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やられたらやり返す ①

このお話しは2部構成になっています。

やられたらやり返す ①
やられたらやり返す ②

※すべて別窓で開きます。




「約束を破ったのはそっち」

「おぉ~ そやけど理由は聞けや」

「もう何を聞いても無理です。
 あなたと居たら頭がおかしくなりそう」

「おぃ~ そんなたいそうな話しけぇ~?」

『早紀 主婦 30歳』 妻の告白


「もう離婚したい」

「アホかッ
 離婚とか言うな 小さい子供おんのに」

「おんのに って ・・・
 子供がいるのに浮気したのは
  あなたじゃないの~」


見つかると 
途端に嘘や言い訳のオンパレード
これまでの主人の浮気は
私が把握している分だけで3回 
今回が4度目 もう許せへん ・・・

5年前に結婚して やっと
待望の赤ちゃんが生まれたというのに
その出産に立ち会うこともなく 
よその女とずっと一緒にいた主人

キャバ嬢 
単身赴任中のOL
脱腸で入院した時の看護師

これまでの3件は
全部目をつむって許してきた。 でも
今回はもう無理 浮気の相手が私の親友
私の出産を応援して 喜ぶべき2人が揃って
いえ ・・・ 
計るようにして会い 私を欺いていた


25歳の時、同じ会社の上司だった
主人(哲二 当時30歳)と結婚しました。
私には付き合って
2ヶ月くらいの彼氏(同僚)がいたけど
その自分の部下の
悪口や噂を周囲に撒き散らし
私を騙した上で
その男性から奪い取った人が主人
しかも、主人には
4年間交際をしていた彼女もいた。

付き合って半年ほどしてから
その噂が嘘だと知ったけど もう遅かった
でも、目を付けると
どんな手段を使ってでも自分のものにする
そういう人だと分かったから 
私は結婚の時に条件を付けたんです。

一度でも浮気をしたら離婚
もし、離婚を望まない場合は
私も「仕返し」が出来るということ

前の彼氏から奪われて 
主人と付き合った頃の私はまさに子供
男性経験はあったけど 
ほぼ主人に女にしてもらったようなもの
だから 嘘だと分かった時も
別れることも出来なかったし
結婚後の浮気も我慢した ・・・

そんな私でも 
親友との浮気は絶対に許せない。
もちろん 
その親友とも縁を切るつもりでいます。

私は満一歳になった娘を連れ
実家に帰ります。離婚届は後で送ります。
と 主人に伝えました。


主人
「離婚なんか許さんぞ~」

「じゃあ 仕返ししてもいいの?」

「おう~^^
 出来るもんならやってみろや(笑)」

「私がお産の最中に
 私の大親友と浮気してた人が
  よくそんなに笑ってられるわね」

「だから~ 
 話しを聞けって 色々あったんや~」

「色々あったのは私よッ?」

「もう次はないから 許してくれや」

「いえ もう無理
 離婚がだめなら仕返しをします
  あなたの知らないところで
   私も浮気をしてくる」

このとき 
主人の目付きが真剣になりました

主人
「ほほっ~ お前が浮気するなら
 俺も もっと遊んでやるわ」

「ええどうぞ
 私もたくさん浮気をしますから」

「お前~ マジで言うてんのけぇ?
 浮気なんて罪悪感しか残らへんぞ~?」

「罪悪感を感じれる人が
 私の親友と浮気が出来るの?」

「上手いこと説明できひん ・・・
 やったもんにしか分からん話しや」

「じゃあ 私が他の男性に抱かれてから
 その罪悪感をあなたに話してあげるわ」

主人の顔が少しひきつったようになりました
「抱かれる」 
という言葉に反応したんでしょうか?

