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黒猫のパンコ

「これでいい?」

「うん~ 気持ちいいよ」

「口でしようか?」

「硬くならへんし指のほうが刺激的、すまんな」

「全然!手があいてる時ならいつでもやったげる」

「眠剤よりこっちのほうがぐっすり寝れるんや」

「そのほうがいいもんね」

「あっ 出そう」

「はいはい 出して出してっ!」

「おっ おっ おっ~~!」

「ああぁ~ でたぁ~(笑)」

「ふぅ~ これで眠れる」

「じゃあ私、ニャンコ探し行ってくるけど
 ときどき様子見に戻ってくるから ・・・」

「かまへんよ もう起きひんと思う」

「そぉ ・・・^^ じゃあおやすみ(チュっ!)」


【美咲 主婦 51歳】 妻の告白




「こんばんは~ ・・・」

「どうぞ入ってください」

「うちのニャンコちゃんはどうですか?」

「まだ今日は現れてない」

「そっか~ ・・・
 もし昨日と同じ時間なら ・・・」

「10時まわったくらいかな」

「あと一時間ちょっと」

「人の気配があると寄り付かないかもやし
 一旦部屋に入ってお茶でも飲んで待ちましょう」

「そうですか すみません~」



一週間前、猫を拾いました
真っ黒のメス猫です。
子猫じゃないので
飛び出しに注意してたんですが
車椅子生活の主人(天野公二 51歳)を
施設に送り出すとき サっと ・・・ 出てしまった。

次の日のお昼になって
「うちの裏の屋根の上に黒猫がいましたけど」
と、ご近所に住むお兄さんからの情報があり
ベランダに捕獲機を置かせて頂くことにしました。

武田和希さん 30歳
三年ほど前に引っ越されてきた方ですが
お喋りするのは今回の猫の件が初めて
彼も幼少の頃、猫を飼われていたそうです。
猫好き同士って話が合うんですよね

初日は二時間ほどお邪魔し
夜の10時に泣き声だけを確認して退散
多分、あの子だろうと彼に伝えると
続けて協力すると仰ってくれました


「宇治茶ですね」

「奥さんは京都の方ですか?」

「いえ、滋賀の信楽なんですけど
 宇治田原に親戚がいて
  実家住まいの頃は毎日 ・・・ 美味しい~」

「そうですか 今日はご主人は ・・・」

「寝かしてきました」

「寝かしてってw 子供みたいなw」

「子供みたいなもんです^^」

「僕ずっと、奥さんのお父さんだと思ってました」

「ああいう生活だから老けて見えるんでしょうね
 私と同い年ですよ^^」

「それはすみません ・・・」

「いえ、一緒に探してくださるって
 いい人だな~と話してました^^ 気にしないで」

「長いんですか?」

「糖尿が最初で41だから ・・・
 今二人とも51歳、かれこれ10年かな~」

「実家の母も親を看てましたけど
 ときどき気晴らしにカラオケへ行ってたようです
  奥さんはそういうことって ・・・」

「私、趣味がないから ・・・
 でも今は気晴らし出来てます^^」

「どこで?」

「武田さんのような年下の若い男性と
 お話しする機会なんてめったにないしw」

「ああ~^^ 僕でよければいつでもw」

「ありがとうございます^^ あっ!!猫の声!」

「ホントだっ ・・・ 入ったのかな??
 ベランダの扉をそっと開けるんで
  静かに覗いてみましょう ・・・」


とても優しい年下の青年ですが
しっかりしておられるので
年齢差での違和感はあまりありません
だけど ・・・
会話の区切りに必ず
私の胸元に目を向けられます
それがちょっと恥ずかしい ・・・


