子連れデリヘル伝説
女性は申し訳なさそうに
ややうつむき加減で 3 という数字を
指で表した うん~ 奥ゆかしい方だ
気に入った!
『大輔 会社員 38歳』 旦那の告白
私はトンネル掘削機の
特殊技術を持つ会社で
エンジニアをしていますので普段
家にはほとんど帰れません
なので、久しぶりに取れた
休暇を活かし平日の今日
妻と子供と近所の公園に来ました
ここは、妻が毎日 私たちの娘 舞を
連れて来ている小さな公園
この小さな公園に
視界に入るだけでも 5、6人のママさん
全体では12、3人はいるだろうか
そのママさん達の中でも
わが妻 陽子は飛びぬけて美しい
私と陽子が結婚したのは今から5年前
お見合い結婚でした
全く結婚などする気のなかった私に
急に舞いこんで来た叔母からのお話し
しかし、お見合いの席で陽子に
一目惚れをし 即決で判断しました
妻 陽子は現在35歳 証券関係の
仕事をしていたキャリアウーマン
何も申し分のない女性だったのですが
私の結婚の条件が
ひとつだけありました
それは専業主婦でいてくれること
私の両親は二人とも教師でした
学校から家に帰っても
誰もいないのが当たり前 少し
淋しい思いをしていたのでしょうか
もし、自分が結婚するならば
お嫁さんには家に居て欲しい
と 考えていました
バリバリ仕事をしていた妻が
その条件を受け入れてくれたので
現在に至っています そして
2年前に 舞が生まれました
私が今日
ここへ来たのには理由があります
ひとつは舞と遊ぶこと もうひとつは
陽子と陽子のまわりにいる人たちを
見ること 知ること ・・・
2週間ほど前
久しぶりに家に戻ってきた私に陽子が
「あの公園にはあまり行きたくない
今度よその公園を探してくる」
と 言いました ・・・
理由を聞くと「敬遠されている」から
今もこうして家族3人で来ていますが
初めて来る私に
挨拶をしてくる人はいますが
陽子に目を向けて
挨拶をする人はいません
ちょっと 露骨ですね ・・・
敬遠されるのには必ず理由があるはず
要は体裁よく「敬遠」と言ってますが
嫌われているんだと思います
今回の私の休暇が3日あります
この3日の休みを利用して
それを調べたいと思いました
しかし陽子には 休みは
「今日だけ」と言ってあります
遠くから眺めるのもよし
陽子の行動をパターンを見るのもよし
私のいないところでの妻の様子を
じっくりと拝見することにします
ちなみに ・・・
陽子は身長173センチ
細身 色白のロングヘアー
モデル級のスタイルです しかも
おっぱいも大きい
私は舞と陽子を見ながら
少し離れたところのベンチに
座っていました すると
男性がひとり来られました
女の子を連れて ・・・
その後ろからも もうひとり男性
こちらは男の子を連れて
ああ これですね ・・・
まっ やはりって 感じですけど
あと、2日も休暇を
消化する必要はなさそうです
今、公園に入ってこられた
お二人の男性 他のママさん連中が
ギョロギョロしながらも
ペコペコ挨拶をされていますが
おふたりは ・・・
妻、陽子のいるあたりまで
一直線に歩いてきました
そして、陽子と舞のいるあたりで
足を止めて ずっと話しています
最近は育児をする
パパさんも増えたようで
こういった公園でも男性の姿を
見ることが多くなったんですよね
それにしても
他のママさんたちには目もくれず
ずーーっと 陽子ばかりと話しています
なんでしょう ・・・
他のママさんのひがみ?
中には可愛い方もおられますけどね~
仕事の話しでしょうか
あのパパさんたちも証券マンとか?
