
離れに入って何かしてたって言うてたぞ? どういうことや」
「ああ~ ちょっと話してただけですから ・・・」
「話すだけなら表の家で十分やろ~
何でわざわざ2人きりになる場所へ行くんや?」
「あっ お風呂入ってきます」
「まだ終ってへんぞ 弓子 ・・・
お前、足立と12年も付き合ってたらしいやんけ?」
「過去の話しを全て話さないといけませんか?」
「別に話したらええやん ・・・」
「目と鼻の先に住んでいる 同級生と
12年も交際していたと聞いて あなた どう思います?嫌じゃないですか?」
「森口のおばちゃんは いまだに 続いてるんちゃうかって 言うてたで」
「人生のドン底にいた私を拾ってくれたのは あなたなんです
そんな人を裏切るようなこと しません」
「ほな やっぱり 足立と別れた直後やったんやな?」
「そうです ・・・」
「結婚反対の理由は やっぱり 弓子のお父ちゃんか?」
「違います ・・・ 私たち自身もびっくりするような話しだったんです」
「えっ どういうこと ・・・?」
「実は ・・・」
俺も聞いてびっくりやけど ・・・ こういうことです。
さきほど亡くなられた 仏壇屋のおじいちゃんは 婿養子さん
おばあちゃんが あの仏壇屋の娘やった
この人はまだ 元気に生きたはるけどな
この足立のお母ちゃんと
妻 弓子のお父ちゃんが 昔、恋仲やったらしい
弓子のお父ちゃんも元々、この辺の人やと
でも 当時の仏壇屋の両親に反対されて結婚は断念 ・・・
お互いに違う人と結婚したんやけど ・・・ 関係は続いてたらしい ・・・
ほんで いわゆる不倫関係のあいだに出来た子が 足立やと ・・・
血の繋がった兄妹だと知らされて結婚を断念したと ・・・
こういうことらしいですわ
「それで お父さんの遺産の話しで これからもちょくちょく呼ぶようなことが
あるかも知れないって 言われて そのお話しをしてたんです。
公に話せる内容でもないし 2人だけの場所で ・・・」
「そうか ・・・ なんか複雑やな お前も結局、別れたくないけど
別れなあかんかった ・・・ 弓子のお父ちゃんやらと一緒やんけ?」
「お父さんたちのことは知らないけど
私はすぐに別れる決心が出来てました。 淋しかったけどね
それを 救ってくれたのが あなた なんです ・・・」
「ほ~ それは 嬉しいけど。 ほんで ちょくちょく呼ばれるって?」
「ええ 弁護士さんを交えて どう分配するか
最終的には足立君の判断なんですけど ・・・」
「そっか ・・・ まあ それはしゃあない そやけど凄い人生やな」
「お風呂入ってきて いいかな?」
「おう~ どうぞ」
まあ 話しは複雑やけど ここまでは良かった
このときは俺もまだ 何も気付いてへんかった ・・・
この2日後の夜勤明けで帰ってきた時の話し
俺は朝方の4時ごろに帰ってくる
ほんで6時くらいから 昼の12時まで寝るのが日課なんやけど
この日は10時に目が覚めてしもた
起きたら弓子がおらんけど 手紙があった
足立さんとこへ 話し合いの件で行ってきますと ・・・
なんか胸がザワザワしよったんや
いつも起きひん俺が起きるんやし 神様が起こしてくれたんちゃうかってな ・・・
本家の母屋で話しとったら どうしようもないけど
森口のおばちゃんが言うてたように 離れで話しとったら
俺でも覗けんことはない 裏の1mくらいの塀をを乗り越えたら
離れには近づけるさかいな ・・・ まあ 泥棒みたいやけど
とりあえずこの目で確かめたらハッキリすることや
塀は簡単に乗り越えられる その後や
離れ言うたって 俺らの家と同じほどの普通の2階建てや
ぐるりを1周したけど 1階にいそうな雰囲気はない。
ほな2階や ・・・
見つかったら 嫁が心配で来ました~ って 言うたらええんやし
階段を上がると 廊下しかなかった
その廊下に 8枚くらいの引き戸が並んでる
多分 中は15畳とか18畳くらいの大広間みたいな部屋なんやろ
一番手前の引き戸をそろ~っと 開けたけど 誰もおらん
でも 部屋の隅っこに天井から階段が下りてた ・・・
屋根裏に行く階段やと思う ・・・
近づいたら もう声がしてた 女の声や 弓子?