「開けますよ ・・・ 見てください
 奥さん もっとかがまないと逃げられる」

「はい~ でも真っ暗だし ・・・
 あっ、あれかな?捕獲機の中か後ろか ・・・」

「奥さんちの黒猫ですか?」

「っん~ 大きさはパンコだけど
 なんか尻尾が短いような」

「じゃあもう一度部屋に戻って
 一時間後くらいにまた ・・・」

「はい~」



///////////////



「あの、パンコって名前の由来は ・・・?」

「あ~ 拾って帰宅したとき
 猫に与えるエサがなかったんですよね~
  っで、台所の棚をゴソゴソしてたら
   パン粉の袋がやぶけちゃって」

「それをあの子が食べた ・・・」

「そうですw 単純でしょw」

「うん~ でも関西ではパンコって ・・・」

「知ってますw
 名付けた日に主人から聞きましたが
  時すでに遅しw」

「パンコね ・・・ まあ意味さえのぞけば
 可愛らしい名前ですけど ・・・ 奥さん?」

「はい?」

「パンコとは全く関係のない話しなんですが
 体が細いのに胸だけ凄い大きいですよね^^」

「あぁ~^^ なんの話しかと思ったw」

「さっきもベランダを覗いてたとき
 高千穂峡のような美しい谷間が ・・・」

「うふ^^ 主人とそういうのがないから
 あまり気にしなくなったのかな~^^」

「独身男にはたまりません」

「じゃあ パンコ探しに協力してくださったお礼は
 その高千穂峡とやらの全貌を!な~んてねw」

「はい!是非お願いします!(笑)
 あっ?!籠がガサガサいってますね ・・・」

「パンコの泣き声?!」

「行きましょう!奥さん!」



こんな会話をしたあとにタイミング良く
うちのニャンコが捕まるなんて ・・・



「間違いないですか?」

「ええっ パンコです 良かった~^^
 ありがとうございます 助かりました」

「じゃあ、ちょっと遊ばせておきましょう ・・・」

「えっ?まだ時間いいんですか?」

「うん、まだ12時前だし それに ・・・」

「高千穂峡?(笑)」

「全貌を ・・・w すみませんエロくてw」

「全然エロくないよw
 ごく普通の健全な男性の反応だと思います^^」

「電気消しましょうか?」

「ううん 消したら見てもらえない ・・・」

「奥さん~ ・・・」



「まだ谷間だけ ・・・
 ブラウスを少しはだけると ・・・」

「興奮します!」

「今日はうす~いクリーム色のブラジャー ・・・」

(ゴックンっ!!)

「このブラを少しづつ谷間から遠ざける ・・・」

「ああぁ~~!乳房と違う色のものが ・・・」

「私の乳輪と ・・・ 乳首 ・・・ 見える?」

「はいっ ・・・」

「これが高千穂峡の全貌^^
 パンコを探してくださったお礼です^^」

「すみません!ダメだっ!奥さん~~~~!!」

「ああん~! 武田さん~ ・・・」

「おっぱいが想像以上に綺麗で!我慢できない!」

「あぁ~ はぁ~ うふん~~ ・・・」




裸になろうとしたわけじゃなく
ブラウスのボタンを外して
谷間とほんの少しだけ乳房を見せようとしました
でもこれは本当にお礼のつもりだった

年下の男性、しかも好みの ・・・
そんな人と二人きりで
楽しい会話をはずませながら過ごせる時間なんて
今の私には皆無に等しく、しかも
運命的に私に拾われた可愛いニャンコを
一緒に探してくださった

彼に押し倒されたのは
そのあとに起こった事故です ・・・




「あぁ~ こんな硬いの久しぶり!」

「フェラでいってしまいそうです
 出来れば奥さんのここに 入れたいんですけど」

「おばさんが相手でいいの?」

「前から綺麗な人だと思ってました」

「武田さん~ ・・・ 
 お願い、私を女にして ・・・」

「じゃあその前にひとつ約束ごとを ・・・」

「なに~?」

「パンコはまだ見つかってないことにッ!!」

「あっあっ~!!そんな!ああん~~ ・・・」

「そしたら明日も来れるでしょ?!」

「っん~ はぁ~ 嬉しい~
 武田さん! いやん~ 凄い大っきい~!!」




正式にはこれが初めての浮気

実は主人が完全に
車椅子生活を始めたころ
主人の元同僚や友人が
私に誘惑の手を伸ばしてきたんですけど
その時は私も介護初心者でしたし
気持ちに余裕もなく
お断りした過去がありました 