でも、ひとりの男性は
他のママさんたちの輪の中へ
入っていきました それから少しして
こちらの男性も ・・・
あれ?また陽子と舞だけがポツンと
舞が私を呼んでるので行きます
「パパさんも来るんだね」
「結構多いよ」
「もしかして
あのパパさんたちも証券マン?」
「ううん あのひとたちは
小遣い稼ぎで株をやってるのよ」
「ああ~
それで陽子にアドバイスを?」
「正確には出来ないけどね
もう離れて5年も経つから 逆に
投資しすぎないような事を
言ってあげてるの」
「そっか~」
んん~ ・・・
この様子をみるとママさん達の
ひがみというのは違うような だって
今は他のママさんと
あのパパさんたちも
普通に話しているからな~
お高くとまっている
人を見下す まではいかないにしても
少し とっつきにくいオーラを
出しているのかと うちの妻が ・・・
私の携帯が鳴りました。会社からです
さっきいたベンチへ戻りました
するとまた おひとり
今度は弱冠若めのパパさん
このパパさんも陽子に
近寄って行きました
携帯を切り、ベンチに座りました
いやいや このパパさん
世間で言う イクメンならぬ
本物のイケメン すごくカッコイイぞ
この方も 株をされているのか ・・・
10分ほど話して 陽子と舞が来ました
そろそろ帰るのかな ・・・
「凄いイケメンだね」
「役者の卵らしいよ
このあたりはそういう方
多いんじゃない?」
そうなんです
ここは京都の「太秦」というところで
近くに撮影所があったり
その関係者が多く住んでいる
地域でもあります
私も陽子も愛知県の出身なんですが
二人とも京都の大学を出ていまして
そのまま京都に居つきました
自宅の前をお侍さんが通る
なんてこともあります^^
撮影の合間に自宅へ戻られる
役者さんなんでしょうね
そういう地域なんです
「あのイケメンパパも株を?」
「ううん あの人は ・・・」
「なに?」
「普通の会話 ・・・」
何かを感じましたが
何かは分かりません ・・・
「あなた 明日からはどこなの?」
「明日からは高知 今度も長いよ」
「そうなの ・・・ 」
「公園 別のとこでもいいんじゃないか
いっぱいあるんだし」
「うん また考えるわ ・・・」
このあと自宅へ帰りました
公園にいた 約1時間半 ・・・
妻、陽子に挨拶をするママさんも
話しかけてくるママさんもいなかった
次の日、出張の準備をし家を出ました
ええ、カラ出張なんで
この重い荷物たちは会社へ持って行き
妻、陽子が公園へ出かける
朝の9時半頃に合わせ
何処かで潜伏したいと思います
公園の前に「レモン」という
喫茶店があります
私は予定時刻よりも少し早めに行き
公園を見渡せる窓側の席につきました
9時40分頃 妻と舞が来ました
うん やっぱり昨日と同じ風な光景です
他のママさんたちとは
少し離れたところにいます
妻は まあ~致し方ないんですが
舞が他の子と遊べないのが少し
いや かなり気になります
やはりこの環境は
改善して欲しいですね ・・・
20分ほどすると
昨日のパパさんたちも来ました
これも昨日と全く同じ まず、妻と会話
そのあとに他のママさんと合流
そして、あのイケメンさん ・・・
今日は他にも3名ほど
パパさんが増えています
そこから10分ほど経った頃に
40代の女性が妻に近づき
何か話しました 一人です
お子さんはいません
妻はコクリと頷いたあと
舞を連れて公園の外へ ・・・
そして、その40代の女性が
おひとりのパパさんに近づき
また話していますが 一瞬でした
そのパパさんもコクリと頷き
公園の外へと歩き始めました
妻は何処へ行くのか ・・・
すると公園のぐるりに駐車していた
白い車 アルファードなのか
大きめの車に妻が乗りました!
そして舞は その前に駐車している
これまた大きめの車に乗りました!
いやっ 乗せられた!?
どういうこと??
私の妻と娘を何処かに
連れて行く気なのか?
すぐ止めに行くべきなのか
警察へ通報するべきなのか
私も目の前で起きている
この状況にわけがわからず
気が動転しています
するとすぐに
先ほど女性に声をかけられた
おひとりのパパさんが 妻と同じ
白い車に乗りました そして
そのお子さんは 舞と同じく
ひとつ前の車に乗りました
なんなんだ これ?
妻もパパさんも同意しているので
誘拐ではなさそう だけど
なんなんだ これ ・・・
先ほどの40代の女性は
全員が乗り込むのを確認したのか
前の車 舞ともうひとりのお子さんが
乗っている車に乗りました
子供どうし 大人どうし
頭が真っ白です。 何かの仲介??
