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妻と社長の慰恥部始終 ②

このお話しは全部で5話あります。

妻と社長の慰恥部始終 ①
妻と社長の慰恥部始終 ②
妻と社長の慰恥部始終 ③
妻と社長の慰恥部始終 ④
妻と社長の慰恥部始終 ⑤

※すべて別窓で開きます。



給料日に工場近くの
「焼肉屋」「居酒屋」「回転寿司」へ
従業員みんなで行くのが恒例でして
あの日、回転寿司屋に居たのも
ソレなんです。支払いは社長。
みんなたらふく食べて帰ります。

社長が我が家に訪れ
麗子に仕事の手伝いを依頼したのが
丁度、1年前。
給料日の食事会は社長や専務
いわゆる幹部の人達と
同じ席に座る事もあり 特別、妻を
心配することもなかったのですが 

タバコの口移し ・・・ 
正確に言いますと
麗子がタバコを咥え、火をつけて
それを社長の口に咥えさせた 
ということです
これって「間接キス」ですよね ・・・

普通の男性なら 
ここでおかしく思うでしょう
ただ、先輩の手前もあり
恥ずかしくて情けない姿も
見せられないので
「えええっ」と驚いたものの
それ以上、話しも広げず
その日は帰り 自宅でも麗子と普通に
会話をしていました

しかし、何か悶々としたモノが
日に日に増していき 麗子が
社長の手伝いを始めた頃の事を
よくよく思い返してみたんです

社長が最初に我が家に来た日は
話しだけで帰りましたが
次の日の夕方、私の携帯に電話があり
麗子に代わって欲しいと言われました

「社長なんて?」

「今から事務所に来て欲しいって」 

「まじかっ ・・・
 じゃあ とりあえず行ってくれるけ」 

「うん ・・・」

「あっ 例の俺の借金の件と
 ほんまに給料が貰えるのか
  聞いといてくれへんか」

「うん わかった」

と 言い、麗子は事務所へと
向かったのです。

うちの会社は
夫婦寮→独身寮→工場→事務所
となってまして
うちから一番遠いのが事務所
それでも同じ敷地内ですので
歩いて5分ほどかな

その事務所を入って
一番奥の部屋が社長室
社長室のさらに奥にも
仮眠用の小部屋があるそうです

当然、社員は入れませんし 私は
社長室すら入ったことがありません

麗子が出てから 
3時間ほど経った夜の9時に
一度、麗子の携帯を鳴らしてみました
いきなりで急遽の仕事なのに
少し長すぎると感じたんです

麗子が普通に出たので
「どう?」 って 聞くと

「うん 何? 心配してくれたの
 今ね書類の書き写しをしてるとこ
  難しくないよ。もうすぐ終わるし」

「社長はそばにいるのか?」
と 訊ねると

「さっきまで居たけど
 今は出てるみたい」

「事務所?」 

「ううん 社長室だよ」

「あっ そうなんや ・・・」

「でも、金庫もあるし
 終わっても勝手に帰れないよね」

「そやな~ とりあえず
 社長が戻るまで待っててくれるか」

「うんそうする じゃあね」

と こんな感じだったのですが ・・・
結局、10時になっても 
11時になっても帰ってこず
私は仕事の疲れもあり いつも通り
11時半の時計を見たのを最後に
眠ってしまいました。

一度寝ると途中で起きない私
気がつけば朝で
麗子は台所で朝ご飯を作っていました

「麗子 おはよう
 11時半までは待ってたんやけど
  何時頃までおったんや?」

「うん、そのすぐ後かな
 12時くらいに帰ってきたよ
  もうツトムちゃん寝てたから
   起こさなかった」

そして、普段どおり
仕事に行きましたが
麗子が心配になったのか
お昼に帰ってみたんです

するとっ!
社長がいるではないですか ・・・
何でいるの? と 思いましたが

それまで麗子と交わしていた会話と
すり替えるように
急に高いテンションで

「ほな麗子ちゃん そういうことやし
 頼むわな おうっ ツトム もう昼か
  俺もメシ食いに行こう~」 
と言って 足早に去っていきました

「何やったん?」
と 聞くと

「うん 昨日の続きみたいなことよ」 

「あっ そう ・・・」

今、私は少しずつ
1年前から現在まで
ぼんやりとですが
様々な事を思い出しています

仕事の途中で事務所に立ち寄った時
麗子が社長室から出てくるのを
見かけたことがあります。

自宅に社長と
専務までもが来ている日もありました

経理の ・・・ しかも
パートタイマーの約束なのに 
外回りと言って
社長と車で度々出かけています

事務所で手伝いと言って
朝帰りと言うのも何度かありました

もしかして、初日の日も
私が寝てしまい気付かなかったけど
朝帰りだったのでは ・・・??

