負債もアソコも火の車
言うべきか ・・・
言わないでおくべきか ・・・
この世には踏み込んでもいい世界と
決して踏み込むべきではない世界がある
『拓也 会社員 32歳』 旦那の告白
俺は今、注射器を持っている。
この洋式のトイレから発見した ・・・
高校を卒業してすぐに今の会社に入った。
水道関連の業務をしています。
「水道局の方から来ました ・・・」 の ような
決して怪しい仕事ではなく れっきとした業者です。
マンションやビルのメンテナンス業もしていて
その関連で今いる このマンションに来ました。
その昔、警察官を目指していた俺の血が騒いでいる。
洋式の便器が詰まって使えないと ・・・
ここのオッサンを見ると 一目で一般ピープルでないことは分かる。
少々、呂律もまわっておらず 目がどこかうつろ ・・・
誰でも出来るラバーカップで何度も試したが埒が明かず
床に刺したボルトをはずし 便器ごと取り外した。
すると 床に開いた丸い穴に紙類と一緒に
横たわっていたのがコイツ 注射器だった。
栄養剤だの なんだのと 嘘をつくだろうが
ここはビシっと直接 オッチャン 薬なんかしたらあかんで! と
言うべきか ・・・
言わないで帰るか ・・・
黙って帰って警察に報告するか ・・・
でもこれは 俺だとバレてしまう可能性がある ・・・
俺は我慢出来なかった ・・・
「オッチャン! ・・・」 と そのオッサンの居るリビングへ
足を踏み入れた瞬間、また別の犯罪の匂いがぷ~んとした。
オッサンがテレビを観ているリビングの
トイレからは見えなかった見返しの壁に女性のパネルが ・・・
10人ほどの女性の写真だった。
そして ・・・
ハっ!! と 驚いた ・・・ 俺の妻がそこにいた。
「オッチャン この写真は何ですか?」
聞かずにはいられない ・・・
「俺が仲介した女の子の写真や
別に必要ないけど 記念に飾ってるだけや」
「仲介とは?」
「風俗関係に斡旋してるってことや」
「この端っこの女性もですか?」 妻を指差した。
「その人は客一人もとらんうちに辞めたわ
デリヘルに紹介したんやけど 俺の兄貴分が目をつけて
持って行ったわ。 べっぴんさんやからな」
「オッチャンが見つけた女性なんですか?」
「そんな美人の知り合いはおらん。
昔、デリヘル嬢をやってた主婦からの紹介やったわ
なんや 興味でもあんのか?お兄ちゃん」
「いえ ・・・ こんな綺麗な人でも風俗に来るんだなと思って」
「綺麗やから すぐ上のもんに目をつけられたんや
この辺で一番大きい〇〇組の若頭の女になったわ
もう手の届かん所に行きよった」
ヤクザの女に? ・・・
「その人がオッチャンの兄貴分って人ですか?」
「そうや 怖い人やで ・・・ その筋では超有名人や
その女性は人妻らしいけどな まあ風俗に来るのは金やし
金に困ってたんやろう」
妻がお金に困ってるなんて ありえない ・・・
うちには借金もないし 子供もまだいない。
仮に ・・・ 妻に借金があったとしても
妻の実家は不動産をしている大金持ちだ ・・・
必ず他に理由がある。
こんなことになるなら どこかパートにでも行かせてれば良かった。
「オッチャン トイレから注射器出てきたわ 薬はアカンよ」
「ああ~ それ栄養剤の注射器や すまんすまん」
妻 彩子(28歳) とは 俺の友達が結婚したお相手の
友達だった。俺の友達からの紹介で知り合って2年前に結婚。
そろそろ子供を作ろうかと最近、相談をしていた矢先の出来事。
ヤクザでなくても 男なら誰でも2度見するほどの美人。
もちろん俺もそこに惚れました。
背は普通ですが ボンキュッボン なんです。
オッチャンの話しが本当ならば
全財産をはたいてでも そのヤクザから妻を取り返したい。