「すみません~ すぐ戻りますので
席空けといてもらえますか?」
私は外に出た。公園のまわりには
たくさんのタクシーが止まっています
そのあいだを縫うようにして
例の車に近づいてみましたが
妻の乗り込んだほうの白い車には
ベッタリとフィルムが貼られていて
外からは中の様子が伺えません
その前の車には
舞と別のお子さんがいるのがわかる
40代の女性は運転席で
誰かと電話で話していた そして
助手席にもうひとり女性が座っている
不倫の仲介?! いやいや
そんなもの聞いたことがない
じゃあもしかして 風俗関係?
まさかっ ・・・
ありえない うちの妻が
絶対にありえない
喫茶店に戻りました
私は風俗に行ったことがないので
詳しくはないがこんな街のど真ん中で
それも、ひと気の多い公園で
しかも 子連れで ・・・
あの フィルムがベッタリ貼られた車
中の様子をどうにかして見たいが
ジロジロ覗いていると 逆に私が
まわりのタクシードライバー達に
変質者扱い または
車上荒らしかなんかだと
疑われてしまいます
車は全く移動する気配がないので
あの車の中には妻と
私の見知らぬ男性が二人きりで
何かをしている
話している?
それは公園でも出来ること
じゃ やっぱり いかがわしい何か?
いきなり行って ドアを開ける?
いや オートロックで閉まっているはず
車の下にもぐり込んで
声だけでも聞く? それも難しい
万が一、走り出せば
私がひき殺される可能性もある
「すみません~ マスターいますか?」
この喫茶店のマスターは50代の男性
毎日ここで営業をされているので
何か知っているのではないか ・・・
「あの白い大きめの車とその前の」
「デリヘル でしょ ・・・」
もう話してる最中に答えが返ってきた
「いや 怪しい車だと
この辺では前から評判でしたよ」
「毎日とまってるんですか?」
「ええ ほぼ ・・・
あっ 雨の日は なかったかな
女の子を連れた 髪の毛の長い
べっぴんさんが いつも
あの白い車に乗りますよ」
私の妻のことか ・・・
「子連れで いったい何を
考えているんだ って
ここにくるお客さん
みんな呆れていますよ」
「お客さんは
どんな人なんでしょうね~」
「私は詳しいことは知りませんけど
実際に買った人がいますよ
うちのお客さんで」
「へえ~~」
「もう 10時半でしょ
そろそろ来るんじゃないかな~」
「えっ その人がですか?」
「うん 常連さんやからね
その人が来たら 聞いたらいいよ
お兄さんも買うつもりなの?」
「いえいえ 僕は ・・・」
確定ではないが
おそらく 妻のことだろう
髪の毛の長い美人で女の子連れ
「おっ 来た来た 源さん
あの車のデリヘル
そこのお兄さんに教えてやってよ」
50代くらいの
恰幅のいい人男性でした
「なんや 買うんか? お兄ちゃん」
「はあ まあ ちょっと
噂で聞いたもので ・・・」
そんなつもりはないが
この男性から話しを聞き出すため
「高いで? 5万取りよんで?」
「ええ そんなに?」
「わしもそんなんやから
1回しか買ったことないけどな
そのかわり 極上の女やわいな~
あれは太秦の女優でも
勝てへん マジで」
「あっ はあ ・・・」
複雑な気持ちだ ・・・
「普通、デリヘル言うたら
1万か2万や ちょっと高いな~
と思うとこでも 3万か4万や
もう~5万言われたら
なかなか手出せへんわいな」
「はあ まあ ・・・」
「そやけどサービスがあるんや
3回買ったら4回目は店外デートや
まあ あれの場合は
車外デートになるわな」
「それはどんなサービスですか?」
「あの極上の人妻とデート出来るんや
ホテルでやってもええし 普通に
ドライブしてもええし、3時間か
4時間ほど貸し切りなんや」
「へぇ~~」
「そんなん 15万ってキツイやんな?」
「はぁ~」
「そやから 公園に来てる連中は
株やらやって 小遣いを必死に
貯めとるんやがな。あの人妻が
株のディーラーやってたらしいし
自分を買ってもらう為に
入れ知恵しとるんやがな」
ええっ じゃ 株の話しをしていた
パパさんたちは ・・・ 客??