夫婦の営みもこの1年
ほとんどありません

そして、私の借金300万円の肩代わり
今は会社に借りている
ということになっていて
以前の額より
少なめで返済しております。


しかし、何といっても 極めつけは
営業部の先輩の言葉

「麗子ちゃんのパパって誰よ?」

営業の安藤先輩が
私に言った言葉なんですが 
さっぱりわからないので
どスルーしていました。

でも、核心はもしかして
私が一番スルーを決め込んだ
コレかもしれないと思い
ある日、安藤さんに
聞き直してみたんです。

すると、こういうことでした。
外回りの営業で訪問先が社長とかぶり
一緒にいた麗子と3人で
定食屋に入ったそうなんですが

安藤さん 次の予定があったらしく
急いで注文をして
トイレに行ったらしいんです。
そして、帰ってきたら
麗子が社長の肩に
寄りかかるようにして
「パパは何するの~?」
と 甘えた声で ・・・

安藤さんは 単なる冗談だと思い
私に冗談交じりで
茶化していたみたいなんです。

私は麗子が社長の事をそんな風に
呼んでるなんて知りませんし
寝耳に水 いや、寝耳に泥水状態です
思い切って 聞き直してよかった 

これは間違いない 「浮気」 です

まず、麗子が
男に甘えるなんて ありえない。
しかも、パパ って もう絶句です

1年も経過しています
何から聞くべきか
さっぱり分かりませんが
幸い、私たち夫婦には子供がなく
決定的な問題があれば
別れることも可能です

・・・ とは 言うものの

あの、ボインの麗子と
私が別れられるのか どうか ・・・

ふと 思い出しました。
社長が我が家に来るときは 前もって
麗子から 報告があるんです。
今日は社長が来ると ・・・

さすがに社長も
奥さんだけが在宅中の
従業員の自宅に
勝手に入れないと考えた
「策」のようなものでしょう

じゃ 社長が来ると言った日に
レコーダーか何か録音するものを
仕掛ければイイ! と 閃きました

社長室にも行けない
営業にもついていけない となると
それくらいしか方法がない ・・・

そして、思いついた日から
2週間が過ぎたある朝

「ツトムちゃん
 今日は昼前に社長が来て
  ここで仕事するみたい
   私も手伝わなきゃ」 

「了解です」

何も悟られずに
普段どおり身支度をして
麗子がベランダにある
洗濯機のところへ行った時
押入れのガラクタのそばに 
用意していたボイスレコーダーを
忍ばせました

そして ・・・
その瞬間がやってきた

夕方、自宅に帰ると麗子の目を盗んで
レコーダー回収に成功!
いつも通りの食事 
早く聴きたい気持ちを抑えて
テレビを一緒に観て
11時頃、自分の部屋へ入りました

自宅は2DKのアパートです
玄関を入るとすぐ右手が
私の部屋で4畳ほど
左にトイレ まっすぐに進みますと
奥にダイニングキッチン
その右手に和室
(私の部屋と隣り合わせ)
ここに今、麗子が寝ています

さて ・・・
バクバクする心臓の鼓動を感じながら
スイッチをポチッ ・・・

何も聞こえない 只の雑音です
麗子が用事をしている音でしょうか 
昼前と言ってたので まだまだでしょう 

何か声らしきものが聴こえましたが 
それだけ ほぼ雑音です。

時間的には
10時半頃のものでしょうか

また声らしきものが 聴こえますが 
全くわかりません ・・・

高性能を謳う 長時間録音可能な
ボイスレコーダーでさえ
これですか 高かったのに トホホ 

でも しかしですよ
うちの妻が 万が一 
「浮気」をしているのであれば
このボイスレコーダーから
自分の妻のよがる声や
悶える様子が 聴けてしまうんです

自分の妻がよその男に抱かれて
私以外の男の肉棒を
大股を開いて望むように受け入れ
アンアンと ・・・ ヒィーヒィーと 
快楽に身を焦がす様子を
聴きたいですか? 知りたいですか?

聴きたいですよ!! そして知りたい。

この際、心臓が飛び出して
ざくろになってもいい

いあ、そんな時でした
ハッキリと音が大きくなったんです
時間的には やはり
11時半頃か ・・・

妻が押入れを開けた? えっ? 

声も何となくですか
ところどころ聴けています

でも ・・・ 押入れには下にガラクタ
上には ・・・ 「布団」しかありません
布団を出す以外
この押入れを開ける理由が
麗子にはないんです
(下段にあるのは私のガラクタだけ)

あっ! 聴こえました!
パパ って 聴こえました ・・・
要約するとこんな会話です。

「パパも時間ないんでしょ?」 
「麗子、明日は〇〇へ行くし」

他はあんまり聴けませんでした 
ですが これはっ!

アウト でしょ ・・・
やはりこの 「パパ」
と 呼んでいることを
追及するしかないようです


次の日が日曜日で休みでした
そんな日曜日でも
お昼ごろから社長と営業なの
と 言って 出掛ける様子だったので
思い切って 出しましたっ!
レコーダーを ・・・

あらかじめ合わせておいた
声の聴けた部分
あの 「パパ」 と呼ぶところを聴かせて 
さらに 押入れのことも
問いただしてやったんですっ!


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