俺は生まれも育ちも ほぼ妻と同じ地域ですが出自が全く違う。
妻は実家の父と妻の兄が経営する不動産屋。
俺は児童養護施設出身。
俺の親父もヤクザでした。
親父がイケナイ薬をしていたらしく 母親も巻き込まれたのか
二人して 子供を育てられる状態になく
俺が2歳の時に施設に入れられたらしい
俺は養護施設で成長させて頂き立派な大人になったけど
両親はいまだに施設や病院を出たり入ったり ・・・
1度だけ 母が病院にいる時に面会に行きましたが
お前 誰や? みたいな顔をされて 逃げて帰ってきました。
悲しいけど もう 一生あのままでしょう ・・・
そんなこともあり
警察官を目指していた時期があったんです。
結婚してすぐに 妻がパートに行きたいと言いました。
俺は ・・・ 情けない 今思えば ・・・
あの美貌ですから 外に出すのが怖かった ・・・
行ったらあかん と 言いました ・・・
妻はそんなカゴの鳥状態から 抜けたかったのでしょうか
風俗なんて 寝耳に水 ましてや ヤクザの女なんて ・・・
でも 妻の浮気は前にもあったんです。
俺の会社には「緊急当番」 と いうものがありました。
水が出ない。トイレが詰まった。配水管が詰まった。
水が天井から漏れてくる 等々 ・・・
20人ほどの社員で回り持ちをするんです。
だいたい 1週間に1度のペース
当番の日は会社にある仮眠室で待機。
電話が1本もかからない日もあります。
そんな日はラッキーなんです。
テレビを観ているだけで当番手当てがつくんで ・・・
しかし ・・・
結婚して半年が過ぎたころ
当番になり 夜、社員がみんな帰ったあと
仮眠室に移動し、いつものようにテレビを観ていました。
するとすぐに先輩が入って来て
「まだ間に合うか?」 と
「何ですか?先輩」
「代わって欲しいねん ・・・ 今度の金曜日の当番と。
今晩は俺が泊まるし ええかな?」
「ああ いいですよ じゃあお願いします~」 と 言って
俺は 急いで妻のいる自宅へ帰りました。
結婚して半年ですから
もう 毎晩のようにハッスルしてた頃ですよ
家に着くと 玄関の門扉の前に見たこともない車が
横着にとめてあったんです。
俺の家は ・・・ というと 厚かましい。
うちの家は妻のお父さんが売り物件をあてがってくれたんです。
30歳そこそこのサラリーマンが持てるような家ではありません。
とても大きい。部屋も余りまくっています。
なので ・・・ 来客用の駐車スペースもあるのですが ・・・
と いうことは すぐ帰るような客が来ているのか と思い
普段どおりに家へ入りました。
大きい玄関を入るとすぐ右手がキッチン。
左手に応接室と正面に座敷
キッチンを覗くと 何か食べたあと ・・・ 二人分の食器がありました
でも 片付けもせず そのままです ・・・。
キッチンの角を右に曲がると 2階へ行く階段
左手に納戸 そして正面に和室があります。
その和室に人がいるような声らしき ・・・
人の熱と言いましょうか 何やら気配も感じます。
近づきました ・・・
サンが碁盤の目の障子ですがところどころ破けていて
穴が開いているので ・・・あっ やっぱり 妻がいます。
テレビでも観ているのでしょうか ・・・
あれっ ・・・
和室に入ると すぐ大きめの座卓があるのですが
その角に手を突いて ・・・ 中途半端な姿勢です ・・・
ちょっと 様子がおかしい ・・・
正面から近づくと 影が映ってバレてしまうので
キッチンからすり抜けて 和室の一番端へ行き
穴の開いたところから覗いて見ると ・・・
妻は下半身が裸で
全裸の見知らぬ男に
後ろからチ〇ポをほうり込まれています ・・・
大きい家ですから
多少、声を出しても外に漏れたりはしません。
俺達の夫婦の営みがそうですから ・・・