「公園に来る 男性も
お客さんってことですか?」
「そやで?ここのマスターは堅物やから
あんなん嫌いやけど なあマスタ~
そやけど ここの客はほとんど
1回くらいは買ってるんちゃうかな」
「公園のまわりにとまってる
タクシーの運ちゃんやらも
買ってるやろ~」
「へえ~」
「そやけど もう時間の問題やで」
「と 言いますと?」
「こんな有名になったら
もう警察もマークしとるやろうしな
捕まるのも時間の問題ちゃうか
って ことよ」
「はあ~」
これは マズイ ・・・
「お兄ちゃんも買うなら今のうちやな」
「はあ ・・・」
「そらっ 恐ろしい美人やで~
色 真っ白けで 乳も
ええ乳しとんがな~
あっちも抜群やし
しゃぶるのも上手いしなっ」
「あっち とは ・・・?」
「あっちて ま〇こ やんかいな
キュッキュっと 締めよんで~^^」
「ほ~」
「あのオバハンやらも
相当儲けよったやろ
あの極上美人のおかげで」
「オバハンとは?」
「前の車に乗ってるわ
オバハンが二人」
「ああ~」
「あれ 元々そこのマンションで
やっとったんや んで 管理会社に
バレたのか 追い出されて ほんで
車でやるようになった
って 俺は聞いてるけどな」
「あの車で 始まったのは
いつごろなんでしょうか?」
「あんた 警察の人 ちゃうやろな?」
「いえいえ 僕は違います ・・・」
「車はいつやろ
1年くらい前やったかな ・・・」
「そのときはもう その美人さんが?」
「そうや 車で始めよってから
もう あの極上の人妻やったで」
「どうも 色々と
ありがとうございました」
「お兄ちゃん 捕まりなや」
「はあ ・・・」
私は喫茶店を出て
まっすぐ家に向かいました
違法で捕まるのであれば
舞のためにも すぐ
辞めさせなければならない
それにしても ・・・
自分の妻が 体を売っていたなんて
お金には不自由な思いを
させないできたつもりだが ・・・
12時前に妻と舞が帰ってきました
「あなた 出張は?」
「うん それはいいし
少し話しがあるんだけど
舞は寝るのかな ・・・?」
「まだ 寝ないと思うけど」
「じゃあ
静かに話すから こっち来て」
妻をリビングのテーブルへ呼んだ
「あの車でのデリヘルの仕事
すぐ辞めないと 捕まるらしいよ」
「あっ バレたのね ごめんなさい」
「うん 詳しくは聞くけども まず
すぐに辞めてくれ 舞のために」
「うん そうする」
「で ・・・ いつから?」
「4年前くらいかな ・・・」
「じゃあ マンションで
やってた時からだね」
「ああ それも知ってるのね ・・・」
「陽子と寝たお客さんに
直接聞いたんだ 複雑だったよ」
「ごめんなさい」
「きっかけは?」
「スカウト かな ・・・」
「どういうこと?」
「そこのスーパーで買い物をしていたら
声をかけられたの
お金になる仕事があるんだけどって」
「お金に困っていたのか?」
「違う ・・・」
「じゃあ なに?」
「仕事の内容を聞いて
それで決めちゃったの ・・・」
「お金じゃなくて? セックス?」
「そ ・・・」
「足りなかった?」
「ん ・・・」
「毎日セックスしたいのか?」
「そこまではないけど 出張も多いし
2ヶ月に1度では
少し不満だったのかも ・・・」
「出張も 家族を養うための
仕事だからね そう言われると
ツライよ ・・・」
「ごめんなさい ・・・」
「僕以前の経験も
そんなになかった女性だと思ったし
考えが甘かったのか
僕の女性経験の乏しさか ・・・」
「僕以前の経験とは ・・・?」
「お見合いの席で 3人 って ・・・」
「ごめんなさい あなた
あれは ・・・ 300人 ・・・」
「さっ さっ 300人?!」
「そう ・・・」
「生活を切り替えようか
なんなら愛知に帰ってもいいし
とりあえず あの仕事は辞めて
もう1度 ゆっくり話し合おうか?」
「うん ・・・」
夫婦って
色んなタイプがいますよね
同レベルの人を選んだり
自分とは全く逆の人を選んだり
私達二人は多分 後者のほうです
女性経験のほとんどなかった私は
動物的な本能で陽子を選んでいた
でも素直に話してくれたので
良かったです そして、約束どおりに
辞めてくれました
私への愛情があることを
私は信じています
「昔、太秦に
恐ろしいほどの美人がいて ・・・」
伝説は ・・・
あの喫茶店のおじさんや
陽子のお客さん達が
残すかも知れません
でも、伝説は
所詮、伝説です ・・・
ややうつむき加減で 3 という数字を
指で表した うん~ 奥ゆかしい方だ
気に入った!