階段の途中まで来たら 完全にスケベな声や ・・・
上まで上がってもええけど
目の前で何かしとったら ちょんバレやしな ・・・
ちょっと 階段に座って 声だけ聴いてた
弓子っぽいといえば そうやけど ・・・ 確定はできひんな
上がろか ・・・
上がったら 屋根裏部屋が 2つに別れてた
今上がったほうは真っ暗や
でも 声がするほうは 天窓の明かりで 明るい
そろ~っと 覗いてみた ・・・
足立が座った状態でこっちを向いてる
こっちというか 俺のほうではないけど あいつの顔が見える
あっち向いて 足立の股間に跨ってるのは ・・・
弓子やな ・・・
あのシャツは見たことある 髪型も弓子や ・・・
弓子のま〇こに ブス~っと チ〇ポが刺さってるのがよう見える
足立も弓子を抱えて 下から突き上げとるけど
弓子も体は上下させとるな ・・・ 時折 チューなんかしながら
兄妹とちごたんかいな ・・・ ようわからん関係や ・・・
「ああ~ 恵介さん 気持ちいい~」
足立の名前や ・・・
足立が弓子を寝かしよった
弓子の頭がこっちを向いてる 正常位や ・・・
弓子 自分で足を持って 大股開いとるわ
「弓子 もう イクぞ ・・・」
「あは~~ 来てぇ~~」
ええ もうイクんかいな 今来たとこやのに ・・・
退散やな ・・・
俺は急いで逃げた ・・・
拾ってくれた あなたを裏切りません とか 嘘八百やな ・・・
「ただいま~」
「おう~ おかえり~」
「あら 起きてたの?」
「おう~ お前と足立のSEXを覗きに離れまで行ってたんや」
「そう ・・・」
「なんか言うことあるやろ?」
「ごめんなさい ・・・」
「ではなくて 説明しろや 兄妹やとか 遺産がどうとか
こっちは さっぱりわけがわからんわ ・・・」
「兄妹の話しも本当 遺産の話しも本当 ・・・」
「ほな お前ら 兄妹でセックスしとんのか?」
「そう ・・・」
「俺は裏切らないとか 嘘ばっかりやな」
「ごめんなさい 兄妹だから あんまり 罪悪感がなくて ・・・」
「ずっと? ずっと 続いてるんけ?」
「そう ・・・」
「なんでや?」
「兄妹と知ってから 余計に興奮しちゃって 気持ち良くなって
結婚は出来ないけど セックスは出来るし ・・・」
まあ 本人たちでないと わからんこと 気持ちええとか どうとか ・・・
とりあえず 子供もおることやし 今も話し合いは続行中です。
もしかしたら 足立の子かも しれへんし
そやけど 小学生まで育てて 殺生な話しですわ
ただ 自分たちが それまでのセックスより 気持ち良くなったから ・・・
こんなんが 理由で ・・・ まわりの人間を10年以上
いや これからも含めると もっと ですわ
何十年と苦しめる結果に ・・・ ほんまに勝手なやつらです。
森口のおばちゃんが おらんかったら 一生わからんことやった
はよ 雨漏りと ねずみ退治してやらんと ・・・
「おう 森口のおばちゃん どした」
「足立さんのおじいさんが亡くなられてな」
「えっ いつやな」
『中井勝 会社員 42歳』 旦那の告白
「昨日の晩らしいわ~」
「ほんで 今晩よとぎかいな」
「そうやねん」
「ほな用意するわ みんな知ってるんけ 町内の人間」
「ちゃうねん 勝さん」
「何がちゃうの? おばちゃんも行くんやろ?」
「うん~ 身内だけでやらはるみたいでな」
「あっ そうなん ・・・」
「んで~ 弓子さん いやはるんか?」
「今、買いもん行ってるわ」
「ちょうどよかった ・・・」
「何がちょうどええの?」
「いや~ 足立さんとこ 弓子さんだけ 来て欲しいって ・・・」
「弓子だけ? あ~ 息子と同級生やしか」
「いや ちゃうやん ・・・ その ・・・」
「何やな 何が言いたいんやな」
「ほら~ 昔 ・・・」
町内の森口のおばちゃん ご意見番みたいな人です
ほら 昔 ・・・ って 言いながら
人差し指と 人差し指の先を くっつけて チョンチョンと ・・・
「なんやな チョンチョン って ・・・ はっきり言いな~」
「どこまで 喋ったらええ?」
「どこまでも喋ったりーな 線路のように」
「若いとき 付き合ってたやろ あの2人 ・・・」
「ええっ まじかいな? 初耳やわ」
「やっぱり ・・・」
「付き合ってたし 弓子だけ 呼ぶってことか?」
「付き合いが長かったしやろうな」
「どれくらい?」