ブラジャーも取れているようです
男が後ろから服をまくると妻の大きいおっぱいが
ボロンと出てきました ・・・
その大きいおっぱいを揺らしながら 喘いでいます ・・・
もしかして 俺が当番の日はいつもこんなことを
しているのか ・・・
暇な日は家に電話を掛けることもありますが
妻は必ず出ます。コードレスの電話機がキッチンにありますが ・・・
あれ? ありません ・・・
和室に持って入ってるのか ・・・
それは 俺も騙されるはずや ・・・
今、2階に上がって あの電話機に掛ければ
妻はどんな反応をするのでしょうか ・・・
こっちは裏切られた側です。
ちょっとくらいイタズラしてもいいでしょう
俺は2階の寝室に行き
電話を掛けました。いつもより遅かったけど
妻は電話にでました。
「もしもし ・・・」
「ああ~ 彩子? 何してんの?」
「今 洗い物してたとこ」
「嘘やん バックからチ〇ポほうり込まれてたやんけ」
「ええっ ・・・」
「男追い出して 2階の寝室に上がって来いや
そこで 話し聞くわ」
ちょっと驚かせてやりました。
バタバタと慌しい音が下から聞こえてきます。
そして 妻が階段を駆け上がってきて
「ごめんなさい ・・・」
「誰なん?」
「元彼 ・・・」
「あいつが元彼か ・・・ ずっと続いてんの?」
「ううん ・・・ 今日たまたまお昼に会って ・・・」
「そんな たまたまが あるんか?」
「ホント ・・・」
「それで?」
「夜、一人になるって分かってたし ・・・
食事に来てもらったの」
「誘ったんやな?」
「そう ・・・」
「おとなしい女やと思ってたけど 俺の勘違いか ・・・」
「ごめんなさい」
「浮気相手は体は満たしてくれるけど
心を満たしてくれるのは 俺や家族やで
もう少し 大人な感覚で生きていかんと ・・・」
「ごめんなさい もうしません ・・・」
何回あったのか 何人とあったのか
それは聞いても答えないだろうし 諦めました。
俺もあの美人を簡単に捨てれるとは思えませんので ・・・
しかし ・・・
今度の相手は本物のヤクザです。
いったい どうして解決すればいいのか ・・・
そもそも 彩子には
俺とこれからも一緒に暮らしていく決意があるのか ・・・
子供はどうするのか ・・・
やっぱりここは 率直にストレートに聞くべきかな ・・・
どんなカマをかけてもいい ある程度の証拠となる
証言はあのオッチャンから取れているのは事実。
その日の夜でした。
「彩子 話しがある ・・・」
「なに?」
「元彼との浮気が終ったら
今度はヤクザの若頭と付き合ってるらしいな」
「誰に聞いたの?」
「一緒に居るところを見た人がたくさんいる」←カマかけ
「そう ・・・」
「詳しく聞かせてくれや」
「3ヶ月ほど前 ・・・ お父さんから電話があって ・・・
負債を抱えて火の車だと ・・・」
「ええ あんなに儲けているのに?」
「私もずっとそう思ってたけど お兄ちゃんが
家で自殺未遂を起こしたらしい ・・・」
「まじか ・・・ 初耳やな」
「1円でもいいから かき集めてくれって言われて ・・・」
「不動産の負債って 多分 ・・・ 億単位やろ
かき集めても 焼け石に水やで」
「でも お父さんの困ってるところを見ると
ほっておけなくて ・・・」
「それで 風俗に行ったのか」
「あっ それも知ってるのね ・・・」
「彩子を紹介した 元デリヘル嬢って 誰や?」
「お兄ちゃんの ・・・」
「もしかして ・・・ お姉さん?」 彩子の兄の奥さんのことです。
「会社が苦しくなってから 日銭を稼いでいたらしく ・・・」
「火の車か ・・・ この家 もらうべきでなかったな
俺も甘かったわ」
「で ・・・ そのヤクザって いうのは?」
「デリヘルに登録したその日に ・・・」