『大輔 会社員 38歳』 旦那の告白
私はトンネル掘削機の
特殊技術を持つ会社で
エンジニアをしていますので普段
家にはほとんど帰れません
なので、久しぶりに取れた
休暇を活かし平日の今日
妻と子供と近所の公園に来ました
ここは、妻が毎日 私たちの娘 舞を
連れて来ている小さな公園
この小さな公園に
視界に入るだけでも 5、6人のママさん
全体では12、3人はいるだろうか
そのママさん達の中でも
わが妻 陽子は飛びぬけて美しい
私と陽子が結婚したのは今から5年前
お見合い結婚でした
全く結婚などする気のなかった私に
急に舞いこんで来た叔母からのお話し
しかし、お見合いの席で陽子に
一目惚れをし 即決で判断しました
妻 陽子は現在35歳 証券関係の
仕事をしていたキャリアウーマン
何も申し分のない女性だったのですが
私の結婚の条件が
ひとつだけありました
それは専業主婦でいてくれること
私の両親は二人とも教師でした
学校から家に帰っても
誰もいないのが当たり前 少し
淋しい思いをしていたのでしょうか
もし、自分が結婚するならば
お嫁さんには家に居て欲しい
と 考えていました
バリバリ仕事をしていた妻が
その条件を受け入れてくれたので
現在に至っています そして
2年前に 舞が生まれました
私が今日
ここへ来たのには理由があります
ひとつは舞と遊ぶこと もうひとつは
陽子と陽子のまわりにいる人たちを
見ること 知ること ・・・
2週間ほど前
久しぶりに家に戻ってきた私に陽子が
「あの公園にはあまり行きたくない
今度よその公園を探してくる」
と 言いました ・・・
理由を聞くと「敬遠されている」から
今もこうして家族3人で来ていますが
初めて来る私に
挨拶をしてくる人はいますが
陽子に目を向けて
挨拶をする人はいません
ちょっと 露骨ですね ・・・
敬遠されるのには必ず理由があるはず
要は体裁よく「敬遠」と言ってますが
嫌われているんだと思います
今回の私の休暇が3日あります
この3日の休みを利用して
それを調べたいと思いました
しかし陽子には 休みは
「今日だけ」と言ってあります
遠くから眺めるのもよし
陽子の行動をパターンを見るのもよし
私のいないところでの妻の様子を
じっくりと拝見することにします
ちなみに ・・・
陽子は身長173センチ
細身 色白のロングヘアー
モデル級のスタイルです しかも
おっぱいも大きい
私は舞と陽子を見ながら
少し離れたところのベンチに
座っていました すると
男性がひとり来られました
女の子を連れて ・・・
その後ろからも もうひとり男性
こちらは男の子を連れて
ああ これですね ・・・
まっ やはりって 感じですけど
あと、2日も休暇を
消化する必要はなさそうです
今、公園に入ってこられた
お二人の男性 他のママさん連中が
ギョロギョロしながらも
ペコペコ挨拶をされていますが
おふたりは ・・・
妻、陽子のいるあたりまで
一直線に歩いてきました
そして、陽子と舞のいるあたりで
足を止めて ずっと話しています
最近は育児をする
パパさんも増えたようで
こういった公園でも男性の姿を
見ることが多くなったんですよね
それにしても
他のママさんたちには目もくれず
ずーーっと 陽子ばかりと話しています
なんでしょう ・・・
他のママさんのひがみ?
中には可愛い方もおられますけどね~
仕事の話しでしょうか
あのパパさんたちも証券マンとか?