「確か 15歳から27歳くらいまでかな~」
「それは 俺に言えんはずや ・・・」
「まあ そういうことやし 弓子さんには行くように言うたげて」
「おおきに わざわざすんません」
俺が妻 弓子 と知り合ったのは俺が29歳の忘年会の日
幹事を任されて居酒屋の店の前で
出席をとっていた時だった ・・・
俺より2つ年下やし ・・・ 当時27歳の妻が
俺に近寄って来て
「今からあそこの店でクリスマスパーティーがあるんですけど
一緒に参加してもらえませんか?」
と 声を掛けてきた。
「今から? そら無理やわ 今から俺らも忘年会やし
何?人集めなんか?」
「いえ みんなカップルで参加するパーティーなんです ・・・」
冗談で言ってると思いました ・・・
弓子は しょうもないその辺の女優なんかに
負けへんくらいの美人やったし ・・・
「あんた ・・・ 彼氏はおらんのか?」
「はい ・・・」
あっ 別れた直後なんやと思ってた
でも これも何かの縁 ・・・ 忘年会を途中で抜けて
参加する約束をしたんです。
そして そのクリスマスパーティーに
弓子の彼氏という名目で出席したんですわ ・・・
そこから俺と弓子の付き合いが始まって
翌年の俺が30歳の時に籍を入れたんです。
そして2年後に娘が生まれて今は小学5年生
今、住んでいる家は弓子の実家
弓子は父子家庭で一人娘でした。
このお父ちゃんが 酒飲みのチンピラみたいな
オッサンやった。俺が弓子をもらいに来た時も
玄関の所で何十発とどつかれて ・・・
鼻の骨が折れたんですわ。
腹が立って 次の日、病院で治療したあとに
もう1回行ってみたら お前は根性がありそうや
弓子をやる って 言うてくれて ・・・
そのあくる年に肝臓を壊して弓子のお父ちゃんは
亡くなりました。で ・・・ そのまま俺たち家族が
住まわせてもらっています。
弓子の話しによると
例のクリスマスパーティーの直前に別れた彼氏がいて
その人とは2年付き合ったと ・・・
でも、弓子のお父ちゃんが無茶苦茶な人やし
相手の親に反対されて結婚寸前の話しが
破談になったと聞いてました。
だいたい ハタチくらいから
2年 2年 2年で
付き合ってきた男性は3、4人いたとか ・・・
でも 森口のおばちゃんの話しがほんまなら
俺と知り合う直前まで12年も足立とこの息子と
付き合ってたことになる。
足立恵介 ・・・
近所の仏壇屋の息子です。
おじいさんが亡くなったし もう社長か ・・・
この地域で一番有名な仏壇屋です。
もしかしたら おじいさんには可愛がってもらってたんなら
仏壇屋のおばあさんに反対されたんかな?
でも 12年は長い ・・・
一人の男性と12年っていうのは女性としては言いにくいかもな
弓子が帰ってきました
「仏壇屋のおじいさんが亡くなって よとぎに来て欲しいって」
「あっ そうなの ・・・ 」
「お前だけな」
「えっ? なんでだろ ・・・ じゃ 用意して行ってきますね」
何がなんでだろ~ やねん ・・・ しらこいな
12年も足立のチ〇ポを 上と下の口で咥えまくって来たくせに~~
こういうことですわ ・・・
ええ ちょっと口は悪いですけどね~
男ってすぐ そっち方面に持って行きたがるんです。
そやし 12年という長い交際期間は
女性としては言いにくいやろうな~ って ことですわ。
俺はヤキモチ焼きではないんでね
逆に ・・・ 色んなことしてきたんやと考えると興奮するし
楽しめるタイプなんですわ
進行形の浮気はあきませんよ? 昔の話し限定ね。
「勝さん いるか~」
「ああ 弓子なら 今行きよったで」
「うん おうたおうた」
「ほな なんやな」
「うん ・・・ あの2人 まだ続いてるんちゃうか~おもてな」
「アハハ ないない ・・・ それはないわ」
「だって今 2人で蔵のほうへ行きよったで?」
「蔵に行って何すんねん?」
「蔵の奥に離れがあるんやがな~ そこに行ったんとちゃうか~」
「まじか? おばちゃん見てきてくれや」
「うん~」
「なんやな はよ 見てきてーや」
「うん ・・・ うちの家 雨漏りしよんねんわ ・・・」
「分かった 今度見にいったるわ」
「ネズミも出よるし ・・・」
「おっけ ねずみも捕まえるし はよ 行って見てきて!」
「ほな 戻るわ」
足立は妻と同じ 40歳で いまだ独身や
結婚は親に反対されてできひんかったけど
妻のことをまだ好きってことか ・・・??