「ちょっと待って それも 俺の当番日?」
「それは お昼 ・・・」
「そか それで?」
「仕事の電話かなと思ったら ちょっと来て欲しいとこがあるって」
「誰が?」
「デリヘルの電話担当の人が ・・・」
「で ・・・ 喫茶店に行ったら ヤクザみたいな男の人がいて」
「うん それで?」
「風俗やめて 愛人になったら 月々の手当をやるからと ・・・」
「やっぱり 美人やし 狙われたってことか ・・・」
「愛人って いわゆる 体目的の関係やろ?」
「うん ・・・」
「それで この3ヶ月の間に どれくらい そういうのがあったんや?」
「拓ちゃんが休みの日 以外は毎日 ・・・」
「毎日??」
「負債どころか お前のおま〇こが火の車やな」
「ププッ ・・・」
「いやいや 笑うとこちゃうし ・・・」
「なんぼ貰ってるんや?」
「30万」
「それで お父さんに その30万 毎月渡してたんか?」
「ううん 5万くらい ・・・」
「残りは?」
「私のお小遣いに ・・・」
「それって ほぼほぼ 自分のためやんけ?」
「うん ・・・」
「子供とか作らないで良かったわ。
悪いけど もう離婚しかないわ」
同じ街に住んでいますので 妻はたまに見かけます。
以前より派手な服装で外車に乗って ・・・
小さい頃から派手な生活をしていた人は
なかなか庶民レベルまで生活レベルを落とせないんでしょう
妻もそのひとりです。
お父さんの話しは本当でした。
会社は破産宣告をしましたが お兄ちゃんは自殺してしまいました。
負債の大半がお兄ちゃんの穴だったらしく
責任を感じたんでしょう ・・・
元々 住む世界が違った俺達が 間違って知り合ってしまった。
ただ それだけのこと。
浮気をするような女のケツを追いかけているよりは
養護施設の子供達とサッカーをして
ボールを追いかけているほうが よっぽどいい。
言わないでおくべきか ・・・
この世には踏み込んでもいい世界と
決して踏み込むべきではない世界がある
『拓也 会社員 32歳』 旦那の告白
俺は今、注射器を持っている。
この洋式のトイレから発見した ・・・
高校を卒業してすぐに今の会社に入った。
水道関連の業務をしています。
「水道局の方から来ました ・・・」 の ような
決して怪しい仕事ではなく れっきとした業者です。
マンションやビルのメンテナンス業もしていて
その関連で今いる このマンションに来ました。
その昔、警察官を目指していた俺の血が騒いでいる。
洋式の便器が詰まって使えないと ・・・
ここのオッサンを見ると 一目で一般ピープルでないことは分かる。
少々、呂律もまわっておらず 目がどこかうつろ ・・・
誰でも出来るラバーカップで何度も試したが埒が明かず
床に刺したボルトをはずし 便器ごと取り外した。
すると 床に開いた丸い穴に紙類と一緒に
横たわっていたのがコイツ 注射器だった。
栄養剤だの なんだのと 嘘をつくだろうが
ここはビシっと直接 オッチャン 薬なんかしたらあかんで! と
言うべきか ・・・
言わないで帰るか ・・・
黙って帰って警察に報告するか ・・・
でもこれは 俺だとバレてしまう可能性がある ・・・
俺は我慢出来なかった ・・・
「オッチャン! ・・・」 と そのオッサンの居るリビングへ
足を踏み入れた瞬間、また別の犯罪の匂いがぷ~んとした。
オッサンがテレビを観ているリビングの
トイレからは見えなかった見返しの壁に女性のパネルが ・・・
10人ほどの女性の写真だった。
そして ・・・
ハっ!! と 驚いた ・・・ 俺の妻がそこにいた。
「オッチャン この写真は何ですか?」
聞かずにはいられない ・・・
「俺が仲介した女の子の写真や
別に必要ないけど 記念に飾ってるだけや」
「仲介とは?」
「風俗関係に斡旋してるってことや」