でも、ひとりの男性は
他のママさんたちの輪の中へ
入っていきました それから少しして
こちらの男性も ・・・
あれ?また陽子と舞だけがポツンと
舞が私を呼んでるので行きます
「パパさんも来るんだね」
「結構多いよ」
「もしかして
あのパパさんたちも証券マン?」
「ううん あのひとたちは
小遣い稼ぎで株をやってるのよ」
「ああ~
それで陽子にアドバイスを?」
「正確には出来ないけどね
もう離れて5年も経つから 逆に
投資しすぎないような事を
言ってあげてるの」
「そっか~」
んん~ ・・・
この様子をみるとママさん達の
ひがみというのは違うような だって
今は他のママさんと
あのパパさんたちも
普通に話しているからな~
お高くとまっている
人を見下す まではいかないにしても
少し とっつきにくいオーラを
出しているのかと うちの妻が ・・・
私の携帯が鳴りました。会社からです
さっきいたベンチへ戻りました
するとまた おひとり
今度は弱冠若めのパパさん
このパパさんも陽子に
近寄って行きました
携帯を切り、ベンチに座りました
いやいや このパパさん
世間で言う イクメンならぬ
本物のイケメン すごくカッコイイぞ
この方も 株をされているのか ・・・
10分ほど話して 陽子と舞が来ました
そろそろ帰るのかな ・・・
「凄いイケメンだね」
「役者の卵らしいよ
このあたりはそういう方
多いんじゃない?」
そうなんです
ここは京都の「太秦」というところで
近くに撮影所があったり
その関係者が多く住んでいる
地域でもあります
私も陽子も愛知県の出身なんですが
二人とも京都の大学を出ていまして
そのまま京都に居つきました
自宅の前をお侍さんが通る
なんてこともあります^^
撮影の合間に自宅へ戻られる
役者さんなんでしょうね
そういう地域なんです
「あのイケメンパパも株を?」
「ううん あの人は ・・・」
「なに?」
「普通の会話 ・・・」
何かを感じましたが
何かは分かりません ・・・
「あなた 明日からはどこなの?」
「明日からは高知 今度も長いよ」
「そうなの ・・・ 」
「公園 別のとこでもいいんじゃないか
いっぱいあるんだし」
「うん また考えるわ ・・・」
このあと自宅へ帰りました
公園にいた 約1時間半 ・・・
妻、陽子に挨拶をするママさんも
話しかけてくるママさんもいなかった
次の日、出張の準備をし家を出ました
ええ、カラ出張なんで
この重い荷物たちは会社へ持って行き
妻、陽子が公園へ出かける
朝の9時半頃に合わせ
何処かで潜伏したいと思います
公園の前に「レモン」という
喫茶店があります
私は予定時刻よりも少し早めに行き
公園を見渡せる窓側の席につきました
9時40分頃 妻と舞が来ました
うん やっぱり昨日と同じ風な光景です
他のママさんたちとは
少し離れたところにいます
妻は まあ~致し方ないんですが
舞が他の子と遊べないのが少し
いや かなり気になります
やはりこの環境は
改善して欲しいですね ・・・
20分ほどすると
昨日のパパさんたちも来ました
これも昨日と全く同じ まず、妻と会話
そのあとに他のママさんと合流
そして、あのイケメンさん ・・・
今日は他にも3名ほど
パパさんが増えています
そこから10分ほど経った頃に
40代の女性が妻に近づき
何か話しました 一人です
お子さんはいません
妻はコクリと頷いたあと
舞を連れて公園の外へ ・・・
そして、その40代の女性が
おひとりのパパさんに近づき
また話していますが 一瞬でした
そのパパさんもコクリと頷き
公園の外へと歩き始めました
妻は何処へ行くのか ・・・
すると公園のぐるりに駐車していた
白い車 アルファードなのか
大きめの車に妻が乗りました!
そして舞は その前に駐車している
これまた大きめの車に乗りました!
いやっ 乗せられた!?
どういうこと??
私の妻と娘を何処かに
連れて行く気なのか?
すぐ止めに行くべきなのか
警察へ通報するべきなのか
私も目の前で起きている
この状況にわけがわからず
気が動転しています
するとすぐに
先ほど女性に声をかけられた
おひとりのパパさんが 妻と同じ
白い車に乗りました そして
そのお子さんは 舞と同じく
ひとつ前の車に乗りました
なんなんだ これ?
妻もパパさんも同意しているので
誘拐ではなさそう だけど
なんなんだ これ ・・・
先ほどの40代の女性は
全員が乗り込むのを確認したのか
前の車 舞ともうひとりのお子さんが
乗っている車に乗りました
子供どうし 大人どうし
頭が真っ白です。 何かの仲介??