パンコ捕獲作戦(仮) 3日目 ・・・


「何を見てるの?」

「奥さんと一緒に観ようと思って、
 以前流行った海外のドラマなんです」

「おもしろいんだったら見たい 横に座っていい?」

「もちろん^^」

「こういうのも最近見てないからな~」

「仕事にお世話に忙しいですもんね ・・・」

「ええ~?
 とか言いながら胸をさわってくる~^^」

「さわりながらでもドラマは観れる」

「私が見れないの!(笑)もぉ~ (チュっ!)
 どうせならもっとさわって~ 武田さん ・・・」

「吸いたくなってきた!」

「あぁん~ うふん~ あぁ~ ・・・」



パンコ捕獲作戦(仮) 4日目 ・・・


「夕方来られたのは娘さんですか?」

「うん~ うちの人の様子を見にときどき来るの」

「奥さんに似て綺麗でした」

「あれ?娘に目がいってしまった?(笑)
 ダメよ~ 武田さんはわたしのものだから~^^」

「奥さんっ ドラマの続き観ましょう^^」

「今日は私から襲っちゃう~^^
 ほらぁ~ もうこんなに ・・・
  舐めたらすぐ大きくなるわ~」



パンコ捕獲作戦(仮) 5日目 ・・・


「早めに来ちゃった^^
 これパンコのエサと武田さんの朝ご飯 ・・・」

「すみません いただきます」

「今日はちゃんとドラマ見ようね^^」

「いえ今日は奥さんを ・・・」

「毎日交代で襲いあってるみたいw」

「奥さんを逝かせてから一気に観ます!」

「一気てなに??」

「別にこっちに集中してもいいんですけど ・・・」

「ゆっくり観ればいいやん 私も焦ってないしw」

「いや ・・・ 明日彼女が来て
 整理を手伝ってもらったら
  明後日に引っ越しするんです 僕 ・・・」

「えっ?なにそれ ホントの話しなん?」

「だから奥さんとも今日が最後に ・・・」

「イヤ!いや 今日はしない!ごめん離して!
 そんなんイヤやわ~ ・・・ なんで?」

「すみません ・・・」

「前から決まってたん?!
 そんなこと知ってたら胸なんて見せへんし!
  あなたに抱かれることもなかったわ
   主人を裏切ったのよ?!私~ ・・・」

「奥さんのこと好きになったから
 どうしても抱きたかったんです ・・・」

「100歩譲ってそれはいいとしても
 引っ越すてなによ~ ・・・ いきなり ・・・」

「怒ってますか?」

「っん~ 言葉が出てこないわ ・・・」

「彼女と結婚するんですけど
 向こうのお父さんが介護が必要な方で
  彼女の実家の近くに ・・・」

「そぉ ・・・ じゃあお幸せに ・・・
 パンコは連れて帰ります ありがとう ・・・」

「あの奥さん!」

「なに?」

「明日の夜なら彼女はいません」

「うん さようなら 元気でね^^」



目の前が真っ暗になりました
幸せ絶頂期に落とされた気分です

40代からセックスレスになった私を
50代でまた女に目覚めさしてくれた人
愛しい人 ・・・
好きになったのに ・・・
彼を本気で愛そうと思ったのに ・・・


///////////////




主人
「もう8時まわってるで?今日は行かへんのか?」

「なんで?パンコが見つかったのに(笑)」

「見つかったからって急に縁を切らんでも
 お礼に何か持って行けばええんとちゃう?」

「うん~ でも ・・・ それはいいと思う ・・・」

「明日には引っ越すんやろ?彼 ・・・」

「昨日にちゃんとお礼も言ったから^^」

「俺がこんな体やしな
 お前には別の意味で楽しんでもらいたい」

「はぁ?(笑)なんの話をしてるの?あなた~^^」

「30年、お前と付き合ってきたんや ・・・
 彼とすれ違った時の美咲の雰囲気
  それと彼が美咲を見る目でわかる
   猫はすぐに見つかってたんやろ?」

「なにを言い出すかと思ったら
 浮気の心配ですか?(笑)もう51歳やで私~^^」

「浮気の心配なんてしてるかいな
 若い男と喋る機会もないやろうし
  楽しい思い出を作って来い言うてるんや」

「あっでもそう言われてみれば 思い出した ・・・
 パンコを見に来るって言ってたけど
  連絡先もなにも教えてなかったわw」

「今日は眠剤飲んだし 行ってこい」

「うん~ まあ、あとで ちょっとだけ^^」




主人との会話で水を得た魚のように