私もそれを狙って言いましたけど ・・・

主人
「もう こんな話しやめようけぇ~
 俺も反省してるんやし」

「いえ 無理です。
 私が知っているだけで4人目の浮気やし
  4倍にして返します。まあ~
   キャバ嬢はおまけとして
    3倍にして返すから覚悟しといてね」

「はあ~? 3人と浮気するってことか?」

「その方法は私が考えます」

「分かった ・・・ じゃ 離婚や」


あれ ・・・? 
離婚する気もないくせに


「うん 私もそうのほうがいいと思う。 
 離婚したら何の後ろめたさも感じずに
  あなた以外の男性とも
   やりたい放題出来るもんね」

「お前 ・・・
 いつからそんな女になったんや~
  そんなに他の男とやりたいんか~?」

「あなたに言われたくないわ。
 別にやりたいわけじゃないよ
  ただの仕返しッ ・・・」

「本音を言うてみろや?
 やりたいんやろ?」

「私も生身の人間 心もあるの
 自分の嫁を大事にせずに
  他の女に入れ込んでたあなたが悪い」

「いやいや 答えになってへん ・・・
 やりたいんやろ~?
  俺以外の男のチ〇ポを
   入れてみたいんやろ?正直に言えや」

「うん そうかもね ・・・
 でも私を恨まないで 自分を恨んで下さい
  私を女の体にしたことを悔やんでね」

「女の体にしてもらったんなら 喜べや」

「うん でも
 それとあなたの浮気とは別問題だから」

「わかった ・・・
 そこまで言うなら俺にも条件がある」

「なんで?
 あなたが条件をつけられる理由はないよ」

「いやいや 仕返しとは聞いてたけど
 3倍返しなんて聞いてへん
  そやし条件を付ける。
   俺の知り合いはやめとけよ
    その約束を破ったら
     お前に何をするか分からんぞ?」

「はあ? 殺意を感じたら
 実家に帰って警察にも言うわ
  方法は私が考えるって言ったでしょ
   あなたには関係のないこと」

「まあ お前の話しが
 どこまでほんまか知らんけど
  やれるとこまでやってみろや
   しかと見届けたるわ」 


最後は強気に
「やってみろ」
と捨てゼリフを吐いた主人ですが ・・・

この日から 主人の行動が一変します
毎日早くに帰宅して 
私の家事を手伝ったり
娘の面倒も良く見るようになりました。

これは私も計算外のことで
私が実行すべく 仕返しという飛び道具を
消し去ってしまったほうが
いいものかと悩ませました。

が 一ヶ月後 ・・・

あいかわらず
良い旦那アピールをしていた主人ですけど
私はしっかりと裏情報をとっていました

主人の会社に残っている
私の同僚だった男性社員に聞けば
美和ちゃんという 入社3年目の女子社員と
仲が良いらしいんです。 やっぱり 
浮気する人は やめられないんでしょうね

私の決心は強くなっていきます
この一ヶ月間
ネットで色々と調べて
浮気相手を探す方法を見つけていました

そう 見つけないと
私にはそんな人いませんから ・・・

元々、主人の友達なんて興味ありません
特別カッコいい人もいないし
頭に浮かんだのは前の彼氏 ・・・
でも 今更 ・・・ って 感じです。
お願いするのも迷惑でしょうし

出会い系は単純に怖い。
知らない人と1対1なんて私には無理。

あっさりと離婚話しを進めたほうがいいのか
と思っていた そんな時に
見つけちゃいました
セックスをする相手を見つける掲示板

ここは主に
ご主人のいる女性が ご主人の公認のもと
一人から 数人の相手を募集して
その行為にいたる。 そして
その結果報告なども
この掲示板で行われていたりします。

これだッ!!  と 思いました

私は主人公認なんて考えていませんが
誰かが私の存在を知っている
ここがポイントです

いついつに 
男性を募集されていA子さんが B男さんと 
あるいは数人の男性と会われた ・・・

どうでしたか? 良かったですか?
なんて会話が
ここに集まる人たちで繰り広げられる。

私はこの掲示板を
毎日のようにチェックしました。 そして
どういう風な男性がここに集まって
どれほどの安心感を
女性に与えてくれるのかを見ていたんです

そして ・・・
今から3ヶ月前の5月の初旬でした

相手が見つかった
と 主人に報告をしたんです。
別に言わなくてもいいんですが
やはり 私も怖かった。

すると主人は
「そうか 
 俺の知らんとこでやるなら
  好きにしたらええ」 と ・・・

私は4月の中頃に
掲示板へ書き込みをしていました
「女性 主婦 30歳
 お相手の男性を募集しています
  浮気の理由は リベンジセックス。
   主人にはまだ話していません。
    写真つきで連絡を頂いた方に
     私の写真とメアドを送ります。」