「すみません~ すぐ戻りますので
席空けといてもらえますか?」
私は外に出た。公園のまわりには
たくさんのタクシーが止まっています
そのあいだを縫うようにして
例の車に近づいてみましたが
妻の乗り込んだほうの白い車には
ベッタリとフィルムが貼られていて
外からは中の様子が伺えません
その前の車には
舞と別のお子さんがいるのがわかる
40代の女性は運転席で
誰かと電話で話していた そして
助手席にもうひとり女性が座っている
不倫の仲介?! いやいや
そんなもの聞いたことがない
じゃあもしかして 風俗関係?
まさかっ ・・・
ありえない うちの妻が
絶対にありえない
喫茶店に戻りました
私は風俗に行ったことがないので
詳しくはないがこんな街のど真ん中で
それも、ひと気の多い公園で
しかも 子連れで ・・・
あの フィルムがベッタリ貼られた車
中の様子をどうにかして見たいが
ジロジロ覗いていると 逆に私が
まわりのタクシードライバー達に
変質者扱い または
車上荒らしかなんかだと
疑われてしまいます
車は全く移動する気配がないので
あの車の中には妻と
私の見知らぬ男性が二人きりで
何かをしている
話している?
それは公園でも出来ること
じゃ やっぱり いかがわしい何か?
いきなり行って ドアを開ける?
いや オートロックで閉まっているはず
車の下にもぐり込んで
声だけでも聞く? それも難しい
万が一、走り出せば
私がひき殺される可能性もある
「すみません~ マスターいますか?」
この喫茶店のマスターは50代の男性
毎日ここで営業をされているので
何か知っているのではないか ・・・
「あの白い大きめの車とその前の」
「デリヘル でしょ ・・・」
もう話してる最中に答えが返ってきた
「いや 怪しい車だと
この辺では前から評判でしたよ」
「毎日とまってるんですか?」
「ええ ほぼ ・・・
あっ 雨の日は なかったかな
女の子を連れた 髪の毛の長い
べっぴんさんが いつも
あの白い車に乗りますよ」
私の妻のことか ・・・
「子連れで いったい何を
考えているんだ って
ここにくるお客さん
みんな呆れていますよ」
「お客さんは
どんな人なんでしょうね~」
「私は詳しいことは知りませんけど
実際に買った人がいますよ
うちのお客さんで」
「へえ~~」
「もう 10時半でしょ
そろそろ来るんじゃないかな~」
「えっ その人がですか?」
「うん 常連さんやからね
その人が来たら 聞いたらいいよ
お兄さんも買うつもりなの?」
「いえいえ 僕は ・・・」
確定ではないが
おそらく 妻のことだろう
髪の毛の長い美人で女の子連れ
「おっ 来た来た 源さん
あの車のデリヘル
そこのお兄さんに教えてやってよ」
50代くらいの
恰幅のいい人男性でした
「なんや 買うんか? お兄ちゃん」
「はあ まあ ちょっと
噂で聞いたもので ・・・」
そんなつもりはないが
この男性から話しを聞き出すため
「高いで? 5万取りよんで?」
「ええ そんなに?」
「わしもそんなんやから
1回しか買ったことないけどな
そのかわり 極上の女やわいな~
あれは太秦の女優でも
勝てへん マジで」
「あっ はあ ・・・」
複雑な気持ちだ ・・・
「普通、デリヘル言うたら
1万か2万や ちょっと高いな~
と思うとこでも 3万か4万や
もう~5万言われたら
なかなか手出せへんわいな」
「はあ まあ ・・・」
「そやけどサービスがあるんや
3回買ったら4回目は店外デートや
まあ あれの場合は
車外デートになるわな」
「それはどんなサービスですか?」
「あの極上の人妻とデート出来るんや
ホテルでやってもええし 普通に
ドライブしてもええし、3時間か
4時間ほど貸し切りなんや」
「へぇ~~」
「そんなん 15万ってキツイやんな?」
「はぁ~」
「そやから 公園に来てる連中は
株やらやって 小遣いを必死に
貯めとるんやがな。あの人妻が
株のディーラーやってたらしいし
自分を買ってもらう為に
入れ知恵しとるんやがな」
ええっ じゃ 株の話しをしていた
パパさんたちは ・・・ 客??