離れに行って何をするんや ・・・
おちゃのむ
おちちのむ 一文字違いで大違いやで ・・・
それか 別れたのは事実やけど 最近になって復活したとか??
「勝さん~ 行ってきたで」
「何か見たんか?」
「うん 見た」
「ちょっと待って 内容言う前に 白か黒で言うてくれ」
「限りなく黒に近い黒やな」
「黒やがな」
「うん 真っ黒や いや 真っ暗や」
「なんやな それ」
「声は聴こえたけど 中が暗くて 見えんかった」
「声って 普通の会話の声やろ?」
「うん そういうのもあった ・・・」
「なんえ おばちゃん びびらすなや」
「でも ちょっと違う感じのも あったで ・・・」
「そんなもん よとぎの最中で なんもできんで おばちゃん」
「あほな みんなもう帰ってるがな 身内が数人来ただけやのに」
まだ何人かは残ってるけど 離れには誰もいかんわな」
「完全に2人きりってことか」
「ほな 雨漏り見にきてや~ 帰るわ~」
とりあえず待つしかないけど
少しでもええ加減なことを言いよったら問い詰める
これでええわ ・・・
「ただいま~」
「おお~ おかえり~」
「親戚の人がたくさん来てて ちょっと手伝ってきた」
ああ ・・・ もう嘘つきよった ・・・
「森口のおばちゃんが 人もまばらで お前と足立が
離れに入って何かしてたって言うてたぞ? どういうことや」
「ああ~ ちょっと話してただけですから ・・・」
「話すだけなら表の家で十分やろ~
何でわざわざ2人きりになる場所へ行くんや?」
「あっ お風呂入ってきます」
「まだ終ってへんぞ 弓子 ・・・
お前、足立と12年も付き合ってたらしいやんけ?」
「過去の話しを全て話さないといけませんか?」
「別に話したらええやん ・・・」
「目と鼻の先に住んでいる 同級生と
12年も交際していたと聞いて あなた どう思います?嫌じゃないですか?」
「森口のおばちゃんは いまだに 続いてるんちゃうかって 言うてたで」
「人生のドン底にいた私を拾ってくれたのは あなたなんです
そんな人を裏切るようなこと しません」
「ほな やっぱり 足立と別れた直後やったんやな?」
「そうです ・・・」
「結婚反対の理由は やっぱり 弓子のお父ちゃんか?」
「違います ・・・ 私たち自身もびっくりするような話しだったんです」
「えっ どういうこと ・・・?」
「実は ・・・」
俺も聞いてびっくりやけど ・・・ こういうことです。
さきほど亡くなられた 仏壇屋のおじいちゃんは 婿養子さん
おばあちゃんが あの仏壇屋の娘やった
この人はまだ 元気に生きたはるけどな
この足立のお母ちゃんと
妻 弓子のお父ちゃんが 昔、恋仲やったらしい
弓子のお父ちゃんも元々、この辺の人やと
でも 当時の仏壇屋の両親に反対されて結婚は断念 ・・・
お互いに違う人と結婚したんやけど ・・・ 関係は続いてたらしい ・・・
ほんで いわゆる不倫関係のあいだに出来た子が 足立やと ・・・
血の繋がった兄妹だと知らされて結婚を断念したと ・・・
こういうことらしいですわ
「それで お父さんの遺産の話しで これからもちょくちょく呼ぶようなことが
あるかも知れないって 言われて そのお話しをしてたんです。
公に話せる内容でもないし 2人だけの場所で ・・・」
「そうか ・・・ なんか複雑やな お前も結局、別れたくないけど
別れなあかんかった ・・・ 弓子のお父ちゃんやらと一緒やんけ?」
「お父さんたちのことは知らないけど
私はすぐに別れる決心が出来てました。 淋しかったけどね
それを 救ってくれたのが あなた なんです ・・・」
「ほ~ それは 嬉しいけど。 ほんで ちょくちょく呼ばれるって?」
「ええ 弁護士さんを交えて どう分配するか
最終的には足立君の判断なんですけど ・・・」
「そっか ・・・ まあ それはしゃあない そやけど凄い人生やな」
「お風呂入ってきて いいかな?」
「おう~ どうぞ」
まあ 話しは複雑やけど ここまでは良かった
このときは俺もまだ 何も気付いてへんかった ・・・
この2日後の夜勤明けで帰ってきた時の話し
俺は朝方の4時ごろに帰ってくる
ほんで6時くらいから 昼の12時まで寝るのが日課なんやけど
この日は10時に目が覚めてしもた