「この端っこの女性もですか?」 妻を指差した。
「その人は客一人もとらんうちに辞めたわ
デリヘルに紹介したんやけど 俺の兄貴分が目をつけて
持って行ったわ。 べっぴんさんやからな」
「オッチャンが見つけた女性なんですか?」
「そんな美人の知り合いはおらん。
昔、デリヘル嬢をやってた主婦からの紹介やったわ
なんや 興味でもあんのか?お兄ちゃん」
「いえ ・・・ こんな綺麗な人でも風俗に来るんだなと思って」
「綺麗やから すぐ上のもんに目をつけられたんや
この辺で一番大きい〇〇組の若頭の女になったわ
もう手の届かん所に行きよった」
ヤクザの女に? ・・・
「その人がオッチャンの兄貴分って人ですか?」
「そうや 怖い人やで ・・・ その筋では超有名人や
その女性は人妻らしいけどな まあ風俗に来るのは金やし
金に困ってたんやろう」
妻がお金に困ってるなんて ありえない ・・・
うちには借金もないし 子供もまだいない。
仮に ・・・ 妻に借金があったとしても
妻の実家は不動産をしている大金持ちだ ・・・
必ず他に理由がある。
こんなことになるなら どこかパートにでも行かせてれば良かった。
「オッチャン トイレから注射器出てきたわ 薬はアカンよ」
「ああ~ それ栄養剤の注射器や すまんすまん」
妻 彩子(28歳) とは 俺の友達が結婚したお相手の
友達だった。俺の友達からの紹介で知り合って2年前に結婚。
そろそろ子供を作ろうかと最近、相談をしていた矢先の出来事。
ヤクザでなくても 男なら誰でも2度見するほどの美人。
もちろん俺もそこに惚れました。
背は普通ですが ボンキュッボン なんです。
オッチャンの話しが本当ならば
全財産をはたいてでも そのヤクザから妻を取り返したい。
俺は生まれも育ちも ほぼ妻と同じ地域ですが出自が全く違う。
妻は実家の父と妻の兄が経営する不動産屋。
俺は児童養護施設出身。
俺の親父もヤクザでした。
親父がイケナイ薬をしていたらしく 母親も巻き込まれたのか
二人して 子供を育てられる状態になく
俺が2歳の時に施設に入れられたらしい
俺は養護施設で成長させて頂き立派な大人になったけど
両親はいまだに施設や病院を出たり入ったり ・・・
1度だけ 母が病院にいる時に面会に行きましたが
お前 誰や? みたいな顔をされて 逃げて帰ってきました。
悲しいけど もう 一生あのままでしょう ・・・
そんなこともあり
警察官を目指していた時期があったんです。
結婚してすぐに 妻がパートに行きたいと言いました。
俺は ・・・ 情けない 今思えば ・・・
あの美貌ですから 外に出すのが怖かった ・・・
行ったらあかん と 言いました ・・・
妻はそんなカゴの鳥状態から 抜けたかったのでしょうか
風俗なんて 寝耳に水 ましてや ヤクザの女なんて ・・・
でも 妻の浮気は前にもあったんです。
俺の会社には「緊急当番」 と いうものがありました。
水が出ない。トイレが詰まった。配水管が詰まった。
水が天井から漏れてくる 等々 ・・・
20人ほどの社員で回り持ちをするんです。
だいたい 1週間に1度のペース
当番の日は会社にある仮眠室で待機。
電話が1本もかからない日もあります。
そんな日はラッキーなんです。
テレビを観ているだけで当番手当てがつくんで ・・・
しかし ・・・
結婚して半年が過ぎたころ
当番になり 夜、社員がみんな帰ったあと
仮眠室に移動し、いつものようにテレビを観ていました。
するとすぐに先輩が入って来て
「まだ間に合うか?」 と
「何ですか?先輩」
「代わって欲しいねん ・・・ 今度の金曜日の当番と。
今晩は俺が泊まるし ええかな?」
「ああ いいですよ じゃあお願いします~」 と 言って
俺は 急いで妻のいる自宅へ帰りました。