「公園に来る 男性も
お客さんってことですか?」
「そやで?ここのマスターは堅物やから
あんなん嫌いやけど なあマスタ~
そやけど ここの客はほとんど
1回くらいは買ってるんちゃうかな」
「公園のまわりにとまってる
タクシーの運ちゃんやらも
買ってるやろ~」
「へえ~」
「そやけど もう時間の問題やで」
「と 言いますと?」
「こんな有名になったら
もう警察もマークしとるやろうしな
捕まるのも時間の問題ちゃうか
って ことよ」
「はあ~」
これは マズイ ・・・
「お兄ちゃんも買うなら今のうちやな」
「はあ ・・・」
「そらっ 恐ろしい美人やで~
色 真っ白けで 乳も
ええ乳しとんがな~
あっちも抜群やし
しゃぶるのも上手いしなっ」
「あっち とは ・・・?」
「あっちて ま〇こ やんかいな
キュッキュっと 締めよんで~^^」
「ほ~」
「あのオバハンやらも
相当儲けよったやろ
あの極上美人のおかげで」
「オバハンとは?」
「前の車に乗ってるわ
オバハンが二人」
「ああ~」
「あれ 元々そこのマンションで
やっとったんや んで 管理会社に
バレたのか 追い出されて ほんで
車でやるようになった
って 俺は聞いてるけどな」
「あの車で 始まったのは
いつごろなんでしょうか?」
「あんた 警察の人 ちゃうやろな?」
「いえいえ 僕は違います ・・・」
「車はいつやろ
1年くらい前やったかな ・・・」
「そのときはもう その美人さんが?」
「そうや 車で始めよってから
もう あの極上の人妻やったで」
「どうも 色々と
ありがとうございました」
「お兄ちゃん 捕まりなや」
「はあ ・・・」
私は喫茶店を出て
まっすぐ家に向かいました
違法で捕まるのであれば
舞のためにも すぐ
辞めさせなければならない
それにしても ・・・
自分の妻が 体を売っていたなんて
お金には不自由な思いを
させないできたつもりだが ・・・
12時前に妻と舞が帰ってきました
「あなた 出張は?」
「うん それはいいし
少し話しがあるんだけど
舞は寝るのかな ・・・?」
「まだ 寝ないと思うけど」
「じゃあ
静かに話すから こっち来て」
妻をリビングのテーブルへ呼んだ
「あの車でのデリヘルの仕事
すぐ辞めないと 捕まるらしいよ」
「あっ バレたのね ごめんなさい」
「うん 詳しくは聞くけども まず
すぐに辞めてくれ 舞のために」
「うん そうする」
「で ・・・ いつから?」
「4年前くらいかな ・・・」
「じゃあ マンションで
やってた時からだね」
「ああ それも知ってるのね ・・・」
「陽子と寝たお客さんに
直接聞いたんだ 複雑だったよ」
「ごめんなさい」
「きっかけは?」
「スカウト かな ・・・」
「どういうこと?」
「そこのスーパーで買い物をしていたら
声をかけられたの
お金になる仕事があるんだけどって」
「お金に困っていたのか?」
「違う ・・・」
「じゃあ なに?」
「仕事の内容を聞いて
それで決めちゃったの ・・・」
「お金じゃなくて? セックス?」
「そ ・・・」
「足りなかった?」
「ん ・・・」
「毎日セックスしたいのか?」
「そこまではないけど 出張も多いし
2ヶ月に1度では
少し不満だったのかも ・・・」
「出張も 家族を養うための
仕事だからね そう言われると
ツライよ ・・・」
「ごめんなさい ・・・」
「僕以前の経験も
そんなになかった女性だと思ったし
考えが甘かったのか
僕の女性経験の乏しさか ・・・」
「僕以前の経験とは ・・・?」
「お見合いの席で 3人 って ・・・」
「ごめんなさい あなた
あれは ・・・ 300人 ・・・」
「さっ さっ 300人?!」
「そう ・・・」
「生活を切り替えようか
なんなら愛知に帰ってもいいし
とりあえず あの仕事は辞めて
もう1度 ゆっくり話し合おうか?」
「うん ・・・」
夫婦って
色んなタイプがいますよね
同レベルの人を選んだり
自分とは全く逆の人を選んだり
私達二人は多分 後者のほうです
女性経験のほとんどなかった私は
動物的な本能で陽子を選んでいた
でも素直に話してくれたので
良かったです そして、約束どおりに
辞めてくれました
私への愛情があることを
私は信じています
「昔、太秦に
恐ろしいほどの美人がいて ・・・」
伝説は ・・・
あの喫茶店のおじさんや
陽子のお客さん達が
残すかも知れません
でも、伝説は
所詮、伝説です ・・・
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