息を吹き返した私

大人の女性として
しっかり彼を忘れることが出来るなら
最後にもう一度
会ってもいいのかも ・・・




「奥さん ・・・」

「来ちゃった^^」

「どうぞ入ってください」


///////////////



「深い意味はないのよ?(笑)
 あのDVDのタイトルを教えてもらえたら
  娘に頼んで借りてきてもらえるしね^^」

「はい~ これです ・・・」

「うんうん、わかった
 おもしろそうだったし続きを見とく^^」

「僕たちの続きは?」

「ないわよ~ そんなのw
 淋しくなるのわかってて出来ない それに
  今日は主人に言われて来たから
   そういう気分じゃありません(笑)」

「言ってたとおりパンコには会いに来ますよ?」

「はぁ~ それでも ・・・」

「名目はパンコだけど ホントは奥さんに ・・・」

「ごめんなさい もう、目が覚めたの
 あんな優しい主人を裏切れないわ ・・・」

「本気ですかッ」

「そぉ あっダメよ 武田さん 本気なんだから~」

「奥さんっ!」

「イヤっ!無理やりしないで~ ・・・」

「僕の気持ちがわかってもらえるなら!
 無理やりでもかまわない!」

「あぁん~ そんなつもりじゃないの!
 武田さんダメよ?!入れちゃイヤぁ~~~」

「うううぅ~~ぷッ!!ああ~~~ 奥さん!!」

「っん~ もぉ~ ダメだって~~ ・・・」

「二人の気持ちが切れないうちにッ!」

「ああぁ~ はぁ~ ああん~ ・・・」

「奥さん 好きですっ!!」

「あはん~ 私も好きよ~
 うぅぅぅ~~ 気持ちいい~~~!」

「セックスを期待してなかったおまんこじゃない!
 ですよね?!奥さん~!!」

「そうよ~!最後に抱いてもらおうと思って!」

「これで何回も逝った!」

「ぁん~ ダメっ!そこぉ~~!」

「すぐに逝きそうな顔してる!」

「だって気持ちいいんやもん~~ ・・・」

「ここですかッ?!」

「あっ!そこ奥っ!!逝っちゃう~~!」

「奥さんのその顔がたまんないッ!!」

「あぁ~!武田さん 好きっ!もっと来てぇ~!」

「僕の好きなおっぱいはッ?!」

「今出すっ!あああぁ~ 気持ちいい~~~!!」

「おお~!綺麗なおっぱい!また見られた!!」

「はぁ~ 吸ったら逝くっ ・・・」

「言われなくても吸いますよ!!」

「違う~!すぐ逝っちゃうからダメだって ・・・」

「奥さん!当たってるッ!!」

「あんもぉ~ ゆっくりしたいのに!!ヤダっ!
 気持ちいい~~!もっと吸って?!」

「(ジュルジュルジュル!!チュ~!ジュル!)
 もっと?!もっと~?奥さん~~?!」

「あっダメ!おまんこ逝く~~!武田さん?!」

「すっごい擦ってる!!!」

「あっ!イヤぁ~!気持ちいい~ そこっ!!
 ダメ!ほんと逝く!イヤ逝っちゃう!!
  武田さん?!あっ!あっ!あぁ~~!
   逝くぅぅぅ~~~!!あはん~~~!!」






若い男性のセックスにハマった
熟女の全貌です ・・・

会いに来るとは仰ったけど
人の心は読めません だから逝くたびに
これが最後、これがラスト
と思いながら何度も迎えた絶頂でした ・・・



///////////////




主人
「あの女性が結婚相手か ・・・?」

「と思うけどね ・・・」

「武田くん こっち向いて挨拶してるぞ」

「うん わかってる ・・・」

「スカっとした男前や 今日は特に
 生理のあがった熟女に中出しでもしたか(笑)」

「下品なこと言わないで!職員さんが来るよ?」

「俺はもうちょっと居て欲しかった
 美咲のために ・・・」

「その気持ちだけで十分私は幸せ
 浮気なんてしないから安心して ・・・」

「あ~ 姿が見えんようになってしもた ・・・」

「なんで後ろ振り向くのよw
 泣いてるとでも思ったの?(笑)」

「言い残した事もなかったんかな~と思って」

「そんなのない さあ職員さんが来た 行こう」



言い忘れたことならあります ・・・

ニャンコはパンコだけど
私はパンコじゃないよと言いたかった

彼が本当に好きだったし
体を許したんです ・・・




 
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