結婚して半年ですから
もう 毎晩のようにハッスルしてた頃ですよ
家に着くと 玄関の門扉の前に見たこともない車が
横着にとめてあったんです。
俺の家は ・・・ というと 厚かましい。
うちの家は妻のお父さんが売り物件をあてがってくれたんです。
30歳そこそこのサラリーマンが持てるような家ではありません。
とても大きい。部屋も余りまくっています。
なので ・・・ 来客用の駐車スペースもあるのですが ・・・
と いうことは すぐ帰るような客が来ているのか と思い
普段どおりに家へ入りました。
大きい玄関を入るとすぐ右手がキッチン。
左手に応接室と正面に座敷
キッチンを覗くと 何か食べたあと ・・・ 二人分の食器がありました
でも 片付けもせず そのままです ・・・。
キッチンの角を右に曲がると 2階へ行く階段
左手に納戸 そして正面に和室があります。
その和室に人がいるような声らしき ・・・
人の熱と言いましょうか 何やら気配も感じます。
近づきました ・・・
サンが碁盤の目の障子ですがところどころ破けていて
穴が開いているので ・・・あっ やっぱり 妻がいます。
テレビでも観ているのでしょうか ・・・
あれっ ・・・
和室に入ると すぐ大きめの座卓があるのですが
その角に手を突いて ・・・ 中途半端な姿勢です ・・・
ちょっと 様子がおかしい ・・・
正面から近づくと 影が映ってバレてしまうので
キッチンからすり抜けて 和室の一番端へ行き
穴の開いたところから覗いて見ると ・・・
妻は下半身が裸で
全裸の見知らぬ男に
後ろからチ〇ポをほうり込まれています ・・・
大きい家ですから
多少、声を出しても外に漏れたりはしません。
俺達の夫婦の営みがそうですから ・・・
ブラジャーも取れているようです
男が後ろから服をまくると妻の大きいおっぱいが
ボロンと出てきました ・・・
その大きいおっぱいを揺らしながら 喘いでいます ・・・
もしかして 俺が当番の日はいつもこんなことを
しているのか ・・・
暇な日は家に電話を掛けることもありますが
妻は必ず出ます。コードレスの電話機がキッチンにありますが ・・・
あれ? ありません ・・・
和室に持って入ってるのか ・・・
それは 俺も騙されるはずや ・・・
今、2階に上がって あの電話機に掛ければ
妻はどんな反応をするのでしょうか ・・・
こっちは裏切られた側です。
ちょっとくらいイタズラしてもいいでしょう
俺は2階の寝室に行き
電話を掛けました。いつもより遅かったけど
妻は電話にでました。
「もしもし ・・・」
「ああ~ 彩子? 何してんの?」
「今 洗い物してたとこ」
「嘘やん バックからチ〇ポほうり込まれてたやんけ」
「ええっ ・・・」
「男追い出して 2階の寝室に上がって来いや
そこで 話し聞くわ」
ちょっと驚かせてやりました。
バタバタと慌しい音が下から聞こえてきます。
そして 妻が階段を駆け上がってきて
「ごめんなさい ・・・」
「誰なん?」
「元彼 ・・・」
「あいつが元彼か ・・・ ずっと続いてんの?」
「ううん ・・・ 今日たまたまお昼に会って ・・・」
「そんな たまたまが あるんか?」
「ホント ・・・」
「それで?」
「夜、一人になるって分かってたし ・・・
食事に来てもらったの」
「誘ったんやな?」
「そう ・・・」
「おとなしい女やと思ってたけど 俺の勘違いか ・・・」
「ごめんなさい」
「浮気相手は体は満たしてくれるけど
心を満たしてくれるのは 俺や家族やで
もう少し 大人な感覚で生きていかんと ・・・」
「ごめんなさい もうしません ・・・」
何回あったのか 何人とあったのか
それは聞いても答えないだろうし 諦めました。