起きたら弓子がおらんけど 手紙があった
足立さんとこへ 話し合いの件で行ってきますと ・・・
なんか胸がザワザワしよったんや
いつも起きひん俺が起きるんやし 神様が起こしてくれたんちゃうかってな ・・・
本家の母屋で話しとったら どうしようもないけど
森口のおばちゃんが言うてたように 離れで話しとったら
俺でも覗けんことはない 裏の1mくらいの塀をを乗り越えたら
離れには近づけるさかいな ・・・ まあ 泥棒みたいやけど
とりあえずこの目で確かめたらハッキリすることや
塀は簡単に乗り越えられる その後や
離れ言うたって 俺らの家と同じほどの普通の2階建てや
ぐるりを1周したけど 1階にいそうな雰囲気はない。
ほな2階や ・・・
見つかったら 嫁が心配で来ました~ って 言うたらええんやし
階段を上がると 廊下しかなかった
その廊下に 8枚くらいの引き戸が並んでる
多分 中は15畳とか18畳くらいの大広間みたいな部屋なんやろ
一番手前の引き戸をそろ~っと 開けたけど 誰もおらん
でも 部屋の隅っこに天井から階段が下りてた ・・・
屋根裏に行く階段やと思う ・・・
近づいたら もう声がしてた 女の声や 弓子?
階段の途中まで来たら 完全にスケベな声や ・・・
上まで上がってもええけど
目の前で何かしとったら ちょんバレやしな ・・・
ちょっと 階段に座って 声だけ聴いてた
弓子っぽいといえば そうやけど ・・・ 確定はできひんな
上がろか ・・・
上がったら 屋根裏部屋が 2つに別れてた
今上がったほうは真っ暗や
でも 声がするほうは 天窓の明かりで 明るい
そろ~っと 覗いてみた ・・・
足立が座った状態でこっちを向いてる
こっちというか 俺のほうではないけど あいつの顔が見える
あっち向いて 足立の股間に跨ってるのは ・・・
弓子やな ・・・
あのシャツは見たことある 髪型も弓子や ・・・
弓子のま〇こに ブス~っと チ〇ポが刺さってるのがよう見える
足立も弓子を抱えて 下から突き上げとるけど
弓子も体は上下させとるな ・・・ 時折 チューなんかしながら
兄妹とちごたんかいな ・・・ ようわからん関係や ・・・
「ああ~ 恵介さん 気持ちいい~」
足立の名前や ・・・
足立が弓子を寝かしよった
弓子の頭がこっちを向いてる 正常位や ・・・
弓子 自分で足を持って 大股開いとるわ
「弓子 もう イクぞ ・・・」
「あは~~ 来てぇ~~」
ええ もうイクんかいな 今来たとこやのに ・・・
退散やな ・・・
俺は急いで逃げた ・・・
拾ってくれた あなたを裏切りません とか 嘘八百やな ・・・
「ただいま~」
「おう~ おかえり~」
「あら 起きてたの?」
「おう~ お前と足立のSEXを覗きに離れまで行ってたんや」
「そう ・・・」
「なんか言うことあるやろ?」
「ごめんなさい ・・・」
「ではなくて 説明しろや 兄妹やとか 遺産がどうとか
こっちは さっぱりわけがわからんわ ・・・」
「兄妹の話しも本当 遺産の話しも本当 ・・・」
「ほな お前ら 兄妹でセックスしとんのか?」
「そう ・・・」
「俺は裏切らないとか 嘘ばっかりやな」
「ごめんなさい 兄妹だから あんまり 罪悪感がなくて ・・・」
「ずっと? ずっと 続いてるんけ?」
「そう ・・・」
「なんでや?」
「兄妹と知ってから 余計に興奮しちゃって 気持ち良くなって
結婚は出来ないけど セックスは出来るし ・・・」
まあ 本人たちでないと わからんこと 気持ちええとか どうとか ・・・
とりあえず 子供もおることやし 今も話し合いは続行中です。
もしかしたら 足立の子かも しれへんし
そやけど 小学生まで育てて 殺生な話しですわ
ただ 自分たちが それまでのセックスより 気持ち良くなったから ・・・
こんなんが 理由で ・・・ まわりの人間を10年以上
いや これからも含めると もっと ですわ
何十年と苦しめる結果に ・・・ ほんまに勝手なやつらです。
森口のおばちゃんが おらんかったら 一生わからんことやった
はよ 雨漏りと ねずみ退治してやらんと ・・・
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