4、5人の方に応募して頂けたら 
その中でお一人選ぼうと決めていましたが
10日ほどで約40名の男性から
メールが届きました。
そのことにも驚いたんですけど
写真で見る限り 若い男性や
イケメン男性もかなりいたので
ちょっと背中を押された気分です

その中から数人の男性と
やりとりをしているうちに
「リベンジなら
 あえて ご主人には報告すべき」とか
「複数でしてはいかがですか?」
と ご提案を頂きました。

複数 ・・・ って
どんな感じなんでしょうか
一応、それも質問しましたが
みなさん揃って 何も変わりませんよ
ただ、人が増えた分
快感や興奮が増すだけ
奥さんの要求されること以外は
一切しませんので安心してください。
といったお答えでした ・・・

毎日、せっついてくる主人に対して
「相手が見つかった」と公言しましたが
その時はまだ
掲示板でのやりとりの最中だった
だから 私が選んだ男性を主人は知らない

5月のゴールデンウィーク明け
最初の日曜日

私は最終的に3名の方を選んでいました。
候補の中で一番優しそうで 
頼りがいのあった
自称 こういった世界で経験豊富だと仰る
50代の男性

そして 一番のイケメンで
体育会系だった 30代の男性

3人目は私の地元に近い方 40代の男性
この方も背が高くて なかなかの男前
この男性だけ最初から
住所も記してメールをくださったんです。
その安心感が決め手

娘は昨日、実家の母に預け準備万端

朝の9時半
いつもより少し濃い目の化粧をして
香水もつけました。
主人の知らないワンピースに袖を通し
サングラスとつば広の帽子をかぶる

そんな私を見ていた主人が

「どこに行くねん?」
と難しい顔をして聞いてきました。

「ちょっと出掛けますけど
 ご飯の用意はしてあるし
  チンして食べてくださいね」
と言うと

「今日はどこも行くなよ~
 俺、熱があるみたいやし」

「私が痛い思いをして
 出産した時 あなたは遊んでたわ」

「ほんまに決まったんか?
 どこの誰やねん?」

「ちょっと出掛けるだけですよ」

「嘘付けッ! 浮気やろ?
 やりに行くんやろ?
  相手が見つかった って
   お前言うてたやんけぇ~? 誰やねん
    俺の知ってる奴やったら 殺すぞッ」

「警察へ行きますよ?」

「許してくれっ! 俺が悪かった!」

主人が土下座をして謝っています。

「お前の欲しいもんを言えや
 今から買いに行こけぇ~」

「欲しいものなんて 今はありません」

「もう あれから反省して
 おとなしくしてるやろ?」

「美和ちゃん っていう子と
 仲良くしてるらしいやん~?
  また 浮気してるんでしょう~?」

「あんなん関係あらへん ただの部下や
 俺が会社の部下に
  手を出すわけないやろ アホやな」

「私も部下でしたけど?」

「お前は特別やないか~
 何を一緒にしとんねん~」

「ごめんね 遅れるから もう出るわね」

「おいっ! 誰に会うんじゃ~ 
 誰にこの乳を
  吸わせるつもりやねん こらっ!!」

主人は新品のワンピースに手をかけ
私の胸を服の上から 
無理やりに揉んでいます

「ちょっと 破れるでしょっ!」

「もう吸われてんのか?! えっ?!
 もう誰かと寝てんのかっ?! おおっ?
  もうチンポぶち込まれてるんかっ?!
   どやねん おいっ!」

「ちょっとやめてよ あなた もう~~」

「浮気してるんなら 離婚やしなっ!
 覚悟しとけよ おッ?!」

「どうぞ 前から離婚がいいって
 私は言うてるやん? じゃ 行ってきます」

「おいっ! 早紀! ひとつだけ聞かせろ
 もう浮気してんのけぇ??
  したことあんのけ?!」

「別にそれ 言う必要ないんですけどね?
 一応言います ・・・
  浮気なんて一度もしたことないッ」

「ほな ネットか何かで見つけたんけ?
 出会い系か?」

「さあ~ 内緒です~ じゃあね」

「早紀!」

「なによ?」

「携帯だけ繋がるようにしとけ
 何があるか分からへん
  子供にはお前が必要や
   事件に巻き込まれたらアカンやろ」

「うん わかった ・・・」


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