俺もあの美人を簡単に捨てれるとは思えませんので ・・・
しかし ・・・
今度の相手は本物のヤクザです。
いったい どうして解決すればいいのか ・・・
そもそも 彩子には
俺とこれからも一緒に暮らしていく決意があるのか ・・・
子供はどうするのか ・・・
やっぱりここは 率直にストレートに聞くべきかな ・・・
どんなカマをかけてもいい ある程度の証拠となる
証言はあのオッチャンから取れているのは事実。
その日の夜でした。
「彩子 話しがある ・・・」
「なに?」
「元彼との浮気が終ったら
今度はヤクザの若頭と付き合ってるらしいな」
「誰に聞いたの?」
「一緒に居るところを見た人がたくさんいる」←カマかけ
「そう ・・・」
「詳しく聞かせてくれや」
「3ヶ月ほど前 ・・・ お父さんから電話があって ・・・
負債を抱えて火の車だと ・・・」
「ええ あんなに儲けているのに?」
「私もずっとそう思ってたけど お兄ちゃんが
家で自殺未遂を起こしたらしい ・・・」
「まじか ・・・ 初耳やな」
「1円でもいいから かき集めてくれって言われて ・・・」
「不動産の負債って 多分 ・・・ 億単位やろ
かき集めても 焼け石に水やで」
「でも お父さんの困ってるところを見ると
ほっておけなくて ・・・」
「それで 風俗に行ったのか」
「あっ それも知ってるのね ・・・」
「彩子を紹介した 元デリヘル嬢って 誰や?」
「お兄ちゃんの ・・・」
「もしかして ・・・ お姉さん?」 彩子の兄の奥さんのことです。
「会社が苦しくなってから 日銭を稼いでいたらしく ・・・」
「火の車か ・・・ この家 もらうべきでなかったな
俺も甘かったわ」
「で ・・・ そのヤクザって いうのは?」
「デリヘルに登録したその日に ・・・」
「ちょっと待って それも 俺の当番日?」
「それは お昼 ・・・」
「そか それで?」
「仕事の電話かなと思ったら ちょっと来て欲しいとこがあるって」
「誰が?」
「デリヘルの電話担当の人が ・・・」
「で ・・・ 喫茶店に行ったら ヤクザみたいな男の人がいて」
「うん それで?」
「風俗やめて 愛人になったら 月々の手当をやるからと ・・・」
「やっぱり 美人やし 狙われたってことか ・・・」
「愛人って いわゆる 体目的の関係やろ?」
「うん ・・・」
「それで この3ヶ月の間に どれくらい そういうのがあったんや?」
「拓ちゃんが休みの日 以外は毎日 ・・・」
「毎日??」
「負債どころか お前のおま〇こが火の車やな」
「ププッ ・・・」
「いやいや 笑うとこちゃうし ・・・」
「なんぼ貰ってるんや?」
「30万」
「それで お父さんに その30万 毎月渡してたんか?」
「ううん 5万くらい ・・・」
「残りは?」
「私のお小遣いに ・・・」
「それって ほぼほぼ 自分のためやんけ?」
「うん ・・・」
「子供とか作らないで良かったわ。
悪いけど もう離婚しかないわ」
同じ街に住んでいますので 妻はたまに見かけます。
以前より派手な服装で外車に乗って ・・・
小さい頃から派手な生活をしていた人は
なかなか庶民レベルまで生活レベルを落とせないんでしょう
妻もそのひとりです。
お父さんの話しは本当でした。
会社は破産宣告をしましたが お兄ちゃんは自殺してしまいました。
負債の大半がお兄ちゃんの穴だったらしく
責任を感じたんでしょう ・・・
元々 住む世界が違った俺達が 間違って知り合ってしまった。
ただ それだけのこと。
浮気をするような女のケツを追いかけているよりは
養護施設の子供達とサッカーをして
ボールを追いかけているほうが よっぽどいい。
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