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SAND BEIGE ~壊れる想い~

「パパおかえり~ あすかは?」

「今そこで友達に会って話してる」

「そぉ ・・・ ねえパパ あれ来てるよ?」

「体操のゲームか??」

「うん^^ 今やる?」

「よしっ!絶対ひかるには負けへんぞ!」

「私が勝つって(笑)
 子供とときどきゲームしてるんやから~」

「そこまで言うなら!
 負けたほうが夜のおやつの買い出しや!」

「OK!いいよ~^^」



今、わたし とても幸せです

しかし結婚生活が順風満帆だったわけではなく
数々の試練や困難を乗り越えてきた!
いえ ・・・
乗り越えるために必要だった逃げ道を
共に歩いてくれた恩人が一人

これは5年前からの記憶

枯れ果てた私の心を潤し
砂色の風景も
キラキラと輝くガラスモザイクに変えてくれた
大切な人のお話しです ・・・



【ひかる 主婦 37歳】 妻の告白




「大丈夫?」

「おう ・・・」

「バックでしてみる?」

「はあ?」

「そのほうが ・・・」

「勃たへんのにバックもなにもあるかッ!
 お前の垂れた尻見てどうなんねん?!」

「ふぅ~ ・・・」

「なんやそのため息」

「私も色々と頑張ってる」

「なにを頑張ってる?
 ヒップアップのエクササイズしてるか?
  旦那が喜ぶような体型を維持してるか?」

「全部私のせい??」

「ないとは言えんやろ」

「はぁ~ つぶれそう ・・・」

「なんて?」

「これ以上責められると わたし
 壊れてしまいそうだわ ・・・」


5年前
夫婦最大の倦怠期を迎えていました
私、32歳 主人(山本靖之)、42歳

10歳の年の差婚になった理由、それは
28歳まで12年間交際していた彼と大失恋を経験
自暴自棄になっていた私の
目の前に現れたのが会社の上司だった主人でした
優しくされ、藁をもつかむ思いでしがみつき
結婚へと至ります

しかしそのころに もう一人
私を好いてくれていたのが
同級生の工藤友和君 


工藤
「デートしようや」

「もう結婚が決まってる人いるし^^」

「結構なおじさんと聞いたで?」

「うん、会社の上司やけど オジサンではないよw」

と、余裕ある対応だった同窓会でのひとこま
でしたが ・・・ 工藤君の言ってたことが
なんとなく当たってしまうんです
それが5年前のこと
結婚から3年が経っていました



『工藤君 今大丈夫?』

『おう、仕事終わったとこや』

『ごめんね 急に電話して
 どうしてるかなと思って』

『この前、飲み会で会ったとこやろ?』

『うん、そうなんやけど ・・・』

『話し聞くわ なにがあった?』

『うはぁ~ 誰かに支えてもらわないと
 自分が壊れてしまいそうで凄く怖いの!』

『旦那のことか』

『そぉ ・・・』

『明日休みやし 昼間でいいなら会おう』

『工藤君いいの?甘えてごめんなさい』



甘えました ・・・

主人のことも家のことも何もかもを忘れて
おもいっきり!彼に甘えてしまいました ・・・



「はぁ~ 壊れそう~ ・・・」

「さっき旦那の話で同じセリフ聞いたで?」

「意味が違う~ ああっ~凄い!
 凄い当たってる!!気持ちいい~~~!!」


何もかもを忘れて
狂ったように悶えた彼とのセックス


工藤
「だからあのとき 釘さしたやろ?オジサンやって」

「あのころはまだ元気やったし ・・・」

「どんなふうに?」

「こんなふうに!あぁ~ ダメまた逝きそう~」

「ただのアテ馬なら今日でやめるぞ?!」

「イヤっ!そんなんじゃない!」

「ひかる!」

「工藤君が好き!大好きなの!!」

「おいおいっ 俺の乳首イジったら ・・・」

「ああん~ もっと硬くなった!気持ちいい~~!」

「旦那の乳首もイジったれや!」

「なにしても無駄 もうそんなんじゃ ・・・
 あっダメ!逝きそう!!工藤君?!また逝く!
  あぁ~そこ!工藤君!逝く!逝くよ?!逝く!
   ああああぁ~ 逝くぅぅぅ~~~!!!」



都合がいいのか悪いのか
彼は独身だったので
全ての時間を私に合わせてくれました

だから 5年も続いた ・・・


工藤
「いい方向に向かってるやん」

「うちの人も色々とあって
 ひと皮むけたみたいな感じかな~」

「そろそろ終わりにするか?」

「今の彼女と結婚するの?」

「いや、正直言うと子供が欲しい
 バツイチの40歳ではな~ ・・・」

「ギリギリ間に合うかもよ?相談してみたら?」

「ほんまは ・・・
 ひかるに産んで欲しかった ・・・」

「あかん ・・・
 そんなん聞いたら涙出るし ・・・^^」

「別れるのは淋しいけど
 アテ馬じゃなかったことが救いや
  5年も続いたんやしな」

「引き際も男らしいよね 工藤君 ・・・」

「他人の嫁さん寝取って 男らしいもクソもない
 でもひかるが幸せになるなら俺は身を引く」

「また、同窓会でも会うし ・・・」

「俺に会いたいか?」

「毎日会いたい!
 私を助けてくれた大切な人やもん」

「それだけ?」

「ううん ・・・
 射精がなくても毎日しゃぶってあげたい^^」

「はは^^ 俺の求めた答えと違うけどw」

「肉体は離れても ずっと好きだから ・・・」


正式に別れたのは4年と11ヶ月
今年、二月のことでした ・・・



「パパ行ってくるよ~」

「おう!楽しんでこい!」

「帰ったらゲームの続きする?」

「ハハハ^^ 練習しとくわ 次は負けんようにw」


主人が変わったのは
性的なことだけじゃなく
仕事のことや会社での安定した重職による
男性としてのプライド?の復活でした
10歳上の主人と
工藤君を比べるのはかわいそうだけど
あっちのほうもそれなりに頑張ってくれてます。



工藤
「ひかる 外に出るぞ」

「ダメっ」

「出るんやったら早めのほうがええ」

「あかんって ・・・ もう元サヤ
 うちの人とも上手いこといってるんやし~」

「行こっ 盛り上がってる隙にスっと出ようや!」

「ダメって言ってんのに~ もぉ~ 強引やな~」




///////////////





工藤
「ひかる!会いたかった!」

「ああん~ 私も~ ・・・」

「なっ?男は強引なほうがええやろ?」

「出たらこうなるって分かってたもん~」

「旦那と上手いこといってるときのほうが
 燃えるんちゃうかとおもて抱きたかった!」

「燃えると思う ・・・」

「なんでそう思う?」

「はぁ~ うちの人と違って主張が凄い!」

「チンポの話?旦那はまだふにゃチン?」

「色々と試したはるけど ここまでは ・・・
 あぁ~ダメ!工藤君!
  そんなとこ突かれたら壊れそうになる~」

「俺でしか壊せへんやろ?ひかるのおまんこ!」

「いやん~ 気持ちいい~~
 旦那の顔見れへんわ~ ああん~ そこっ!!」

「ひかる!!」

「もぉ~ うちの人せっかく頑張ったはんのに~
 工藤君のせいやで?!もっと!もっと!!
  いっぱいちょうだい!そこ!ダメ!逝きそう~
   工藤君?!いやん~ 逝きそう!!!
    気持ちいいひぃいい!!いやぁ~~~~!」




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